『コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア』闘会議大会@闘会議2015が開催

公開日時:2015-02-02 00:00:00

 2015年1月31日~2月1日、千葉・幕張メッセにて開催された、ゲーム実況とゲーム大会の祭典“闘会議2015”。2日目のゲーム大会ステージでは“コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア 闘会議大会@闘会議2015”が行われた。その模様をリポートしよう。

※関連記事:『コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア』闘会議大会Web予選リポート

■予選を勝ち抜いた8チームが激突!!

 ステージには、MCとして茸さん、アシスタントにみゃこさん、解説として猫マグロさん、ゲーム実況者集団“M.S.S Project”からFB777さん、eoheohさん、そしてスクウェア・エニックスから塩見卓也ローカライズプロデューサーが登場した。下写真は右からみゃこさん、ehoehoさん、FB777さん、猫マグロさん、塩見ローカライズプロデューサー、茸さん。

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 今回の『コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア』闘会議大会で採用されたのは“Uplink”モード。このモードは、サテライトドローン(ボールのようなもの。以下、ボールと表記します)と呼ばれるボールをゴールに入れれば得点が入る、バスケットボールのようなスポーツ色が強いモード。使用マップはBioLabで、比較的狭く、爆発するオブジェクトが設置されているので、オブジェクト破壊で敵を妨害することも可能だ。移動はほぼ室内となるので、アサルトライフルよりも小回りが利くサブマシンガンが好まれる傾向にある。

 また、各チームのプレイヤーが本作からの新システム“Exoスケルトン”をどのようにカスタマイズしていくかも注目すべき点だろう。

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■大会ルール

・使用ハード:プレイステーション4

・ゲーム設定:

モードはUplink、時間制限10分、ポイント制限20ポイント、サテライト数1、キャリアアーマーはノーマル、獲得ポイントは運び入れが2ポイント、投げ入れは1ポイント、タイムリセットは15秒

使用マップ:BioLab

■闘会議大会トーナメント第1回戦

Sonnar Gaming vs びっぷつかさ(最弱)

 Sonnar Gamingには、“Halo 4 Japan Championship”のチャンピオンにして、いま国内『Halo』最強のプレイヤーと目されるVEXATION選手など想像たる顔ぶれが所属。まさか『コール オブ デューティ』の大会にも進出してくるとは!

 前半戦、そんなSonnar Gamingには2名の迎撃部隊が前線ラインを上げ、Sonnar Gamingが4点を先制する出だしとなった。Sonnar Gamingのメンバーは、ルート進行方向にボールを投げ落とし、確実に敵を迎撃するなど、確実なエイム能力が成せる戦術を披露。びっぷつかさ(最弱)も、ボールを奪われる前に、場外へボールを投げて体勢を立て直すが、前半は8−0でSonnar Gamingが優勢となった。

 後半戦は、びっぷつかさ(最弱)がマップオブジェクトのコンテナに潰されてしまう痛い場面もあり、なかなか追い付けない状況。Sonnar Gamingは、10点目を入れたりから守備重視のプレイに変更する試合巧者ぶりも見せた。結果、16−2でSonnar Gamingが勝利し、準決勝進出を決めた。Sonnar Gamingは役割がしっかりしていて連携もバッチリ。終止おちついたプレイが印象だった。びっぷつかさ(最弱)も最後まで善戦し、大会に爪痕を残したのでは?

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▲Sonnar Gamingチーム(左)とびっぷつかさ(最弱)(右)

nekopunch vs 冷えているか

 前半戦、ボールの支持率は五分五分で激しい攻防の戦いが展開。マップ中央付近でボールの奪い合いとなったが、nekopunch側がすかさずか回収し先制する。その後も点を取っては取られの展開が続くシーソーゲームに。試合ではnekopunchチームがボールをバウンドさせて時間を稼ぎ、その合間に迎撃するという頭脳プレイも見せてくれた。冷えているかチームは、ボールをゴールに投げるも外してしまうミスをしてしまい、前半は4−2のnekopunchチームのリードで終了。

 後半は、nekopunchチームの勢いが増し次々と得点。最終的には、19−2でnekopunchチームの圧勝となった。

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▲nekopunchチーム(左)と 冷えているかチーム(右)。ちなみに、nekopunchチームは、『コール オブ デューティー』シリーズで活動している有名クラン“ZyAG”のメンバーで構成されているとのこと。

JVL vs 即席IYOUTV

 前半戦は、両チームともボールを回収に行かず、侵入ルートをしっかり確保し、慎重な立ち回りをしていた印象。4−4の接戦になると、即席IYOUTVチームは、ゴールを守るメンバーを配置。しかし、JLVチームは、その守備要員をかいくぐり、前半戦は11−4とJLVチームのリードで終了。

 後半も、即席IYOUTVはゴールの下にレーザーターレットを設置し、守りを固めてはいたが、JLVチームの攻撃を食い止めることはできず、役割分担がきっちり固定されてたJLVチームが18−9で準決勝進出を勝ち取った。

