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【THQジャパンインタビューその1】『Saints Row2(セインツロウ2)』

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●『Saints Row2(セインツロウ2)』のプロデューサーに直撃

 

 THQジャパンは、2006年7月に日本市場へ本格参入を果たし、『CONAN(コナン)』『Saints Row(セインツ・ロウ)』『ドリフトナイツ:ジュースド2』など、新世代機を中心に良質のタイトルを供給してきたゲームメーカーだ。同社の期待の新作、『Saints Row2(セインツ・ロウ2)』『レッドファクション:ゲリラ』『ブロブ:カラフルなきぼう』の各プロデューサーが、東京ゲームショウ2008の開催期間に緊急来日。その際にファミ通編集部では、各プロデューサーへのインタビューを敢行。ここでは、その模様をお伝えしていく。まずは、『Saints Row2(セインツ・ロウ2)』のプロデューサーインタビューをお届けしよう。

 

ジェームス・トービット

THQ/Volition入社後『ザ・パニッシャー(同名アメリカンコミック原作のゲーム)』、『Saints Row(セインツ・ロウ)』のQAを担当し、『Saints Row2(セインツ・ロウ2)』ではアソシエイト・プロデューサーに昇格。『Saints Row(セインツ・ロウ)』についてはシリーズを通して内容を熟知している貴重な人材。

 

――本作をプロデュースするにあたって、最初にどのような世界にすることを考えられましたか?

ジェームス・トービット(以下、ジェームス) デザインのコンセプトとしては、ユーザーが楽しめる作りにすることを重視しました。ゲームをプレイするうえでユーザーを縛るような制約をできる限り排除し、ワイルドな表現も含めて、あらゆることが自由にできる内容にしようと考えました。 

 

――前作で構築された“ギャングの世界”の続きを作ることは、早い段階で決められていたのでしょうか?

ジェームス 前作から数年後の街を舞台に、前作の主人公が再び戦う、というテーマはかなり早い段階で決まっていましたね。

 

――敵対するギャングは、前作で登場したものよりもさらに特徴が明確になっているように感じました。

ジェームス そうですね。組織ごとにファイティングスタイルや使用する武器などが異なり、特徴が色濃く出るように心がけました。本作の特徴として、ひとつのギャング組織を壊滅させると、そのギャングのファイティングスタイルやクルマをプレイヤーが使用できるようになるというものがあります。たとえば、敵対するギャングのひとつ“ブラザーフット”は、トラックを乗り回し、豪快な戦いかたが特徴の組織。ブラザーフットを壊滅させれば、彼らが使用していたファイティングスタイルやトラックを使用できるようになるというわけです。このように、敵対する組織を壊滅させていき、さまざまなファイティングスタイルを組み合わせて、 自分だけの組織を作る楽しみがあります。

 

 ――それは楽しみですね。ブラザーフットのお話が出ましたが、ほかのギャングの特徴も教えていただけますか?

ジェームス ひとつは“ローニン”という組織です。ブラザーフットは粗野な感じの組織ですが、“ローニン”はさらに洗練された組織で、マシンガンや日本刀といったパワフルな武器を使います。もうひとつの“サンズ・オブ・サムディ”は、ブードゥー教を感じさせるミステリアスな雰囲気の組織です。ボスのミスタージェネラルは大きなクルマに乗っていますが、ほかのメンバーはゆっくりと街中を徘徊しているような集団で、マジックを使うようなシーンもあったりと、戦闘スタイルはほかのふたつとはまったく異なります。

 

 ――なるほど。では、本作の見どころや新要素をお聞かせいただけますか?

ジェームス 大きく変わったのはキャラクターのカスタマイズですね。前作ではプレイヤーキャラクターの性別は男性だけでしたが、本作では女性も選べます。ほかにも体格や皮膚の質感、表情、歩きかたなど、非常に細部まで選べるようになっています。しかもこれらの設定は、整形外科に行くことでいつでも変更できるんです。性転換だってできちゃいますよ(笑)。

 

 ――まさに何でもありですね(笑)。声やあいさつなどのアクションもたくさん選べますよね。

ジェームス 声のカスタマイズは私もお気に入りで、外見は男性なのに女性の声を当てられたり、といったようにちょっとしたお遊びもできます。あいさつに関しては、ゲーム上ではとくに意味はないものですが、協力モードでほかのユーザーと遊ぶときにみんなで楽しんでもらえればと思い収録しました。

 

――カスタマイズの項目のひとつである格闘スタイルは、プレイ開始時はひとつしか選べませんが、最終的に何種類から選べるようになるのでしょうか?

