プロデューサー・日野晃博氏が語る『白騎士物語』!
●『白騎士物語』の最新情報が語られる!!
プレイステーション3期待のRPG『白騎士物語』。『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』や『レイトン教授と不思議な町』などを手掛けたゲーム制作会社、レベルファイブの最新作だ。この『白騎士物語』について、本誌週刊ファミ通8月3日号(2007年7月20日発売)では、プロデューサーを務める日野晃博氏にインタビューを敢行した。このインタビューの内容を完全公開するぞ!!
レベルファイブ |
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『白騎士物語』のプロデューサー。『ダーククラウド』、『ダーククロニクル』、『ローグギャラクシー』、『レイトン教授と不思議な町』などのオリジナルタイトルはもちろん、『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』など、数々の大作ソフトも手掛けている。 |
――『白騎士物語』の情報が公開されるのも、2006年の東京ゲームショウで映像が公開されて以来となります。ずいぶん長かったですね! 『白騎士物語』を知っている人も待ち望んでいたと思いますし、今回初めて知る人もいると思います。
日野晃博(以下、日野) そうですね。ようやく沈黙を破るときがきたな、という感じです。
――期待しているユーザーの方も多いですからね。ずっと情報が出ていなかったのに、週刊ファミ通の”期待のルーキーランキング”(シリーズもしくは続編以外で、読者が購入したいと思っているタイトルを週刊ファミ通のアンケートはがきによって同一の条件のもとに集計したもの)ではずっと上位にランクインしていますから。
日野 PLAYSTATION PREMIERE 2007(2007年7月17日にソニー・コンピュータエンタテインメントが開催したイベント)では、新しいプロモーション映像も公開する予定ですが(編集部注:インタビューは2007年7月9日に実施)、今回はそのまえにいろいろお話ししたいと思います。
――よろしくお願いします! まず、具体的なことをお聞きするまえに確認しておきたいのですが、作品のコンセプトは以前から変わっていませんか?
日野 はい。ヒーローものの要素を持った、壮大なファンタジーというコンセプトはまったく変わっていません。ストーリー的には、主人公がさらわれたお姫様を追いかけていくという、単純明快なストーリーですね。王道中の王道のスタイルを、プレイステーション3というものすごいパワーを持ったハードで壮大な世界に仕上げています。
――ストーリーの進めかたですが、エリアごとに起こった出来事を解決することでさきに進めるようになると考えてよろしいですか?
日野 基本的にはそうなります。ただ、ストーリーを進めると、エリア内の行けなかった場所でクエストが発生するようになります。後半になればなるほど自由度が増して、行ける場所が増えていく感じですね。
――なるほど。戦闘のシステムについて伺いたいのですが、以前にお話を伺ったときには、○ボタンだけで操作できるように作られていると仰られていましたよね。
日野 それも変わっていません。大作感が溢れる作品を、できるだけ簡単に楽しんでもらえるように作っていますので。
――今回、実際に新しい戦闘シーンを見せていただきましたが、巨大な敵と巨大な白騎士が戦っているところに、小さいキャラクターが入り混じっているのがとても印象的ですね。いままでになかったというか、白騎士の大きさが伝わってきました。
日野 白騎士に変身して巨大な敵と戦うだけだと、大きさが表現できないんですよね。大きくなっても、対比となるものがいっしょにいないと、大きさを実感できないので。
――単純に白騎士が大きくなっただけだと、敵と同じサイズになってしまいますから、確かに大きさは実感できませんよね。
日野 ですから、大きさを表現するためにも、大きい騎士と小さい人間が入り乱れて戦うというシチュエーションが必要だったわけです。白騎士のサイズは7メートルという設定ですが、この大きさは、人間と入り混じっても同じ画面内で戦えるギリギリの大きさです。開発の初期段階では、白騎士のサイズを15メートルくらいで考えていたのですが、それだと人間が入り混じって戦っているシーンが表現できないわけです。同じ画面内に入らないで、白騎士と巨大な敵が戦っているだけになってしまいますので。そこで、いろいろ検証してみた結果、7メートルというサイズになりました。このサイズだと、白騎士の大きさも実感できるし、ほかの人間もいっしょに戦えるわけです。
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――ちなみに騎士についてですが、白騎士や、敵となる黒騎士以外の騎士も存在するのでしょうか?
