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●ゲームロフト10周年! つぎの10年はどうなる?
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▲ゲームロフトのマーケティングを統括するゴンザーグ・ド・ドゥ・ヴァロワ副社長 |
ケータイアプリに始まり、iPhone/iPod
touch、iPadなど、あらゆるモバイル端末に、精力的にゲームを供給し続けているゲームロフト。今年5月に10周年を迎えた同社は、パリに本社を構え、全世界に支社を持つグローバル企業だ。今回、そんなゲームロフトのマーケティングを統括するゴンザーグ・ド・ドゥ・ヴァロワ副社長に話を聞く機会を得た。ゲームロフトが成功した秘訣とは? そして今後ゲームロフトの進む道とは? ゲームファンのみならず、iPhoneやiPadのクリエイターも必見だ。
−−10年を振り返っていかがでしたか?
ドゥ・ヴァロワ 非常に早い10年間でした。最初は20名程度で始まったゲームロフトが、全世界で4500名のスタッフを抱えるほどになりました。急激な成長だっただけに、たいへんなことも多かったですが、「おもしろいゲームを作る」ということにおいてはすごく刺激的で楽しい10年間でした。
−−いまモバイル業界は従来のケータイからiPhoneのようなスマートフォンが急成長しています。現状をどのように分析されていますか?
ドゥ・ヴァロワ スマートフォンは性能的にゲームの内容を充実させることが可能なので、ゲーム開発者にとっては喜ばしいことだと思います。また、ゲームの内容が濃く、おもしろくなることで、ユーザーの人たちもいままで以上にゲームを純粋に楽しめる環境が整ってきたと思います。我々にとってもユーザーの人たちにとってもうれしい状況と言えるでしょう。
−−10年間でここまで成長できた理由をどのように考えられていますか?
ドゥ・ヴァロワ 10年前にモバイル端末のゲームがマーケットとして発展すると予見したミシェル・ギユモ会長の考えが正しかったことが証明されたと言えるでしょう。ゲームの開発にあたってはつねにプレイヤーの求めているものを考えてきたことが大きいと思います。最初からひとつのプラットフォームだけでなく、全世界のすべての端末に向けたものを作ってきたことも成功の大きなポイントだと思います。
−−全世界に向けたタイトルを作るというのは簡単なことではないですよね?
ドゥ・ヴァロワ 困難なことはわかっていました。ゲーム文化は国ごとに違いますから。そのために我々は世界各国に開発支社を作りました。全世界で配信することを考えたうえで、各地域の文化や嗜好性を大事にして開発してきたことがよかったんだと思います。
−−日本のモバイル市場をどのように見られていますか?
ドゥ・ヴァロワ 日本は欧米と比べるとゆっくりではありますが、スマートフォンの市場が大きくなってきていると思います。この流れは今後ますます加速するでしょう。日本へ行ったときにドコモさんやKDDIさん、ソフトバンクさんへ行きましたが、どのキャリアもスマートフォンに力を入れるという雰囲気を感じました。iPhoneやAndroidケータイでは、通常のケータイとは違った新しいゲームが生まれてきています。日本だけでなく全世界的にスマートフォンマーケットはさらに成長すると思います。
−−ゲームロフトとしても今後さらにスマートフォンに力を入れるのでしょうか?
ドゥ・ヴァロワ スマートフォンだけではありません。最初ケータイ向けゲームを開発してきましたが、その後ニンテンドーDSiウェアやPSP向けにもダウンロードコンテンツを配信してきました。すでに任天堂さんがニンテンドー3DS(仮称)を年内に発売することを明言していますし、当然将来的にはPSP2も発売されるでしょう。スマートフォンだけでなく、そういったモバイルゲーム機向けにもどんどんコンテンツを提供したいと思っています。
−−プラットフォームにはこだわらない?
ドゥ・ヴァロワ プラットフォームは関係なく、ダウンロード配信できる端末であれば、すべてのものに提供し続けようと思っています。それがこれまでの10年間のテーマでしたし、今後もそれは変わりません。
−−マルチプラットフォームとなると、インターフェースや性能が異なるケータイやスマートフォンの場合、相当の費用がかかると思いますが、そのあたりはどのようにクリアーされているのでしょう?
ドゥ・ヴァロワ それは企業秘密です(笑)。ひとつ言えることは、ケータイは全世界で1200機種以上発売されていて、それに向けて我々は対応させる努力をしてきました。ここ数年でスマートフォンや携帯ゲーム機向けにも開発していますが、1200機種から1210機種に増えた程度のこと。我々はもともとそういう体制で開発してきたので、10機種増えたところで大きな問題にはなりません。逆に喜ばしいことです。また、ダウンロードコンテンツは配信した直後にダウンロード数やユーザーのレビューがわかるので、スピード感を持ってマーケティング戦略を考えることができる。だからこそ無駄なコストを抑えることが可能なんです。
−−ゲームロフトのつぎの10年のビジョンを聞かせてください。
ドゥ・ヴァロワ ゲーム市場はパッケージ販売からダウンロード販売に移行する流れは止まらないと確信しています。ゲームロフトはダウンロード販売に特化したビジネスをしているので、ほかのゲームメーカーよりも先行していると自負しています。つぎの10年はさらに飛躍することができると思います。ただ、ほかのゲームメーカーさんもどんどんダウンロード配信に力を入れてくると思うので、より競争は厳しくなるでしょう。厳しい競争になるとは思いますが、大きな伝統のある会社さんと競い合えるという状況にあると言うことをうれしいことですね。競い合うことでゲームファンの方々により満足してもらえるゲームが提供できるはずだと信じています。
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▲10周年記念イベントで公開された映像。ゲームロフトの10年間が詰まった内容に。 |
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