【PR】『レッドクリフ PartI』公開記念!ジョン・ウー監督×シブサワ・コウ氏特別対談
絶賛公開中の映画『レッドクリフ PartI』のジョン・ウー監督と、『三國志』シリーズを手がけるコーエーのシブサワ・コウ氏の特別対談が実現!! お互いが思い描く『三国志』、名シーンや武将を熱く語ります!
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『M:I-2』、『男たちの挽歌』のジョン・ウー監督が、構想18年、製作費100億円を掛けて、歴史英雄伝『三国志』を描いたスペクタクル・アクション映画(日劇1ほかにて公開中)。激戦の"赤壁の戦い"を活写する2部作の前編で、『HERO-英雄-』のトニー・レオン、『LOVERS』の金城武など、アジア各国の名優を集め、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のVFXスタッフとともに制作された。11月1日に公開されるや、初日3日間で動員約82万人、興行収入9億6000万円をあげ、2008年公開の洋画で、オープニング成績ナンバーワンを記録。後編の『PartII』は、2009年4月に公開が予定されている。 |
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STORY 西暦208年。漢帝国丞相・曹操は、中原に覇を唱えるべく、80万の軍勢を率いて進軍を開始。狙われた劉備軍は、難民を抱えながら敗走した。劉備軍の若き天才軍師・諸葛孔明(金城武)は、南方の一大勢力・呉との同盟を提言し、軍司令官の周瑜(トニー・レオン)と顔を合わせた……。 |
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ジョン・ウー(左) 1946年、中国広州生まれ。『男たちの挽歌』('86年)で香港ノワールブームを巻き起こし、その後『ハード・ターゲット』('93年)でハリウッドに進出。『フェイス/オフ』('97年)や『M:I-2』('00年)などの大ヒット作を生み出してきた、アクション映画の第一人者。 シブサワ・コウ(右) 1950年、栃木県生まれ。ゲームクリエーター。現コーエー ファウンダー取締役最高顧問。'78年に光栄(当時)を設立し、『信長の野望』、『三國志』、『決戦』など歴史を題材にしたシミュレーションゲームの一大ブランドを築き上げた。 |
●映画とゲームと三国志
シブサワ・コウ(以下、シブサワ) 映画『レッドクリフ PartI』を拝見しました。私たちは『真・三國無双』というゲームを作っているのですが、『三国志』の醍醐味は、"一騎当千"の表現にあると思っているんです。勇猛な武将が、大勢の敵を一刀でなぎ倒していく。その爽快感をゲームで表現するように心がけていますが、この映画にもまったく同じものを感じました。
ジョン・ウー(以下、ウー) ありがとうございます。古代の戦争では、一般の兵士ではなく、いきなりトップどうしが戦うというイメージを私は持っています。『三国志』のマンガの影響も受けていますから、その迫力を映画にも出したいと思っていました。しかし、中国では、映画の撮影用に馬の訓練が行われていないので、戦いのシーンの撮影はすごく苦労したんですよ。ゲームを制作する時は、想像力もオリジナリティーも自由に発揮できるのではないかと思いますが、私たちの場合は残念ながらそうはいきませんでした(笑)。
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↑趙雲(フー・ジュン)。阿斗を抱いて敵陣を疾駆。 |
シブサワ 私が『レッドクリフ』でいちばん興奮したのは、長坂(ちょうはん)の戦いで、趙雲が劉備の子供の阿斗を助けるために、敵軍をたったひとりで突破するシーンです。ゲームでも若い人にすごく人気のあるエピソードなのですが、映画でもすばらしいダイナミズムをもって描かれていました。そのシーンを見て、おこがましいかもしれませんが、私の持っている『三国志』のイメージとジョン・ウー監督のイメージはきっと近いものがあるんだなと感じました。
ウー そうですね。『ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌』('92年)で、主演のチョウ・ユンファが子供を抱えて逃げるシーンがありますが、それは趙雲をイメージして撮ったのです。シブサワさんと私は違う文化に育ったかもしれませんが、ヒューマニズムに関しては、感じるところが同じでも不思議はありません。趙雲の忠義に厚いところに心を動かされるのは、もしかしたら世界共通のものではないかと思います。趙雲は劉備の子供を救うために、自分を犠牲にする覚悟で敵に挑みます。私はそういう心を重点的に描きたいと思っているのです。あのシーンを撮るまえに、黒澤明監督の『七人の侍』('54年)を見直しました。アクションシーンといっても、やはり精神性が感じられないといけないと思うんですね。農民のために侍が戦うところにヒューマニズムを感じるんです。
シブサワ 私も『七人の侍』は十数回観ているぐらい大好きな映画です。とくに、雨での村の中の戦いが好きなんです。
ウー ガンアクションを撮るときも、あのシーンを参考にします。これからはシブサワさんにいただいたゲームも参考にさせていただこうと思います(笑)。
シブサワ ありがとうございます(笑)。私たちの会社は、日本に本社があって1200人の社員が歴史ものを中心に作っているんですが、中国の天津と北京にも会社があって、200人のプログラマーやクリエイターの人に開発をしてもらっています。じつは日本と中国の合同チームで作っているので、ゲームの何割かは中国のスタッフの手によるものです。
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↑八卦の陣 |
ウー 日中合作ということですね。そういう交流はすばらしいと思っています。国境を越えたプロジェクトは、お互いが刺激しあってすごくおもしろいものができると思います。私は『三国志』の英雄たちも好きですけど、じつは宮本武蔵がすごく好きなんです。孫子兵法に通じるものがあると思います。シブサワさんには、ぜひゲームにして世界に発信していただきたいと思います。
シブサワ わかりました(笑)。私がゲームを作るときに参考にするのは小説で、司馬遼太郎の作品をよく読みます。表現的には、映画ももちろん参考にしています。とくに最近はコンピューターグラフィックスを使った映画が増えていますから、ゲームの参考になるものが多いですね。
