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『ストリートファイターIV』オンラインランキング世界1位プレイヤーに直撃インタビュー

2010/3/30

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●世界1位プレイヤーに直撃!

 

 カプコンの人気対戦格闘ゲーム『ストリートファイターIV』(以下、『ストIV』)。Xbox 360版『ストIV』のオンラインランキング世界1位を獲得した経験を持つプレイヤー、UJI氏のインタビューをお届けする。

 

 ファミ通.comにて『ストIV』の対戦攻略記事を担当した編集者、豊泉三兄弟(次男)。2010年1月某日、彼が自宅でXbox 360版『ストIV』のオンライン対戦をしていると、圧倒的な強さを誇るセス使いと遭遇した。『ストIV』の常識を覆すほどの動きに魅せられ、そのセス使いについて調べてみると……。なんと、そのセス使いはオンラインランキング1位のプレイヤーだったのだ。そして、そのセス使いことUJI氏と連絡を取ることに成功した豊泉三兄弟(次男)は、UJI氏の人物像に迫るべくインタビューを敢行。家庭用オンラインランキング世界1位プレイヤーとは、いったいどのような人物なのか!?

 

UJI
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『ストリートファイターIV』とは?

2008年7月にアーケードで稼動した人気対戦格闘ゲーム。『ストリートファイター』シリーズとしては、『III』から約10年ぶりのナンバリングタイトルである。2009年2月にはプレイステーション3とXbox 360に移植された。移植に際して、アーケード版にボスとして登場したセスとゴウケンが使用可能になったほか、家庭用オリジナルキャラクターとして、フェイロン、ダン、さくら、キャミィ、ローズ、元が追加された。

 

豊泉三兄弟(次男)(以下、豊泉) 最初にUJIくんが『ストリートファイターIV』を始めたのはいつごろから?

 

UJI アーケード版のロケテストからです。ロケテストのバトルポイント(BP)ランキングで1位になるくらいやり込みました。そのおかげで、稼動後すぐに行われたカプコン最初の公式大会、“サマーバトル2008”(※1)では本戦に出場できました。

 

※1:サマーバトル2008 2008年8月に関東地区で開催されたカプコンの公式大会

 

豊泉 へー。サマーバトル2008はボクも出場したんだけど、本戦の2回戦で負けちゃったよ(笑)。UJIくんはどうだった?

 

UJI えっと、東京予選に出てみたら運よく1位通過しちゃって……。サガットを使っているマゴさん(※2)やおじさんボーイさん(※3)がほかの店舗予選に出場してくれたおかげですね。肝心の本戦では1回戦で負けてしまいましたけど(笑)。

 

※2:マゴ 2010年3月現在、アーケード版のBPランキング1位の強豪プレイヤー。
※3:おじさんボーイ サマーバトル2008の優勝者。稼動初期からアーケード版BPランキングの上位をキープしている。

 

豊泉 東京予選を勝ち抜いたのはすごいね。サマーバトル2008のあとはあまりプレイしていなかったの?

 

UJI はい。ゲームセンターにはたまに行く程度で、プレイヤーデータもすぐに消してしまいました。

 

豊泉 そっかぁ。格闘ゲームのセンスがあるんだから、プレイし続ければよかったのに……。『ストIV』とは別に、格闘ゲームはいつころからプレイし始めたの?

 

UJI 家庭用も含めるとスーパーファミコンの『らんま1/2 町内激闘篇』からですね。

 

豊泉 懐かしい(笑)。

 

UJI LRボタンがガードという変わったゲームだったんですよ(笑)。それをプレイしたあと、スーパーファミコン版『ストリートファイターII』をちょこちょこプレイするようになりました。そのころは格闘ゲームとしてプレイしていたのではなく、おもしろいゲームのひとつとしてプレイしていました。

 

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豊泉 昔のゲームも遊んでいるんだね。ゲームセンターにはよく行ってた?

