『ひぐらしのなく頃に絆 第一巻・祟』テーマソングを歌う、いとうかなこにインタビュー
●新シナリオをイメージした楽曲『追想のディスペア』
アルケミストからニンテンドーDSで発売される『ひぐらしのなく頃に絆 第一巻・祟』。全4巻構成で送られる同作の第1弾である。この作品のテーマソング『追想のディスペア』を担当するのは、いとうかなこ。数々のPCゲームのテーマソングを歌い、さらに『ひぐらしのなく頃に祭』のエンディングテーマ『escape』と『Friend』で圧倒的な歌唱力を魅せつけたアーティストだ。
ファミ通.comでは、『ひぐらしのなく頃に祭』に引き続いてテーマソングを歌うことになったいとうかなこにインタビューを敢行。『追想のディスペア』の制作秘話や、今後の展開などについて語ってもらった。
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いとうかなこ |
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――『ひぐらしのなく頃に』の曲ということで、今回も志倉さん(※1)とのコラボレーションになるわけですが、志倉さんとの曲作りはどんな印象ですか?
いとうかなこ(以下、いとう) すごくおもしろい人ですよ(笑)。曲は萌えソング界の帝王と言われているだけあって、本当にキャッチーで、ポップな曲が多くて。最初はちょっと戸惑ったんですけれども、ゲーム作品やアニメ作品にすごくマッチする曲作りをされる方だなぁ、と思いました。その流れに乗せてもらっているというか、自由に泳がせてもらっている感じですね。
――なるほど。今回の『追想のディスペア』のコンセプトは?
いとう コンセプトに関しては録音してから聞いたんですけれども、今回の『ひぐらしのなく頃に絆
第一巻・祟』で初めてゲーム化されたシナリオがあるんです(※2)。そのシナリオをイメージして作られた曲だと志倉さんから聞きました。カップリングでイメージソングをひとつ作ったんですけれども、そちらのほうも、同じく新しいシナリオの主人公をイメージして作った曲になっています。
――『追想のディスペア』は、かなり怖い雰囲気の曲ですよね。
いとう 怖いことをサラッと言ってやろうと思って歌いました。Aメロのあたりはすごく静かに歌っているんですけれど、じつは最初ははりきりすぎちゃって、ちょっとだけ強めに歌っていたんですよ。そうしたら志倉さんに「もうちょっと淡々と、わざと抑え目でやってみない?」と言われまして、歌い直しているんです。でも、そのアドバイスのおかげでホントに怖い感じになりましたね。
――ささやきかけられるような怖さがありますよね。
いとう お化けがささやいているようなね。お化けじゃないんですけど(笑)。狙いどおりというか、『ひぐらし』にピッタリの曲になったと思います。
――曲をもらったときの感想は?
いとう 「ぜひ、私に歌わせてください!」って感じでした(笑)。「アイヤイエー」なんて言っているコーラスのところは、じつは実際に民謡を歌われている方にお願いしているんですよ。それがすごく新鮮で。また、グッと日本っぽさが加わって、「よかったな」と思いました。私も”なんちゃって民謡”ならできるんですけれど、ホントの民謡をやっている方の発声を間近で聴けてすごくうれしかったですね。
――あ、いっしょに収録されたんですか?
いとう 私の収録が終わったあとに来てくださって。私は終わっていたのに、スタジオでずっと聴いてましたね。
――民謡を歌われている方の発声って何が違うんですか?
いとう やっぱり声の出しかたじゃないですか。もっとギュッと潰しているような。だけど、ぜんぜん苦しくならないように鍛えているんじゃないかと思うんです。”民謡キン”みたいなものを。キンってバイキンじゃなくて、筋肉ですよ?(笑) 収録を聞いていて「”民謡筋”ついてんなー」って思いましたからね。地声で軽々とすごく通る歌を歌われていたので、秘密を知らないと同じようにはできないだろうな、と思いました。
――今後、そういうトレーニングをしたりとか?
いとう 習ってみたいと思いました!
――民謡の歌いかたまで身につけたら、いっそうパワーアップした”いとうかなこ”が見れそうですね。
いとう (笑)。でも実際、志倉さんの曲を歌うようになってから、私の場合は”元気歌キン”がつきました。バイキンじゃないですよ? ”元気歌筋”。私はふだん、元気な歌をあまり歌わないんです。アニメのオープニングとエンディングなら、エンディングのほうがいままでは多かったですから。ミディアムテンポからバラード系が多かったんですね。でも、志倉さんはすごいアップテンポの曲を「いとうさんに歌ってほしい」と言って話をくださるんです。それに対して「わかりました、がんばりまーす!」って言ってがんばっているうちに、上手に歌えるようになってきました。
――『追想のディスペア』では、歌うときに、気をつけた部分や、歌に込めた思いというのはありますか?
