携帯電話の方はファミ通MAXをご覧ください。

HOME> インタビュー> 『ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還-』のインタビュー全文掲載!!

『ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還-』のインタビュー全文掲載!!

2007/12/28

  • はてなブックマークに追加
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • この記事をつぶやく

●時田貴司氏が語る『ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還-』

 

 『ファイナルファンタジーIV』(以下、『FFIV』)がスーパーファミコンで発売されてから、2008年で17年。長い年月を経て、そのアフターストーリーが携帯電話で描かれることとなったぞ! 『ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還-』は、携帯電話でプレイするRPGで、主人公は『FFIV』の主人公セシルとローザのあいだに生まれた第一子、セオドア。毎月ストーリーが配信され、各ストーリーでは『FFIV』に登場したキャラクターたちの、その後の物語が描かれていくのだ。また、序章は無料で配信されるので、気軽にダウンロードして楽しむことができるぞ(序章以降は有料配信)。

 

 週刊ファミ通2008年1月4日号(2007年12月21日発売)では、同作のエグゼクティブプロデューサーを務める時田貴司氏へインタビューを敢行。今回は、誌面に掲載しきれなかった内容も含めて、そのインタビューの全内容をお届けするぞ。


ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還-

エグゼクティブプロデューサー
時田貴司

『半熟英雄』シリーズや『ライブ・ア・ライブ』など、数々の作品に携わる。2007年12月20日に発売されたニンテンドーDS版『FFIV』のエグゼクティブプロデューサーも務めているのだ。



すべてのドラマを描きたい


――『FFIV』の続編をケータイで出すことになった、きっかけというのは?

 

時田貴司(以下、時田) 構想が昔からあったわけではないんです。妄想はしていましたけれどね(笑)。『FFIV』のニンテンドーDS版を作っているときに、アフターストーリーをやってみないか、という話とケータイで何かをやらないか、という話があったんです。『FFIV』のキャラクターは僕も非常に愛着がありましたし、リメイクの作業中ということもあって、僕の中でも旬だった。タイミング的にもニンテンドーDS版が発売されたあとですしね。そこでニンテンドーDS版を遊んだユーザーさんが、すぐに遊んでもらえるプラットフォームが何かを考えたんです。それでケータイならダウンロードしてすぐ遊べるので、続けて遊んでもらえるんじゃないだろうか、と考えました。

 

――なぜ、セシルとローザの息子であるセオドアを主人公とした物語にしようと?

 

時田 ふつうの続編だと、またセシルを主人公にすると思います。ただ、オリジナルの発売から年月も流れていますし、オリジナルを遊んだ世代の人たちがいま親になっている、ということも考えて、セシルやローザの息子のセオドアという、オリジナルキャラクターを主人公にしました。

 

――では、セオドアを通して、その親であるセシルとローザの物語も楽しめると?

 

時田 セシルとローザどころじゃないです。すべてのドラマを描きたいと考えています。今回はセオドアを新しい主人公にして、彼の目を通して、その後、各キャラクターたちがどういう風に生きてきたのか、そして何かが起こったときに、どういう風に対処していくのか、みたいなことが綴れるとおもしろいかな、と思っています。

ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還-

ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還-

 

ド直球勝負


――ケータイならではの見どころというのは?

 

時田 たとえば、携帯電話で50時間のRPGを一気に遊ぶのって正直ツラいじゃないですか(笑)。だから短いけれども、飽きない配信のしかたを考えています。マンガの単行本のような。コミックスをどこから読んでも成立する構成を考えています。

 

――サブタイトルの『月の帰還』という言葉が非常に気になるところですが。

 

時田 『FFIV』の物語から直結する内容で、どう展開されたら「おお!」と思うだろうか、と考えてつけました。直球、ド直球勝負のタイトルですね。

 

――ニンテンドーDS版をプレイしたあとは、こっちを遊んでくれよ、と。

 

時田 そうですね。まさに僕自身もその熱のまま、このタイトルの開発に入りましたから。もうちょっと期間を空けておけば、もっとゆっくり休めたと思うんですけれども(笑)。でも、ホントにアツい熱を維持したまま作っているので、僕自身もいま非常に楽しみながら制作しています。

 

テンポのよさと緊張感


――戦闘はアクティブタイムバトルに?

