『喧嘩番長2 フルスロットル』について聞いてみた!!
●インタビューの全貌を公開!!
スパイクより2006年1月発売予定のプレイステーション2用ソフト『喧嘩番長2 フルスロットル』。本作は、ツッパリをクローズアップしたアクションアドベンチャーゲームの第2弾だ。メンチビームや啖呵システムなど、"バカバカしい"要素は本作でも健在だぞ!! もちろん『喧嘩番長2』では、さらなる番長道を極めるべく、数々の進化を遂げている。そんなファンなら気になる部分を、プロデューサーを務めるスパイクの平塚浩志氏と、ディレクターを務めるワイズケイの松本朋幸氏に聞いてみた。その一部始終を、一挙公開!!
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ワイズケイ |
スパイク |
『喧嘩番長』シリーズのメインシナリオや、ゲームデザインを担当。 |
『喧嘩番長』シリーズのプロデューサー。 |
――『喧嘩番長』シリーズのテーマは?
松本朋幸(以下、松本) 悪いことは悪い、いいことはいいということをゲームでおもしろおかしく表現したのが『喧嘩番長』なんです。いま、人の痛みがわからない世代に、ちゃんとわかりやすく説明してあげることが必要なのかなと思いまして……。
平塚浩志(以下、平塚) ひと言で言えば"男気"ですかね。
――1作目をプレイした人からの評判は?
松本 「次回作に期待」という声が多かったですね。1作目ということもありますが、まだ何かが足りなかったんだと思います。しかし『2』では、ユーザーさんの予想を完全に超えていると思います。『喧嘩番長』はストーリーを重視していますので、その世代の方にも受け入れられているみたいですね。
――ユーザーの年齢層は?
平塚 中高生やツッパリ世代の30代が中心ですね。
――やはり男子が多い?
平塚 女子もけっこういますよ。以前街中で、OLさんが「『喧嘩番長』って知ってる?」って言っていたのを聞きましたから。
松本 元ヤンの奥さんのブログとかにも、『喧嘩番長』ネタが多いんですよ。
――ユーザーの要望で多かったのは?
松本 バイクを入れてほしいという意見がいちばん多かったですね。
――ユーザーさんの意見は、けっこう入っている?
松本 入っていますよー。逆に「ネタをくださってありがとうございます!」っていう感じです(笑)。
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――本作のストーリーの見どころは?
松本 前作で、悪いことをしてシャバくなっているのに、ストーリーが分岐しないという不満が寄せられたんです。それで、悪いことをしたら、その方面に分岐するようにしました。ですので、ストーリーは前作の倍以上になっていますよ。何周でも楽しめると思います。見どころは、ヤスオ率いる極東連合と如月率いる東関連合との抗争劇ですね。
平塚 前作は、プレイヤーが番長という立場から始まりましたが、本作のコンセプトは、下からはい上がっていく成長物語になっています。不良マンガで言うと、本宮ひろ志系の最初っから主人公が強いものもあれば、主人公が徐々に成長していくものもありますよね。今回は後者を選択していますので、より感情移入しやすいと思います。
松本 低年齢層にも共感してもらいたいというのもあり、主人公はいまどきの子っぽい設定にしました。エディットでコテコテのリーゼントにしてもいいですし、オシャレもできます。
――登場キャラクターの数もボリュームアップしている?
松本 前作以上に個性的なキャラクターが出てきますよ。前作から1年後という設定なので、懐かしいキャラクターも出てきます。もちろん、初めてシリーズをプレイする人にも楽しめるようになっています。
――前作のキャラクターで、再び登場するのは?
松本 前作で3年生だったキャラクターは卒業しちゃってます。一部、ダブってる人もいますけど(笑)。3分の1くらいは出るかな。
――前作では"スケ番編"が用意されていましたが、今回は?
松本 今回はありません。その分、本編のボリュームを大幅にアップしていますし、スケ番編に負けない仕掛けを用意しているので、期待してください。
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――今回のマップは、巨大なひとつの街になっているそうですが?
松本 広さは、前作の約5倍くらいになっていますね。「バイクを絶対出したい!」ということもあり、バイクを思いっきり楽しんでもらうためには、巨大なマップが必要不可欠ということになったんです。また、マップはシームレスにするに当たって、前作のプログラムの使い回しはせずに、新規で作りました。ビックリするぐらいたいへんでしたが、その苦労のかいもあり、非常にいいものができたと思います。
――マップを1周するのにどのくらいかかりますか?