ジェームス 4種類です。敵対するギャング組織を倒すたびに、選べる格闘スタイルが増えていく仕組みです。

 

――敵対組織を倒すとファイティングスタイルのほかにクルマなどの乗り物も使用可能になるとのことですが、どのような乗物があるのでしょうか?

ジェームス 飛行機やヘリ、モーターバイクなど、多くの乗り物が登場します。と言っても、ただ乗るだけではおもしろ味がないので、ミッション中に乗ることがあったり、アクティビティ(サブミッション)でレースをプレイできるようにしました。また、運転中は乗り物の速度を一定に保つことができる“クルーズコントロール”という機能が利用でき、運転しながら敵を攻撃するときに役立ちますよ。

 

――なるほど。新しい乗り物や機能を活かせるようなミッションが作られているんですね。

 ジェームス 物語を進めれば、乗り物だけでなく新しい武器も登場します。たとえば、リモコン爆弾を使って基地を破壊するミッションもあります。ただ、爆弾やヘリからのミサイル爆撃は演出も派手だけど、イタズラが過ぎるとすぐに警察に追いかけられちゃいますよ(笑)。

 

――これだけ新しい要素を詰め込むのには、かなり苦労があったのでは?

 ジェームス そうですね。前作をプレイした人もそうでない人にも、まず最初にアクションや武器の使用方法を理解してもらう必要があります。そこでいかにストレスなく操作方法を覚えてもらうか、ということを考えるのに苦労しました。結果的に序盤のストーリーの中にチュートリアルが含まれるように仕上がっていますので、自然と操作方法が身につくと思いますよ。

 

――ミッション、アクティビティやデバージョン(サブミッション)はそれぞれどのくらい用意されているのですか?

ジェームス ミッションはボーナスミッションを含めて40以上、アクティビティとデバージョンも合わせて40以上あります。ミッションは段階を踏んでクリアーしていかなければなりませんが、アクティビティとデバージョンは最初からどれでもプレイすることができますよ。

 

――本作はすでに北米版が発売されていますが、国によって表現方法や演出などの基準にどのような違いがありますか?

ジェームス とくに規制がきびしかったのはドイツですね。特定の武器をカットしたり、一部のシーンをカットしなければなりませんでした。日本版は、北米版に比べて戦闘中の出血量が若干少ないのですが、それ以外の違いはほとんどありませんよ。

 

――そうなんですね。ゲームの一部を変更するという作業は、ある意味別のゲームを作るよりも難しいことだったのでは?

ジェームス そうですね。いちばん苦労したのは、表現や演出が異なる各国のバージョンのゲームを、オンラインで協力プレイをできるようにするということでした。演出以外では、オンラインプレイ中に翻訳しなければならない部分があったので、始めのうちは混乱することもありました。でも、おもしろさを作り出すという点では非常に価値のある仕事だったと思っています。

 

――最後になりますが、発売を楽しみに待っているユーザーに向けてひと言お願いします。

ジェームス ぜひ、友だちと協力モードを楽しんでみてください。実際に私たちもオフィスで同僚と協力モードを楽しんでいるのですが、友だちとプレイするとまったく飽きがきません。時間をたっぷり使ってゲームの世界を探検してくれたらと思います。本作にはたくさんのやり込み要素がありますので、じっくりプレイしてもらえるとうれしいですね。

 

『Saints Row2(セインツロウ2)』

メーカー

THQジャパン

対応機種

プレイステーション3
Xbox 360

発売日

2008年12月4日発売予定

価格

各7140円[税込]

 

※『レッドファクション:ゲリラ』のインタビューはこちら

※『Saints Row2(セインツロウ2)』の公式サイトはこちら

※『ブロブ:カラフルなきぼう』のインタビューは2008年11月21日アップ予定です。

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