 

UJI ゲームセンターというか、デパートのゲームコーナーには小さいころから行っていました。『ヴァンパイア』や『X-MEN』といったカプコンの格闘ゲームを遊んでいた記憶があります。ただ、デパートのゲームコーナーの場合、稼動してからだいぶ時間が経ったゲームじゃないと入荷されないので、リアルタイムでプレイしていたわけではないと思います。

 

豊泉 なるほど。ちなみに『ヴァンパイア』って初代?

 

UJI それすらもわからずにプレイしていました(笑)。

 

豊泉 (笑)。あれ? そういえばいま何歳?

 

UJI 22歳ですよ。『ストI』の発売と同じ’87年生まれです。ゲームセンターに通うようになったのは、カプコンの『ジョジョの奇妙な冒険』あたりからで、対戦や攻略を意識するようになったのは『SNKvsCAPCOM』からです。

 

豊泉 カプコンの格闘ゲームは、ひととおり遊んでいるんだね。

 

UJI そうですね。『ポケットファイター』はプレイステーション版のソフトを購入して遊びました……ところで逆に質問なんですけど、『ポケットファイター』はアーケード版もあったんですか?

 

豊泉 もちろんアーケード版もあるよ(笑)。そうか、毎日ゲーセンに通いつめていたわけじゃないから、そういうアーケード版を見たことがなかったのか。プレイしたゲームを聞くと、キャラクターものの格闘ゲームが好きな印象だね。キャラクターといえば、格闘ゲームではどんなキャラクターを好んで使うの?

 

UJI 格闘ゲームでは、ちょっと触っただけで勝てるキャラクターが好きですね(笑)。ボクはあまり器用なほうではないので、自分ではできないようなテクニックを持ったプレイヤーを見かけると、すごいなぁって尊敬しますね。投げ技を持ったキャラクターを使う人はとくに。

 

豊泉 なるほど。じゃあそろそろ『ストIV』の話に戻して……。ボクと対戦したときにセスを使っていたけれど、『ストIV』のメインキャラクターはセスでいいのかな?

 

UJI はい。セスがメインキャラクターです。

 

Street Fighter

 

豊泉 セスを使おうと思ったきっかけは?

 

UJI 話すと長くなるのですが、最初にアーケード版のロケテストのときはブランカを使っていました。

 

豊泉 そういえば、ロケテストの取材に行ったとき、すごく連勝しているブランカがいたなぁ。勝率99パーセントくらいの(笑)。

 

UJI そんなにありましたっけ?(笑)。たしかにロケテストではほとんど負けていませんでしたね。その後にアーケード版が稼動してセスとゴウケンがボスとして登場したんですけど、必殺技を見たら「自分でも動かせそうだなぁ」と感じて、ふたりのどちらかを使おうと決意しました。

 

豊泉 具体的にどの技を見てそう感じたの?

 

UJI 飛び道具を持っていることと、必殺技が溜めタイプではなく、コマンド入力タイプだと思ったからです。自分は、必殺技が溜めタイプのキャラクターを使っていると、必殺技の溜め時間を意識してしまい、どうしても消極的なプレイスタイルになっちゃうんですよ。だからあまり得意ではないです。あとは見た目が気に入りました。

 

豊泉 あぁーなるほど。ボクもブランカを使うからその気持ちはわかるなぁ。ちなみに、格闘ゲームで使用キャラクターを選ぶときに重視するのはどういった部分?

 

UJI 格闘ゲームを本気でやり込み始めてからは、技のリーチの長さを意識していますね。相手の間合いの外で戦えると強いですから。あと、無敵技は絶対欲しいですね。できれば飛び道具も欲しい。

 

豊泉 なんでもあるキャラクターがいいってこと(笑)?

 

UJI そうですね(笑)。ただ、“全体的に使用率が低い”という部分は絶対に譲れないですね。

 

豊泉 へー。そこにはこだわりがあるんだ。たしかにセスは使っている人が少ないよね。ゴウケンはダメだった?