松本 マップの端に高尾山をモチーフにした山があるのですが、自宅から徒歩で登山道を通って頂上まで行くと、約40分かかりますね。バイクだと10分くらいで行けますけど。ただし、高速道路を使ってです。現在発売されているゲームの中でも、けっこう広い部類に入るのではないでしょうか? 住宅街や新宿、渋谷みたいな街。それに海もありますし。ツーリングも楽しめると思います。
平塚 じつは『喧嘩番長2』のために、松本さんはバイクの免許取りに行きましたからね。
松本 400ccの免許を取って、バイクも購入して乗っています。バイクの楽しさを、このゲームをとおして伝えていきたいですね!
――ゲームに登場するバイクの種類は?
松本 原付からアメリカンまで、ひととおりは揃っています。ビッグスクーターもありますよ。基本的に、ふつうのバイクは色を変えるくらいしかできないんですが、族車と言われるようなバイクは、ドン引きするような改造が可能です。ゲーム内でも実際ドン引きされるので、喧嘩をふっかけられなくなります。
平塚 前作は、あまりお金を使わなかったのですが、今回はバイクや技を買うために必要になりますよ。
松本 じつはシステムが変わったんですよ! 技は道場に行って、買うようになったんです。わりと番長の世界って、お金でなんとかなるじゃないですか(笑)。だから今回は、お金でなんとかしちゃおうと。
――前作もけっこういろいろな技がありましたが、今回は?
松本 期待していてもらっていいですよ。たとえば"カンチョー"が入ってます。今回、敵のバックを取って投げるという流れがあるのですが、背後投げのバリエーションの中にカンチョーがあるんです。これも道場で購入していただくことになります。
――カンチョーを教える道場って……。
松本 前作にも登場した、大山さんの道場で教えてくれます。
――カンチョー以外におもしろい技は?
松本 その手の下ネタ系の技はいくつかありますよ。正直、ネタに走りました。
――前作では、プロレス技が多いなぁって思ったんですけど。
松本 実際多いですね。最近のトレンドの技も入っていますよ。
平塚 見た目が派手な技も多いですね。フランケンシュタイナーとか。あれを道でやっているのを見ると笑えますよ。
松本 本当の喧嘩を再現すると、パンチとキックだけになってしまうので、ちょっとゲーム的な派手な技を多くしてみました。
平塚 超必殺技も無茶苦茶なものがありますしね。バランス取るのたいへんだろうね……(笑)。
――技の種類はどれくらい増えていますか?
松本 2倍くらいにはなっていますね。
平塚 着ぐるみの種類も増えてます。着ぐるみを着て喧嘩をするとおもしろいですよね。
松本 ちなみに、着ぐるみを着ていると、危ない人だと思われて威圧度が上がります。意外に有効なアイテムなんです。
――主人公の"イカツイ"とかは、数値でわかるようになっているんですか?
松本 今回もイカツイ度は表示されないですね。キャラクターの反応を見て判断してもらうしかないです。
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――今回、天候の変化や時間の概念が導入されていますよね。
松本 時間に関しては、夜じゃないと起こらないイベントも用意されてたりします。ゲーム中の1分は実際の1秒くらいなので、1時間はけっこう短いですね。1時間以内に特定の場所に行かないと発動しないイベントもあるので、イベント捜しも楽しいと思いす。
平塚 雨が降ると、道行く人が傘を差したりするアクションが見られるんですけど、「そんなところに力を注ぐか!」みたいな。
松本 より、身近な雰囲気を感じてもらえるようにしたかったんです。完全に日本人にしかわからないような……。
――「海外では売らなくてもいい」みたいな。
松本 いさぎよいですよ(笑)。
平塚 いやー、僕の立場的には、海外で売りたいですけどね(笑)。でも、オファーは来ているんですよ。ツッパリというテーマを選んだので、そこはいさぎよくということで……。
松本 啖呵を切るときの言葉を英語にして、おもしろいのかという問題もありますしね。
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――お店の種類は増えましたか?
松本 ゲームセンターなどを追加しています。こでは、実際に遊べるゲームも用意していますよ。どんなゲームがあるかは楽しみにしておいてください。
――アルバイトも充実?
松本 もちろん! バイクを使ったバイトも用意してますよ。
――街をぶらぶらしているだけでも楽しそうですね。
松本 そういえば、アイテムの買取ができるようになりました。いらなくなったアイテムは売ることがでるんです。これは、『喧嘩番長』的にはスゴイことなんですよ!