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▲JVLチーム(左)と 即席IYOUTVチーム(右)。

ザ・寄せ集め vs 漢方屋

 前半戦は、ボールの奪い合いが激しいアツい試合展開に。ザ・寄せ集めチームがゴールする直前に、漢方屋チームが間一髪阻止する見せ場もあった。ボールの支配率も五分五分でなかなか点が動かない固い試合。後半はザ・寄せ集めチームが4−2とリードするも、漢方屋チームも1点を返し4−3と追い上げる。ここで、ザ・寄せ集めチームは、完全に防御重視の作戦をとるが、終了10秒前に漢方屋チームが得点をあげ、4−5の逆転勝利! 劇的な幕切れに会場も大いに盛り上がっていた。

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▲ザ・寄せ集めチーム(左)と漢方屋チーム(右)

■準決勝

Sonnar Gaming vs nekopunch

 前半戦では、お互いボールには群がらず警戒。nekopunchチームがやや攻撃的でSonnar Gamingチームは慎重な立ち回りをしていた印象だ。

 Sonnar Gamingチームは、ボールを持つプレイヤーに3人の護衛を付けて、確実にゴールまで護衛するスタイル。一方、nekopunchチームは、攻めと守りの切り替えが上手く、Sonnar Gamingチームを翻弄するような立ち回りをしていた。

 後半戦は乱戦が続く中、Sonnar Gamingチームは一度崩されると立て直しが難しそうで、nekopunchチームはその隙を逃がさず得点。結果、4-11でnekopunchチームが勝利した。

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JVL vs 漢方屋

 前半戦、早々に漢方屋チームが先制するが、すぐにJLVチームに取り返される接戦が展開。JLVチームは最低でもふたりでゴールに向かう作戦。前半終了間際、漢方屋が1点を返し、JLVチームが2点をリードして後半戦へ。

 後半も両者ともに好戦的な戦いとなったが、結果的に最後も12ー10の2点差でJLVが勝利し、決勝進出を決めた。

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■決勝

JVL vs nekopunch

JLVリーダー「ここまで来たら勝ちたい。仲よく試合したいです」

nekopunchリーダー「優勝して帰りたいです!」

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 そんな両チームの意気込みが語られた決勝戦は、試合開始早々、両チームともにボールを奪いに行く。nekopunchチームが、遠距離からのバウンドでゴールするスーパープレイで会場を沸かせるひと幕もあった前半は、5−2でnekopunchチームが優勢。後半戦は、JLVチームがゴール手前でバルカンに焼かれてしまうシーンもあったが、2点を返し接戦に。しかし、nekopunchチームはここから底力を見せ、ジワジワと点数差を広げ、最終的には13−6で勝利! 見ごと闘会議大会の優勝を果たした。

 nekopunchチームは攻守ともに抜きん出た実力を見せ、死角がないチームといった印象。遠距離からボールをゴールに入れる技術も正確で、個々の実力も相当なものだった。

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▲nekopunchチームには、優勝として塩見氏からトロフィーとオリジナルTシャツ&キーホルダー、そして週刊ファミ通編集長 林克彦から賞金20万円が贈呈された。

 最後に塩見ローカライズプロデューサーは、「がんばって世に出したゲームを、深く遊んでいただけてうれしいです」と挨拶し、大会を締めくくった。

 取材してみて、やはりオフライン大会の盛り上がりはいいな~と言うのが率直な感想。今回の大会で使用された“Uplink”は、戦術や駆け引きがいろいろとあり、とても奥が深くe-Sports向けだと改めて実感。また、闘会議ということもあってか、会場はFPSゲームの大会の割には女性の観客が多かった印象。これを気にFPSをプレイする女性がもっと増えると嬉しいところ。

 さて、闘会議大会も終わり、いよいよ2015年2月21日からは、全国大学対抗戦のブロック予選がスタート! そして3月28日には、決勝トーナメントが開催される。詳しくは【こちら】。こちらの大会も激戦必至。楽しみ!

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▲試合セッティング中は出演者同士のトークも。好きな武器の話などで盛り上がっていた。ちなみにFB777さんはアサルトライフルで中距離で戦うのが好きで、ehoehoさんはVALがお好みのようです。

(取材・文:やぐっち工藤)



※コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア 闘会議大会@闘会議2015タイムシフト

※『コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア』公式サイト

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コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア - ファミ通エクストリームエッジ

タイトル:コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア
対応機種:プレイステーション4、プレイステーション3、Xbox One、Xbox 360、PC
発売日:11月13日(吹き替え版は2014年)
価格:7800円+税
ジャンル:FPS
(C)2014 Activision Publishing, Inc. ACTIVISION, CALL OF DUTY, and CALL OF DUTY ADVANCED WARFARE are trademarks of Activision Publishing, Inc.