 

時田 アクティブタイムバトル(※1)のいいところは、非常にテンポのいいところ。そこがケータイにも非常にマッチしていると思うので、アクティブタイムバトルを採用しました。

※1:つねに時間が進む中で攻防をくり広げるバトルシステム。『FFIV』では、バトルスピードを数段階で設定することができた。

 

――久々に『IV』のゲームボーイアドバンス版を遊んだんですけれど、思っていた以上に戦闘をせかせかやらなくちゃいけなくて、意外とテンポが早いんですよね。

 

時田 そうですね。いまはわりとユーザーフレンドリーというか、バランスが緩めなゲームが多いですけれど、『IV』はバトルスピードを1個上げるだけで格段にテンポが変わるんですよね。それと同時にアクションに近いイメージがあったと思います。そういうテンポのよさと緊張感というのが、いまの時代も大事……、いまだからこそ大事なんじゃないかな。とくに携帯電話用のソフトで、テンポ感はあってもヌルいゲームだからおもしろくない、となってしまうのは嫌だな、と思いました。そのへんは原点に戻りつつ、大事にしていきたいですね。


ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還-

ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還-

 

――何か新要素というのはありますか?

 

時田 アクティブタイムバトルを活かしたうえで、いろんなキャラクターを使って戦う楽しみを与えるものがひとつ。あとはケータイならではの、遊ぶたびに状況が変わるようなシステムを考えています。シナリオや世界観にリンクするようなシステムですね。これ以上は続報で(笑)。

 

――なるほど。『FF』ファンですと音楽も気になるところだと思いますが、今回の音楽は新録だったりするのでしょうか?

 

時田 全曲というのはさすがに難しいんですけれども、『FFIV』は音楽の人気も高いので、従来あったものを携帯電話向けにアレンジしたものと、いくつか新しいものを入れる予定です。また『FFIV』では、音楽の使いどころを非常に工夫しているんです。ですから、今回も定番の曲の流しどころを工夫して、その世界に浸れるようにできれば、と思っています。

 

――キャラクターイラストの雰囲気にグッときたんですが、どなたが描かれたのですか?

 

時田 ニンテンドーDS版の『FFIV』で、デザインをしてもらったオグロアキラです。『半熟英雄』シリーズ以来、ずっといっしょに仕事をしているデザイナーです。イメージイラストは、天野(喜孝)さんに描いていただきました。天野さんは『FFIV』のキャラクターに、すごく感情移入してくださっていると感じます。とくにセオドアは、自分の描いたキャラクターに子供が生まれたということで、気合を入れて描かれているな、と絵を見て感じて、すごくうれしかったです。今後、また違う天野さんのイラストをお見せできると思いますよ。

 

――おお! 気になりますね。

 

時田 続編の制作って非常に難しいんです。僕たち作るほうもそうですし、ユーザーさんもそうなんでしょうけれど、「どうなっちゃうんだろう」ってワクワクさせて、ハラハラさせて、でも期待をいい意味で裏切れればいいなぁと思います。もちろん期待に応えるところもありますけれど。

 

――予想を裏切って、期待に応えてもらえれば、何も言うことはないです(笑)。ほかに本作の注目ポイントというのはありますか?
 

時田 今回の目玉として、ケータイだからこそ、あえて2Dのよさに戻ってみようか、と思いまして。そこで渋谷員子(※2)というドットの匠に、グラフィックをお願いしました。『FF』の新作で、久々に彼女が帰ってきます。”員子 is Back!!”みたいな(笑)。

※2:『FF』シリーズの2頭身キャラクター(チビキャラ)のデザインを担当したデザイナー。『I』から『VI』までを担当。


――(笑)。久々ですよね。2Dの『FF』新作。

 

時田 3Dにすると、戦闘のときにキャラクターがみんな背中を向いてしまうので、感情移入しづらいと感じたんです。『FF』って自分たちのキャラクターの顔が見えて、やられそうになると、泣きそうな表情になることですごく気持ちが入ると思うんです。ですから、やはり横向きの、こう(手を腰のあたりにかまえて)やっているのが、『FF』のよさかなと。そこに立ち返ってみようと思いました。

 

――画面を見て懐かしさが込み上げました。『FFIV』のあたりから、2Dのキャラクターの演技がすごくよくなっていきましたよね。

 

時田 いま思うと、パターンはそんなにないんですけれどね。うつむいているのと、手を上げるのと、あとはプログラムでジャンプしたり、回転したり、その組み合わせだけなんですけれど。僕が『IV』でイベントを作ったときは、かなり細かくやりました。それは想像力のよさもあると思うんですよ。たとえば、うつむいているだけで悲しんでいるようにも見えるし、苦しんでいるようにも見えるし、うなずいているようにも見える。キャラクターの心情や演技というのを、プレイヤーの想像力に委ねている部分があると思うので、そこがいちばん大きいのかなと思います。

 

――そのへんが今回も。

 

時田 そうですね。演出的にはオリジナルと同じように、複数のポーズをいろんな感じかたをさせられるようにやっていこうかなと思っています。

 

――それでは、最後に読者の皆さんにひと言メッセージをお願いします。

 

時田 まずはニンテンドーDS版『FFIV』をプレイしていただいて。そのノリで、本作を楽しみにしていただければ、僕も休みを取らずがんばって仕事をする甲斐が出ます(笑)。ぜひ、お楽しみに!!