平塚 へぇー、そうなんだ。
松本 あと、ガソリンスタンドもあります。給油しないとガス欠になってしまうんです。
平塚 ガソリンスタンドにもちょっとしたゲーム性を取り入れているんです。どんなものかはまだ秘密です(笑)。
――維持がたいへんそうですね。
松本 それに、バイクに乗るには免許がいるんです。これもお金で解決しますけど。
平塚 何事にもルールがあるように、交通にもルールというものがあります。そのマナーを楽しんでもらえるような仕組みを取り入れています。また、バイクに乗ることで、行ける範囲が広がるという、高校生のときの感覚を味わってもらいたいですね。
――バイクは、免許がないと乗れないんですか?
松本 乗れますけど、即行でパトカーがやって来ます。下手するとヤラれちゃいますからね。いちばん危険じゃないかな。
平塚 無免許運転はやめましょうということですね(笑)。
――バイクでは、どんなアクションが可能?
松本 後輪を滑らしたりウィリーができますよ。徒歩のときの"メンチビーム"にあたるアクションも用意しています。
――バイクに乗っていれば、かなり強そうなイメージですが……。
松本 実際、突っ込むだけでも、敵がボーンって吹っ飛びます。ただし『喧嘩番長』は、あくまで喧嘩するのが正しいので、事故を起こすと壊れやすいようになっています。
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――"シャバイ"などのパラメーターは今回も健在?
松本 ありますよ。シャバくなりすぎると、"シャバ王"になる"伝説"も健在です。
――『2』になって増えたパラメーターは?
松本 自分が組織のどのあたりにいるのかという、ストーリーの分岐に影響してくるパラメーターが増えました。これは、ゲーム中に見ることができるメーターです。
――このメーターを上げてのし上がっていく?
松本 そうですね。自分がドンドンのし上がっていくのを感じてもらえればと思います。
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――前作にいた舎弟は?
松本 今回もいますよ。バイクで"2ケツ"をすることができます。
平塚 前作では、舎弟は自宅でしか呼べなかったんですけど、今回は携帯電話で呼べるんです。
――携帯は、ほかにどんな機能が?
松本 ゲームを進めるためのアドバイスが、千葉ちゃんからメールで届いたりします。
平塚 あと本作では、舎弟に"ガンガンいけ"といった指示を出すことができますね。
松本 喧嘩をしていてトドメを舎弟がさしてしまうと、経験値を持っていかれちゃうという不満があったんです。そこで、手を出させないように指示を出すこともできます。
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――『喧嘩番長』の特長でもあるメンチビームや啖呵合戦はどうなりましたか?
松本 無駄に進化しています(笑)。見栄えがよくなったり。啖呵のキーワードは、いっぱい増えていますよ。
平塚 メンチビームを受けた人のリアクションも増えています。体のいろいろな部分に当ててみてください(笑)。
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――伝説の種類は増えている?
松本 今回の伝説は、さらにバカバカしいですよ。前回は、達成することが難しい伝説が多かったんです。それがちょっと不評だったので、今回はけっこう軽く、バンバン達成できちゃいます。
――どんな伝説が?
松本 たとえば、ウンコ座りと立つをくり返す。いわゆるスクワットですね。それを30回やるとか。あとは、女の子に30回飛びつくとかもあります。とりあえず伝説を、煩悩の数と同じ108個集めたかったんです。しかし、70個くらいでネタ切れしてしまいまして……。そこから足りない30個を考えるのがたいへんでした。
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――恋愛要素は?
松本 それなりに用意しています。前作より、女の子がかわいくなっていますよ。
平塚 いや、あまりかわいくない(笑)。
松本 まぁまぁ。
平塚 かわいい系の子や生徒会長とか……。少なくとも3人は恋愛対象がいますね。
――交際を続けると最終的には……?
松本 高校生なんでチュー止りですね。そのまえに、デートが楽しめます。
平塚 横浜っぽいエリアとか、江ノ島っぽいところがありますので、いろいろなデートができますよ。俺もチューしたいなー(笑)。
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――最後に、全国のツッパリたちにメッセージを。
松本 『喧嘩番長3』も作りたいので、ぜひ買ってください!
平塚 正直、『喧嘩番長2』を作るまで、こんなにマップが大事だとは思ってませんでした。ここまで大きな和風な街を作ったゲームはあまりないと思うので、期待していてください!
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