 

UJI ゴウケンは金剛身(当て身系の必殺技)がカッコイイんですけれど、思ったより通常技の小回りがきかなくて……。

 

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豊泉 なるほど。セスは家庭用の発売と同時に使い始めたのかな?

 

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UJI いえ、初めて使ったのはゲームショップで開催されていた体験会です。ボスとして登場するときと比べて、弱体化していたのに驚きました。とくに体力の少なさに(笑)。ただ、アーケード版にはいないキャラクターで強くなって、アーケードプレイヤーに家庭用ならではのプレイを見せてやりたいとは思っていたので、とりあえず使ってみることにはしました。いざ使ってみるとおもしろかったですよ。でも友人のアーケードプレイヤーとセスで対戦すると、「セスはアーケード版にいないから使わないで」と言われることが多かったですけどね(笑)。

 

 

豊泉 それは、残念だね(笑)。ちなみに、UJIくんは、ランキング1位になったほどオンライン対戦をやり込んでいたわけだけど、家庭用オリジナルキャラクターの使用率はどう? アーケード版にもいるキャラクターのほうが多いよね?

 

UJI そうですね。ソフト発売直後は家庭用オリジナルキャラクターを使っている人もいましたけど、発売から1年経過した現在は、あまり見かけませんね。とくにランキングの上位になるほど、家庭用オリジナルキャラクターを使っている人は少ないですよ。

 

豊泉 そんな中で、セスを使ってオンラインランキング1位になったのはすごいよね。

 

UJI 相当がんばりましたよ。一時期は、チャンピオンシップモードをプレイすると稼げる“チャンピオンシップポイント(CP)”と、チャンピオンシップモード内のBPにあたる“グレードポイント(GP)”の2部門で1位を取っていました。ただ、CPは、チャンピオンシップモードをプレイすればするほど貯まるポイントなので、ポイントが高いから強いというわけではないんです。やる気がある人ほど高いので、ボクは“やる気ポイント”と呼んでいます(笑)。

 

豊泉 『ストIV』のやる気が世界一ってことか(笑)。それはそれですごい。

 

UJI そうなるんですかね(笑)。とにかくひたすらポイントを上げることを意識してプレイしました。もし強くなりたいだけなら、そんなことはしないでランクマッチモードやゲームセンターでBPの高い人と対戦していたと思います。

 

豊泉 ランキング上位って海外プレイヤーが多いでしょ? 海外プレイヤーが相手だと回線状況がよくないから、ラグ(遅延)が発生してあまり対戦したくないんじゃない?

 

UJI 海外プレイヤーが多いですね。でも、ボクは国内外を問わず、誰とでも対戦するスタイルなのでまったく気になりませんね。

 

豊泉 回線状況は気にならないの?

 

UJI 「回線状況がよくないなぁ」と思うことはありますけど、対戦を断ることはありません。そうしないとポイントも増やせませんから。それに回線状況が悪い人と対戦する場合は、使用キャラクターを変えているんですよ。

 

豊泉 え? なんで?

 

UJI 回線状況のよくないとき、いわゆるラグに強いキャラクターというのがいるんですよ。

 

豊泉 へぇ〜。たとえば、どんなキャラクター?

 

UJI サガットやブランカ、本田あたりですね。ラグがあると突進系の必殺技が対処されにくいんです。

 

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豊泉 なるほど。ラグありきで戦略を練っているんだね。アーケードプレイヤーからすると考えられないことだね。

 

UJI でしょうね。でも、お互いがラグを考慮している対戦は、それはそれでおもしろいですよ。

 

豊泉 具体的にオンライン対戦のポイントを教えてもらってもいい?

 

UJI ん〜飛び道具も強いけど、やっぱり接近戦がポイントかなぁ〜。ラグがあると、どうしても駆け引きが大雑把になってしまうんです。だから、接近戦では投げを連打したり、セービングアタックをぶっ放したり、レバーを入れっぱなしでジャンプしたり。“いわゆる”、“こすり”、“放し”、入れっぱってやつですね(笑)。この3つが最大のポイントです。

 

豊泉 ラグがあるときは、画面を見るなってこと?(笑)。

 

UJI (笑)。アーケードプレイヤーがあまり好まない要素ばかりですよね。でも遠距離戦では、画面をしっかりと見たほうがいいですよ。

 

豊泉 なるほど。ラグのある対戦では、近距離ではある程度運の要素が強くなるから、遠距離から攻撃できる技を持ったキャラクターが強いってことだね?