ファイナルファンタジーIV ジ・アフター 月の帰還

発売日

iモード:2008年2月配信予定
EZweb:2008年春配信予定

価格

価格未定

テイスト/ジャンル

冒険・ファンタジー/RPG

対応機種

iモード:FOMA903iシリーズ以降
EZweb:WIN BREW対応端末

 

この記事の個別URL

ソーシャルブックマーク

  • はてなブックマークに追加
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • この記事をつぶやく

その他のニュース

『スーパーロボット大戦』シリーズ累計出荷本数1600万本突破 本日4月24日よりHDリメイク版『スーパーロボット大戦』単体配信が開始

バンダイナムコゲームスは、『スーパーロボット大戦』シリーズの累計出荷本数1600万本を突破したと発表した。また、本日2014年4月24日よりHDリメイク版『スーパーロボット大戦』が単体配信を開始する。

『NEWラブプラス+』 “日光・鬼怒川、旅の一枚コンテスト”が5月1日から開催

KONAMIより発売中のニンテンドー3DS用ソフト『NEWラブプラス+』について、2014年5月1日〜5月31日までの期間中、ゲーム中で5月からプレイできる“日光・鬼怒川旅行イベント”に合わせて、“『日光・鬼怒川、旅の一枚”コンテストが実施される。

『せかい☆セイフク 〜COSTUME FES.〜』βテスター募集開始&“ニコニコ超会議3”にてオリジナルステッカーの配布が決定

スパイク・チュンソフトは、2014年サービス開始予定のプレイステーション Vita用基本プレイ無料タイトル『せかい☆セイフク 〜COSTUME FES.〜』について、本日(4月24日)よりβテスターの募集を開始した。

本家『パズドラ』とのコラボイベントも発表! 『パズドラ バトルトーナメント』オープニングセレモニーリポート

本日より稼働となったアーケード版『パズドラ バトルトーナメント』。そのオープニングセレモニーが開催、その模様をリポートする。

ニンテンドー3DS『チョコ犬のちょこっと不思議な物語 ショコラ姫と魔法のレシピ』が10月9日発売決定!

日本コロムビアは、同社のオリジナルキャラクター“チョコ犬”が活躍するニンテンドー3DS用ソフト『チョコ犬のちょこっと不思議な物語 ショコラ姫と魔法のレシピ』を、2014年10月9日に発売することを明らかにした。

【モンスト家】獣神玉を落とすモンスター"ギョッくん&ギョッさん"の出現率を調べてみた

【モンスト家】金曜日以外の曜日クエストで獣神玉を落とすモンスター"ギョッくん&ギョッさん"がどれくらいの確率で出現するのか調べてみました。

【事前登録】ギルドバトルの新形態 グリー久々の渾身作『ロストランドタクティクス』(動画あり)

GREEにて今夏配信予定の戦略シミュレーションゲーム『ロストランドタクティクス』の事前登録がスタート。

PS Vita版『チェインクロニクルV』 2014年夏、基本プレイ無料で配信決定! ティザームービーも公開【動画あり】

セガネットワークスは、累計200万ダウンロードを突破したスマートフォン向けチェインシナリオRPG『チェインクロニクル』シリーズの最新作、『チェインクロニクルV』を、プレイステーション Vita向けに配信することを決定した。

『チェインクロニクル』新章、今夏配信決定

セガネットワークスは、チェインシナリオRPG『チェインクロニクル』の新章を2014年夏に配信することを発表した。

『グランド・セフト・オートIV』と『レッド・デッド・リデンプション』がお求めやすい価格で本日(4月24日)発売

ロックスター・ゲームスを代表するオープンワールドゲーム2作品、『グランド・セフト・オートIV』と『レッド・デッド・リデンプション』がお求めやすい価格になって本日(4月24日)リリース。



もうすぐ発売!

▼各種ハード別発売情報

  • PS4
  • PS3
  • Wii
  • Wii U
  • XboxOne
  • Xbox360
  • PSVita
  • PSP
  • 3DS
  • DS