いとう 「なりきろう」と思って歌いました。『ひぐらし』がかもし出す、「『ひぐらし』は怖いぞ〜。何が起こるかわかんないぞ〜」というイメージになりきって歌おうと。
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※1:志倉千代丸。株式会社5pb.代表取締役にして、音楽プロデューサー。恋愛アドベンチャーゲームなどの楽曲で人気を博す。 |
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――ゲームやアニメの曲をよく担当されていますが、各作品を観たり、プレイされたりはしているんですか?
いとう 私が曲を担当させていただいた作品は観るようにしています。ゲームやアニメの曲を歌ったときは、歌と映像が合わさったものを観ると感動します。すごくうれしい。自分的には「この曲は、ちゃんと作品のイメージに合っているのかな?」と思うときもあるんです。でも、映像と合わさったときに「ああ、よかった」って思うことがほとんどですね。逆に「ミスマッチじゃん?」って思うこともありますよ。だけど、まわりの人は「そのギャップがいいんだよ」と言ってくれることもあるので、おもしろいなぁって。作品のストーリーと音楽がオーバーラップするということがあるじゃないですか。
――曲を聴いてると作品の場面場面を思い出しちゃって泣きそうになったり。
いとう そう! それは、すごく意味があってステキですよね。そういう曲を、今後も歌っていきたいと思っています。
――ちなみに『ひぐらしのなく頃に絆』も当然プレイされる予定なんですよね?
いとう 私まだ(ニンテンドー)DSを買ってなくて……。
――誰かくれと(笑)。
いとう そこまでは言わないですよ!(笑) 「買わないとな」と思ってます。いまではどこででも買えますよね? 最初はほしかったんですけど、でもどこでも買えなくて。そのうち熱が冷めてしまいました(笑)。これを期に買おうと思います。私、電車に乗ることがすごく好きなので、電車の中でやりたいですね。
――いいですね。暇を見つけてはイソイソと。
いとう あと、『追想のディスペア』では、PVを撮影しました。PVが収録されたDVDつきのCDが発売されるので、ぜひDVDつきで買っていただければ。
――PVはどこで撮影されたんですか?
いとう 茨城県の笠間市というところです。そこの野原で。まじない師のような衣装を着て撮影しました。内容は『ひぐらし』のネタ満載ですよ。
――それは楽しみですね。
いとう 「バットも出しちゃおうよ」とか言いながら撮影していたんですよ。いろいろネタが出てくるので、いくつあるかを捜してもらえれば(笑)。すごくよくできたPVなので、ぜひDVDつきを買って観てほしいですね。
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いとうかなこ、今後の展開 |
――今後のいとうさんの展開も伺えれば。CDのリリースが続けざまにあるんですよね。
いとう 今年は豊作で。6月に『追想のディスペア』が発売されたあとは、7月にプレイステーション2の『咎狗の血』の新しいエンディング曲が発売されます。このシングルには、PC版のエンディング曲も収録されています。あと、8月にいま放送中のテレビアニメ『BLASSREITER(ブラスレイター)』の2クール目のエンディング曲が発売されますね。
――9月にもシングルが。
いとう これなんでしたっけね?(笑) これはタイアップのないオリジナルのシングルですかね。あと年内にはオリジナルのフルアルバムを出したいな、と。
――スケジュールでは、11月ってなってますよ。
いとう たいへーん!(笑) 皆さんに助けてもらって作る予定でございます。
――ライブなどの予定は?
いとう ワンマンライブを年内に一度やろうかな、と思っています。
――それはオリジナルアルバムを引っ提げて?
いとう できれば、そうしたいな、と思っています。7月には関西ツアーもありますね。去年はライブ活動をあまりやっていなかったので、今年の後半はライブをいっぱいやりたいです。あと、『追想のディスペア』が発売されたらキャンペーンで歌いに出かけるかもしれません(笑)。呼ばれたら基本的には行く感じなんで、いろんなところに出没すると思います。
――それでは最後に、読者の皆さんにひと言メッセージをお願いします。
いとう ニンテンドーDSで初めて収録されたシナリオを読み終えたあとに『追想のディスペア』を聴いてもらえると、より楽しめると思います! よろしくお願いします。
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追想のディスペア |
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発売日 |
2008年6月26日発売予定 |
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価格 |
【通常盤】1260円[税込] |
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DVD付限定盤特典 |
本人出演のPVを収録したDVDつき |
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初回特典 |
B2ポスター |
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発売元/販売元 |
5pb./メディアファクトリー |
※いとうかなこ公式サイトはこちら
※5pb.公式サイトはこちら
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