|
|
|
▲大川氏(左から2番目)をはじめ、ドリームコールの主要メンバーが勢揃い
|
セガ・エンタープライゼスは、同社のグループ会社イサオ、最先端のインターネット電話技術を持つアメリカのイノメディアと共同で、新会社ドリームコール(仮称)を設立すると発表。この新会社では、ドリームキャストを使ったインターネット電話サービス『ドリームコール(仮称)』を提供していく。
▼インターネット電話って?
インターネット電話とは、プロバイダーを介してパソコン同士を接続し、電話と同じように音声がやりとりできるもの。多少音質は落ちるものの、普通に電話を利用するのに比べて安価なのが特徴だ。このインターネットを使ったリーズナブルな電話サービスをドリームキャストで利用できるようにするのが、新サービスの『ドリームコール』というわけ。
もちろん、ただインターネット電話が利用できるわけではなく、この方面の技術に長けているイノメディアの協力を得ることで、より高音質な通話ができるようになった。また、ドリームキャストはもちろん、パソコンや携帯電話など、相手を問わずに電話できることも実現している。
▼利用するには?
このサービスを利用するにあたっては、ドリームキャスト本体と『ドリームコール』専用ディスク、マイクデバイス(または今後発売されるドリームアイのマイクロフォン)を使用。そして、電話を掛けたい相手の電話番号かメールアドレスを入力することで利用可能だ。
▼会話とゲームが楽しめる
|
|
▲プレイするひとの視界は狭いので周囲の状況は不明
|
▲ナビゲーターの的確なアドバイスがゲームに影響
|
『ドリームコール』には、ゲームと電話によるコミュニケーションが融合したソフト『ドリームドロボー』がついてくる。これはふたりでプレイするもので、ひとりがナビゲーターとなり、もうひとりがそのナビゲートを受けつつダンジョンから脱出するというゲームだ。
ダンジョン内には財宝あり、襲ってくるお邪魔キャラありと、いろいろな仕掛けがいっぱい。まさにコミュニケーションがゲームを遊ぶポイントになるってわけ。このようにリアルタイムで音声が使えることで、いままでにないような新しいゲームなどが誕生しそうだ。
▼気になるサービス開始は?
『ドリームコール』のサービス開始は2000年8月を予定。まずはISAO.NETの会員を中心に専用ディスクを配布し、順次配布対象を増やしていく。そして、10月に配布が予定されている『ドリームパスポート4(仮称)』にも『ドリームコール』を収録するとしている。また、パソコンについても専用ソフトの配布やダウンロードを検討中。ほかのプロバイダーを利用していてもISAO.NETに会員登録すれば、ドリームキャスト同様のサービスが受けられるという。
ドリームキャスト同士だけでなく、普及しつつあるパソコンをも視野に入れたドリームコールの戦略。新しいコミュニケーション手段として注目を浴びそうだ。 |
|
|
|
|