 

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UJI そうですね。たとえば、オフラインだと反撃を受けてしまうE・本田の“スーパー頭突き”や“百貫落とし”の連発は、ラグがあると対戦相手に対応されにくいので、すごく有効ですよ。ラグに慣れている人でもなかなか反撃できませんから(笑)。サガットなら“タイガーニー”と“タイガーショット”をテキトーに出しているだけでも強いです。

 

 

 

 

 

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豊泉 サガットはオンオフ問わずに強いんだね。アーケード版で使用率の高いゴウキはどう?

 

UJI ゴウキは体力が少ないし、連続技が難しいのでラグがあるときびしいですね。

 

豊泉 やっぱりそうか。じゃあ、アーケードのプレイヤーと家庭用のプレイヤーの違いってどんなところに感じた?

 

UJI 単純なうまさの違いもありますけど、いちばんの違いは“我慢強さ”ですね。家庭用のプレイヤーは、我慢強さが足りないと思います。

 

豊泉 ほほう。そんな違いがあるんだね。

 

UJI はい。オンライン対戦は1プレイ、1プレイ、お金を払っているわけじゃないので、自然とテキトーになってしまう部分があるんだと思います。でもアーケードはお金を払っているし、ストイックなプレイヤーが多いですから、毎試合真剣勝負をしている印象があります。ただ、そういった場の空気は上級者にとっては楽しめますけど、初心者が気軽にプレイできる雰囲気じゃないですよね。でも、オンライン対戦は、“別に負けてもいい”と勝ち負け関係なく遊んでいるプレイヤーが多いので、そういった意味では気楽に楽しめますよ。

 

豊泉 たしかにそうだね。ほかにもなにかアーケードと家庭用の違いはある?

 

UJI 何試合も続けて遊べるところと、自分のレベルに合わせて相手を選べるところもいいですね。あとは当然ですが、家にいながら対戦できるのもすばらしいです(笑)。もし対戦相手がいなくても、家にいれば何かしらやることはありますからね。

 

豊泉 海外プレイヤーともオンラインで対戦してると言っていたけど、どの国の人といちばん対戦してる?

 

UJI 最近では台湾や韓国ですね。

 

豊泉 回線状況はどう?

 

UJI えーっと、回線状況は、だいたい3〜4(※4)ですね。

 

※4:回線状況 通信状況を5段階で表示。回線状況がもっといい5では、ラグをほとんど気にせずプレイできる。

 

豊泉 思ったより回線状況は悪くないんだね。どのキャラクターが多く使われてるのかな?

 

UJI やっぱり、リュウ、ゴウキ、サガットなど、昇竜拳タイプの技を持ったキャラクターが多いですね。ただ、プレイヤーごとに動きがずいぶん異なっているのが印象的です。

 

豊泉 うまい人もいれば、初心者もいるという感じ?

 

UJI う〜ん、それとは少し違うんですよ。日本の場合、インターネットなどに載っている攻略がすごく充実してるのもあって、平均的なレベルは高いんですけど、似たような動きをする人も多くて、個性のあるプレイをしてくる人が少ないんですよね。でも、台湾や韓国は、日本ほど攻略が進んでいないのもあるかもしれませんが、ひとりひとりがまったく異なる動きをしてくるので、対戦してておもしろいんですよ。感性のままに動かしているという感じがして。

 

豊泉 ほほう。じゃあ、ヨーロッパの人と対戦することはある?

 

UJI はい。あります。回線状況は、1〜2ですね。2ならマシなほう(笑)。

 

豊泉 2だとラグがキツそうだね。その場合は、サガット、ブランカ、E・本田あたりを使うのかな?

