HOME> ニュース> 第48回AMショーが開催――新流通システム、3D立体視が注目を集める
第48回AMショーが開催――新流通システム、3D立体視が注目を集める
ゲーム●セガ、バンダイナムコゲームス、タイトーブースを中心に紹介
日本アミューズメントマシン工業協会(JAMMA)と全日本遊園施設協会(JAPEA)が主催するイベント“第48回アミューズメントマシンショー”が、2010年9月9日〜9月11日(9、10日はビジネスデー)まで開催。セガ、バンダイナムコゲームス、タイトーといった大手メーカーを中心に、最新のアーケードゲームが出展された。
■最大規模のセガブース
全メーカー中、もっとも広いブーススペースを誇ったセガの目玉タイトルは、新作カードゲーム『戦国大戦』。業界関係者向けの同社プライベートショウではすでにお披露目されているが、一般向けの場で出展されるのはロケテストを除けば今回が初となる。プレイできたのは、“織田伝”、“武田伝”、“上杉伝”という3つのストーリーからなるひとり用の“群雄伝”。操作方法やシステムについては、前述したプライベートショウの記事に詳しいのでそちらも合わせて参照してほしい。また、セガブースでは出展タイトルのステージが定期的に実施されており、『戦国大戦』のステージではプロデューサーの西山泰弘氏が登場。東軍と西軍に分かれて戦う“大戦国モード”について「いちばん作りたかったモード。対戦の文化をさらに進化させてものになっています」とアピールしたほか、人気音楽グループ“EXILE”とのコラボも発表に。EXILEのメンバーをモチーフにしたキャラを描くマンガ『エグザムライ 戦国』の武将カードが登場するのだ。
<『戦国大戦』画像>
そのほか、2年ぶりとなるドライブゲームのシリーズ最新作『頭文字D ARCADE STAGE 6 AA』、稼動以来初の大規模アップデートでタイトルも変更となる『シャイニング・フォース クロスレイド』、新機体や新マップが追加される『ボーダーブレイク エアバースト Ver.2.0』も出展され注目を集めていた。
<『頭文字D ARCADE STAGE 6 AA』画像>
<『シャイニング・フォース クロスレイド』画像>
<『ボーダーブレイク エアバースト Ver.2.0』画像>
<『WORLD CLUB Champion Football Intercontinental Clubs 2009-2010』画像>
▲『WCCF』最新作には、日本代表選手も参戦。そのひとりであるラモス瑠偉からコメントが。 |
<『初音ミク Project DIVA Arcade』画像>
■バンダイナムコゲームスに3D立体視のガンシュー
バンダイナムコゲームスブースは、間もなく稼動の『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』を大々的に出展。2人1組のタッグで戦う対戦台が4セット用意された。ゲームの内容についてはほぼ製品版と同じで、使用機体もオープン。ちなみに、すべての筺体がタッグバトルとなっているが、もちろんひとりでもプレイすることができる。『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』に次いで目だっていたのが、ガンシューティングゲーム『デッドストームパイレーツ 3D』。タイトルにもあるとおり本作は3D立体視に対応しており、専用メガネをかけ、巨大スクリーンで飛び出す射撃を楽しむことができるのだ。
▲『デッドストームパイレーツ 3D』は参考出展となっている。 |
■3D技術はほかにも……こちらは裸眼3D
3D立体視関連の出展は加賀アミューズメントのブースでも見ることができた。こちらはメガネを必要としない、いわゆる裸眼3Dというやつ。タイトルの出展ではなく、同社が開発するアミューズメント用ゲーム基板“SYSTEM BOARD Y3”に搭載される機能の一例として紹介されていた。これのすぐれたところは、独自に開発された画像処理用ASIC“Y3”により、ほとんどのメガネなし3Dディスプレイへ対応が可能な点。会場で使用されていたディスプレイも専用のものではなく、既存のディスプレイとなっていた。なお、さきにも述べたが裸眼3DはSYSTEM BOARD Y3が有する機能のひとつ。なので、通常の2D描画との切り替えも可能だ。すでにゲームメーカーからの問い合わせも来ているそうで、そう遠くない未来にアミューズメント施設で裸眼3Dゲームが楽しめるかもしれない。
■タイトーが革新的なアーケードの流通システムを発表
タイトーは今回のAMショーで、革新的なアーケードゲームの流通システム“NESiCAxLive(ネシカ クロス ライブ)”を発表。詳細については別記事でお届けしているので、そちらを参照してほしい。また、NESiCAxLive対応第1弾タイトルとしてアークシステムワークスの新作格闘ゲーム『BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT II』がお披露目に。2010年12月稼動予定で、新キャラクターとして“ミュー・トゥエルブ”、“マコト=ナナヤ”、“ヴァルケンハイン=R=ヘルシング”、“プラチナ=ザ=トリニティ”の4キャラクターが参戦するほか、従来のキャラクターにも大幅なバランス調整を実施。さらに、タイトーが開発した、入力と画面表示のラグをほぼゼロにする技術“高速I/Oインターフェース”を採用しており、より快適な操作を実現しているという。『BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT II』のプレゼンを行ったプロデューサーの森利道氏は高速I/Oインターフェースについて「僕でも入力が早いと感じるレベル」と語り、やり込んだ一般ユーザーならかなりの差を感じるだろうと話していた。
ブース内には『BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT II』のプレイアブル筺体と、NESiCAxLiveを利用した筺体のデモも展示。デモでは、NESiCAxLiveで筺体内にあるゲームを選択する様子を確認することができた。イメージとしては、複数のタイトルの中からひとつを選んで遊べたネオジオ筺体に近い。ただし、収録されているゲームの数は大きく異なる。スタッフに聞いたところ、ハードディスクドライブの容量にもよるが100本以上のタイトルをひとつの筺体へ収録することが可能だという。NESiCAxLiveでの配信については2011年3月までに、対応タイトルを9作、既発タイトルを10作、クラシックタイトルを12作予定。クラシックは『スペースインベーダー』などに当たるが、1本ずつではなく複数の作品をパッケージ化して1タイトルとして配信するイメージとのことだ。
ロケテストでの盛況ぶりが話題を呼んだ『ダライアスバースト アナザークロニクル』は、AMショーでも大好評。ビジネスデーにも関わらず行列は240分待ちを記録し、会場全体でも屈指の人気ぶりとなっていた。
(C) SEGA(C) SEGA (C)2009 JFA
(C)しげの秀一/講談社 (C)SEGA
All manufacturers,cars,names,brands associated imagery
featured in this game are trademarks and/or copyrighted
(C) Panini S.p.A. All Rights Reserved The game is made by Sega in association with Panini.