●『三国志』との出会い
シブサワ 『三国志』との出会いは、小学校のときに読んだ少年少女向けの文庫だったと思います。それからNHKの人形劇を見て、横山光輝さんのマンガを読んで、それから吉川英治さんの小説を読みました。
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↑劉備(ユウ・ヨン)。のちに蜀を建国する。 |
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↑関羽(バーサンジャブ)。武勇の誉れ高く、信義に厚い劉備軍の名将。 |
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↑張飛(ザン・ジンシェン)。万夫不当の豪傑で、劉備、関羽の義兄弟。 |
ウー 私は子供のころに『三国志演義』の絵本で『三国志』と出会いました。それ以来、劉備、関羽、張飛、趙雲たちは私のヒーローです。あまりにもキャラクターが好きで、ガラスに自分で描いた絵に懐中電灯で光を当てて、ひとりで劇をしていたほどです(笑)。中学生になってから小説を読んで、ますます熱中していきました。
シブサワ 私が魅力を感じたのは、何百人という英雄英傑が、個性を発揮しながら、忠や義、もしくは野望、それぞれの思いを遂げていくところですね。生をまっとうしていく様が描かれていますので、自分の人生や考えかたを重ね合わせることもありましたし、まったく違う考え方が参考になったこともありました。若いときには趙雲に憧れましたね。登場のしかたから、忠義に生きる生き様まで、かっこいいのひと言ですから。つぎは孔明の知略の巧みさに憧れて、いまは私も年をとってきたので、60歳を過ぎてから劉備に仕えて活躍した黄忠もいいなと思っています。少しずつ好きなキャラクターも変わってきましたね。私ももう40年以上『三国志』と付き合ってますから(笑)。
ウー 私も若いころからいろんな登場人物に憧れてきましたが、今は周瑜ですね。『三国志演義』の中の周瑜は、非常に欠点の多い人物として描かれていますが、それは正当な評価ではないと思います。統率力があって、家族や友人を思う気持ちも強く、音楽への造詣も深い。私も友情を大事にしたいと常々思っています。私は、"赤壁の戦い"は周瑜の戦いだと思います。皆を団結させて戦いを勝利に導くというのは、映画を監督するのと非常によく似ているんです。どんなに困難があっても妥協せずにやり遂げるところに、感銘を受けるんです。
●進化するアクション映画とゲーム
シブサワ 今回の『レッドクリフ』も周瑜が主役として描かれていますね。私が気になるのは、やっぱり後編の『partII』です。周瑜がどうやって戦い、どういうエンディングになっているのか。監督がどう結末を描くのか、とても興味深いです。
ウー 『partII』も周瑜と孔明が力を合わせて曹操に立ち向かうという基本路線は変わりません。孔明が矢を調達するエピソードや、曹操の船団を火で攻める"連環の計"など、『partI』以上に大規模な見せ場を用意しています。シブサワさんのお好きな趙雲ももちろんですが、関羽や張飛も大活躍します。
シブサワ いいですねぇ。『partI』も戦闘シーンにすごく迫力がありましたから、ゲームにも参考にしたいと思っています。アクションゲームとしての『真・三國無双』シリーズ、MMORPGの『三國志 Online』というのも運営し、いまはさまざまな種類で『三国志』をテーマにしたゲームを作っています。そういうものに、『レッドクリフ』のようなダイナミックなアクションを取り入れていって、ハラハラドキドキするものを作っていきたいです。
ウー 私の映画のアクションシーンは、まるでゲームのようだといつも言われるんですよ(笑)。こうやって刺激し合って交流できるのはすばらしいですね。
シブサワ 私は監督のスローモーションを使った二丁拳銃のアクションシーンがすごく好きなんです。ああいう派手なシーンをどんどんやってほしいです。
ウー つぎに撮ろうと思っているのは武侠映画なんですけど、そこでは二刀流を入れようと思っています(笑)。以前、アメリカのミッドウェイというゲーム会社と協力して、私の『ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌』をモチーフにした『ストラングルホールド』というゲームを出したんです。もちろんチョウ・ユンファが主演で、私も出演したんですが、撃たれて死んでしまう役でした。もし、シブサワさんとお仕事できることになったら、ぜひ最後まで生き残る役にしてください(笑)。
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↑諸葛孔明(金城武)。劉備軍の天才軍師。周瑜とともに、曹操に対峙する。
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↑周瑜(トニー・レオン)。孫権率いる呉の軍司令官。文武備えた美丈夫。 |
インタビュー:岡大
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レッドクリフ PartI |
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公開日 |
11月1日 |
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劇場 |
日劇1ほか全国公開 |
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監督 |
ジョン・ウー |
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出演 |
トニー・レオン、金城武、チャン・フォンイー、チャン・チェン、ヴィッキー・チャオ、フー・ジュン、中村獅童、リン・チーリン |
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配給 |
東宝東和/エイベックス・エンタテインメント |
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公式サイト |