 

UJI そうですね。やっぱり突進系の必殺技を持ったキャラクターを使う人が多いです。うまい人になればなるほど。

 

豊泉 ヨーロッパも昇竜拳タイプの技を持ったキャラクターが多い?

 

UJI はい。昇竜拳タイプの技を持つキャラクターは世界共通で人気が高いですね。

 

豊泉 ヨーロッパの人がE・本田を使っているイメージが沸かないよね。バルログが人気高そうな気がするけど……。

 

UJI バルログを使ってる人は見たことないです(笑)。ブランカ、ガイル、E・本田あたりは見かけるかなぁ。ただ、お互いに回線状況の悪い環境で対戦することになるので、ヨーロッパの人もラグを考慮したキャラクターを選択している可能性もありますけど。

 

豊泉 アメリカは?

 

UJI アメリカも昇竜拳タイプが多いですね。

 

豊泉 ちなみに、ボクがアメリカの有名プレイヤーであるジャスティン・ウォン氏にインタビューしたときは、これぞアメリカ人というキャラクターが好きって言っていたよ。

 

UJI へー。たしかに、ガイル、ルーファス、アベルあたりを使っている人を見かけることもありますね。

 

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豊泉 UJIくんがオンライン対戦をものすごくやり込んでるのはわかったけど、実際にオンライン対戦てどのくらいやってるのかな?

 

UJI プレイ時間は、だいたい1700時間(2010年2月下旬時点)くらいですね。

 

豊泉 (笑)。す、すごいね。BPは?

 

UJI BPは17000くらいまで増やしたことがあるんですけど、これはコインバグ(※5)と呼ばれているテクニックを使ってのものなので、ちゃんとした数値ではないですよ。そのテクニックを使わないと、BPを1万以上にするのは難しいと思います。それを使わないで、ふつうにプレイしたときは6000前後でした。

 

※5:コインバグ ランクマッチにて試合終了後のBPが増減する画面で、PSボタンを押してゲームを終了すると、ゲームを終了したプレイヤーのBPが増減しない。つまり、試合に負けたときだけゲームを終了すれば、BPが減らないというわけ(対戦相手のBPは増える)。現在はアップデートによりこのテクニックは使えなくなっている。

 

豊泉 6000!? それでもすごいなぁ。

 

UJI 発売して半年くらいのころは8000くらいの人もいましたけど、いまでも毎日対戦しているような人に絞ると、いちばん高くて6000強くらいだと思います。

 

豊泉 なるほど。じゃあ、たとえばアーケード版でマスタークラスの人がオンライン対戦をプレイしたとしたら、BPはどのくらいになりそう? UJIくんの印象でいいよ。

 

UJI 難しい質問ですね(笑)。う〜ん、知り合いの“グランドマスター”(※6)が家庭用でBP6000くらいなので、5000以上をキープする実力があれば、“マスタークラス”になれると思いますよ。対戦相手を選べば強い人との対戦を避けられるので、5000以上の人がいちがいに強いとは言えませんが。

 

※6:グランドマスター アーケード版はBPによってクラス分けされており、その最高クラスがグランドマスター。一定以上のBPを保持しつつ、特定ランキング以上というきびしい条件を満たさなければ取得できない。ちなみに、グランドマスターの下のクラスであるマスタークラスは、BP4万以上が条件。

 

豊泉 そっかぁ。いまBP以外のポイントはいくつくらい?

 

UJI GPが75000くらいで、CPが250万くらいですね。最近はあまりやれてないので順位は下がってしまいました。

 

豊泉 お、恐ろしい数値だ(笑)。ちなみに、試合数はわかる?

 

UJI だいたい2万戦くらいですかね。

 

豊泉 すごい! アーケードのストイックなプレイヤーでもそこまでやってる人はなかなかいないよ。じゃあ連勝数は?