(C) SEGA
(C) Crypton Future Media,Inc.
VOCALOIDはヤマハ株式会社の登録商標です。
『初音ミク』は歌うソフトウェアです。
(C) ARC SYSTEM WORKS
ソーシャルブックマーク |
評価の高いゲームソフト(みんなのクロスレビュー) |
※ ブログ・レビューの投稿はこちら!(ブログの使い方) |
この記事の関連URL
この記事の個別URL
その他のニュース
【ゲームソフト販売本数ランキング TOP30】集計期間:2024年04月08日〜2024年04月14日
新作『泡沫のユークロニア』が首位を獲得
ギャグ漫画『ELDEN RING 黄金樹への道』第42話公開。ラダーンとの激闘がついに決着を迎える!
アクションRPG『エルデンリング』をもとにしたギャグ漫画作品『ELDEN RING 黄金樹への道』が、“COMIC Hu(コミックヒュー)”にて2024年4月19日に更新され、新たに第42話が公開となった。
『スイカゲーム』スイカのクッションとぬいぐるみポーチ、ゲーム画面みたいなフロートポーチが登場。公式アイテム付きブック3種が4月24日に発売
宝島社は、『スイカゲーム』の公式アイテム付きブック3種を2024年4月24日(水)に発売する。
スシローで『【推しの子】』コラボが4月24日より開催。B小町の3人が公式アンバサダーに就任。限定シール付き監修スイーツや寿司が登場
テレビアニメ『【推しの子】』と回転寿司チェーン店・スシローのコラボキャンペーンが2024年4月24日より開催。作中に登場するアイドルグループ・B小町のメンバーが公式アンバサダーに就任。
MMORPG『HIT : The World』本日(4/17)正式サービス開始。1000万円山分けイベントや最強ボス最速討伐イベントなど、3つの記念企画を同時開催
ネクソンは、スマートフォン、PC(Windows)向けMMORPG『HIT : The World』をサービス開始した。
『龍が如く』真島吾朗のスタチューフィギュアが本日(4/17)より予約開始。おなじみ“般若”の刺青が目を引く嶋野の狂犬
『龍が如く』シリーズより、真島吾朗のスタチューフィギュアの予約販売がスタート。価格は9460円[税込]。発売予定は2024年10月。
『ハデス2』(HADES II)テクニカルテストがまもなく開催、Steamストアページでリクエスト受付が開始
Supergiant Gamesは、ローグライク・ダンジョンアドベンチャー『HADES』の続編となる『HADES II』(ハデス2)について、テクニカルテストの開催決定とSteamストアページでのリクエスト受付を開始した。
【無料】『アサシン クリード ミラージュ』本編を2時間プレイできる体験版を配信。プレイデータはそのまま製品版へ引き継ぎ可能。5月1日午前1時まで
UBISOFTは、『アサシン クリード ミラージュ』の本編を2時間無料でプレイできる体験版の配信を開始した。配信期間は2024年5月1日午前1時(日本時間)までとなっている。
『スプラトゥーン3』更新データVer.7.2.0が明日(4/18)配信。テイオウイカへのスーパージャンプが修正。ボールドマーカーやプライムシューターなどの強化も
2024年4月18日(木)10時より、『スプラトゥーン3』(スプラ3)にて更新データVer.7.2.0が配信。対戦のバランス変更を中心にした調整が実施される。
映画『ルックバック』本予告・メインビジュアルを公開。6月28日に公開予定、『チェンソーマン』藤本タツキ氏による青春物語
2024年6月28日に全国劇場予定の映画『ルックバック』の本予告映像とメインビジュアルが公開された。『ジャンプ+』にて配信されて初日で閲覧数250万以上を記録した藤本タツキ氏の青春漫画。