日野 存在しますね。しかも、けっこういます。今回の情報には間に合いませんでしたが、いま作っているプロモーション映像には、そのヒントが隠されていますよ。ほかにも、町を背負った巨大なモンスターが実際に動くシーンなども収録しています。これを観ていただければ、スケールの大きさを実感してもらえると思いますし、イメージも変わると思いますよ。実際に僕も、映像を観てから「ああ、なるほどね」と改めてイメージが変わりましたから(笑)。
――それは気になりますね(笑)。モンスターの大きさも、半端じゃないですからね。
日野 さきほどの町を背負ったモンスターや、全長が2キロメートルもある虫を出して、スケールの大きさを再現しようとしています。プレイステーション3のような次世代機でしか再現できないスケールの大きさですね。そういった要素も、プロモーション映像に収録されていますので、ぜひ観てください(※編集部注:店頭での上映のほか、プレイステーション3の”PLAYSTATION Store”からのダウンロード、『白騎士物語』公式サイトでのストリーミング配信などを実施中)。
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――今回新たに判明した要素で気になったのが、キャラクターを自分で作れるようになっていることです。
日野 画面写真を見てもらえばわかると思いますが、細かいパーツまで、とことんこだわって作ることができます。
――作ったキャラクターは、主人公たちといっしょに冒険できるんですよね?
日野 そうです。たとえば自分に似せたキャラクターを作れば、まるで冒険の中に自分が入ったような感覚で楽しめると思いますよ。
――それは楽しそう! しかも、プレイヤーがそれぞれ、異なるキャラクターを連れて冒険しているわけですよね。
日野 もともとは、町の住人をたくさん配置する必要があったので、それぞれ違う顔や体型にするためのプログラムを用意したわけです。このプログラムをキャラクターメイキングに使えたらいいかなと思いまして、実際に入れてみました。ほかにもこのシステムを使って何かできることはないかなと、いろいろ模索しているところです。
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――ほかにも今回、新たにキャラクターが判明したり、名前が公開されたりしましたね。
日野 レナードとユウリも、いままでは主人公とヒロインという形で紹介していましたからね。ストーリーはレナードの視点で進むわけですが、もし自分が物語の主人公だったら、こうなってほしいという部分はできるだけ入れるようにしています。お姫様とダンスをするようなシーンが入っていたりとか。
――話を聞いていると、お姫様がキーワードになりそうな……。
日野 そうですね。レナードとお姫様の関係は、ストーリーの肝となります。さきほど説明したように、レナードがお姫様を助けに行くという設定ですが、お姫様との関係を徐々に築いていくような要素もあります。もちろん、お姫様との関係だけを描いているわけではありませんけどね。騎士というものがなぜ存在しているのか? そして、騎士が存在することで、世界にどのような影響を及ぼすのか? といった謎を、冒険をしながら解いていくというのが物語の本筋となります。
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――今後の予定についてですが、プロモーション映像以外にユーザーが目にする機会はありますでしょうか? たとえば東京ゲームショウでは実際に遊べるようになるとか……!?
日野 もちろん東京ゲームショウのタイミングでは、今回作っているプロモーション映像の内容を中心に、実際に遊べるようにします。
――おおー! それは楽しみですね。実際にバトルを体験したり、キャラクターを作ったりできるのでしょうか?
日野 そのつもりでがんばります(笑)。ですので、まずはプロモーション映像のほうをご覧いただければと。そうそう、観ていただければわかると思いますが、今回のプロモーション映像は、アニメのオープニング調になっているんですよ。
――アニメのオープニング調!
日野 テーマ曲も、48曲の候補の中から選んだ至極の1曲です(笑)。
――48曲から!? それはすごいですね。
日野 しかも、声優の方たちにお願いして声の収録も行ったのですが、今回のプロモーション映像では、ほとんど使うシーンがなかったんですよ。その段階ではもっと使うはずだったのですが、いまとなってはもっと余裕のあるスケジュールで収録できたなと(笑)。
――ちなみに声優のキャスティングは?
日野 まだ詳細は明かせませんが、ものすごい豪華な声優陣であることは間違いないです。我々が「この人がいいよね」と無茶なお願いをしたのですが、本当に実現できまして。いずれも、バリバリの一線級で活躍されている方たちばかりです。勘のいい方でしたら、プロモーション映像の声を聞いただけでわかるかもしれませんね。
――声優と言えば、さきほどお聞きしたキャラクターメイキングで作成したアバターの声はどうなるのでしょうか?
日野 アバターの声に関しては、複数用意しようと思っています。自分で好きな声を選べるようにするのか、それとも体型などに見合った声が自動で選ばれるようになるのかは、まだ決めていませんが……。
――なるほど。では最後に、これまで『白騎士物語』の情報を待ち続けていた読者の皆さんへメッセージをお願いします。
日野 大作ソフトを作るときは毎回思うのですが、『白騎士物語』を作ったことで、大作を手掛けるというのは本当にたいへんなんだなと改めて感じました。しかも、これまでに手掛けてきた大作ソフト以上にたいへんですね。規模が違いますし、プレイステーション3で求められるクオリティーも高いじゃないですか。
――確かにそうですね。
日野 僕らも勉強しながら、クオリティーの高いものに仕上げているところです。開発スタッフも、ヘトヘトになりながらもいいものを作ってくれています。ぜひ『白騎士物語』の新しい世界に期待してください。クオリティーの面でも、世界観の面でも、久しぶりに皆さんに見てもらいたいと思う作品だと思っています。まずは最新のプロモーション映像をぜひご覧いただきたいですね。
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