 

UJI これは嘘っぽく聞こえちゃうと思うんですけど……1003連勝です。

 

豊泉 1003!! 4桁!?(笑)

 

UJI プレイデータを見るとそうなってるんですよ。そんなに勝ったかな〜?(笑)

 

豊泉 すごい……。

 

UJI 自分としては、連勝数よりプレイ時間にビックリしましたね。あれ? こんなにプレイしてたんだ、て(笑)。

 

豊泉 プレイ時間が1000時間を超えてもまだ遊んでるというのは、もしかしたら格闘ゲームならではかもしれないね。RPGだとさすがにそこまでくり返し遊ばないでしょ。

 

UJI そうですね。CPUしか相手がいなかったら、ここまでプレイしていないと思います。そういう意味では、格闘ゲームならではかもしれませんね。

 

豊泉 それだけプレイしてるUJIくんから見て、家庭用オリジナルキャラクターの中では誰がいちばん強いと思う?

 

UJI セスですね。体力は少ないですけど、使える技が全部そろっていますからね。あとは、キャミィも強いと思います。キャミィを使っている人ですごく強い人がいて、その人にはキャラクターの相性もあるんでしょうけど、全然勝てませんね。聞いた話だと、『ヴァンパイアセイヴァー』で有名だった人らしいんですけど……。

 

豊泉 そんな人もいるんだ。家庭用オリジナルキャラクターを使ってもそれだけ強い人がいるんだね。じゃあ、来月には『スパIV』が発売されるけど、やっぱり楽しみ?

 

UJI はい、すごく楽しみです。でも2010年は就職活動があるので、ランキング世界一を狙うというよりは、気楽に遊ぼうと思っています。あとは、自分の中で小さな目標を設けて、それをひとつずつクリアーしていく。という楽しみかたをしたいですね。

 

豊泉 『スパIV』で使ってみたい新キャラクターはいる?

 

UJI ディージェイとコーディーかな。とくにコーディーが使ってみたいです。あとは、アドンが強そうでいいですよね。突進系の必殺技がそろっていますし、回線状況のよくないときのオンライン対戦だとタチが悪そう(笑)。

 

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豊泉 ははは(笑)。たしかにそうだ。『ストIII』から参戦するキャラクターはどう?

 

UJI その中では、いぶきがよさそうですね。でも、すごく人気が出そうなので使うのはやめておきます(笑)。

 

豊泉 完全新規キャラクターのジュリの印象はどう?

 

UJI これまでの『ストリートファイター』にはいなかったタイプなので、すごく気になります。もし使っている人が少ないようだったら、ぜひ使いたいですね。

 

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豊泉 そうそう。現状『スパIV』の発売が発表されているのは家庭用のみなんだけど、アーケードプレイヤーも家庭用のオンライン対戦に流れてくるかもしれないでしょ? それについてはどう思う?

 

UJI 楽しみですね。アーケードメインでプレイしていた人のほうが強いと思いますけど、家庭用オリジナルキャラクターメインでプレイしている人たちにもがんばってほしいですよね。家庭用にも強い奴がいるってことを示してほしい。ただ、アーケードがないからやむなく家庭用に流れてくるっていう状況は悲しいですよね。アーケードと家庭用とふたつあり、プレイヤーの環境に合わせて遊ぶ場所が選べる、というのがベストだと思いますよ。

 

豊泉 じゃあ最後に『スパIV』に向けてひと言!

 

UJI 家庭用メインでプレイしている人たちは、アーケードに比べると決してレベルは高くないかもしれませんが、『スパIV』から新しくオンライン対戦に参戦するプレイヤーも、前作からプレイしてきたプレイヤーも、みんなで楽しくプレイできたらうれしいですね。

 

 

 

ストリートファイターIV
機種:プレイステーション3、Xbox 360
発売日:2009年2月12日発売
価格:8390円[税込]

 

スーパーストリートファイターIV
機種:プレイステーション3、Xbox 360
発売日:2010年4月28日発売
価格:4990円[税込]

 

※『ストリートファイターIV』公式サイトはこちら

※『スーパーストリートファイターIV』公式サイトはこちら

 

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