酒缶さん
ゲームコレクターの酒缶が、大好きなゲームを世の中に紹介するために、ゲームを作っている人、ゲームを集めている人、何かしらゲームに関わって生活している人に、ゲームの話を訊きにいくブログです。
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【酒缶のゲーム通信】



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【星野光弘氏】7.影響を受けたゲーム

 今回のゲスト:星野光弘氏 
ランカース代表取締役。制作に関わったタイトルは『BUBBLE BOBBLE DOUBLE』(iPhone)、『ワイズマンズワールド』、『ジュエルペット』シリーズなど多数

 

酒缶 もう少し時代を進めていくと、『鉄拳』(※1)と『ディアブロ』(※2)でよく遊んでいたようですけど、『ディアブロ』ってことは、この頃、オンラインゲームに手を出し始めたんですか?

(※1) 『鉄拳』 1994年にナムコ(現バンダイナムコゲームス)がアーケード向けに発売した対戦格闘ゲームとそのシリーズ。オフィシャルサイト http://www.tekken-official.jp/
(※2) 『ディアブロ』 1997年にブリザード・エンターテイメント社がパソコン向けに発売したアクションRPG。MMORPGの先がけ。1998年にはエレクトロニック・アーツ・スクウェア(現エレクトロニック・アーツ)がプレイステーション向けに移植している。

星野 いや、オンラインに手を出したのは結構後半で、もっぱら1人プレイですね。大抵のオンライン対応ゲームは、今でも1人でプレイしてますよ。


酒缶 でも、『鉄拳』とか『スト2』とかも、オンラインの対戦ですよね?

星野 対戦ゲームのオンラインプレイは割とやりやすくて好きなんですけど、協力するゲームは相手のことを考えなくてはいけないので、苦手なんですね。面倒くさいんです。『ファンタシースターオンライン』(※3)なんかも相当遊んでいますけど、実は1人で遊んでいるんです。だからずっと『ファンタシースターオフライン』なんですね(笑)。

(※3) 『ファンタシースターオンライン』 2000年にセガがドリームキャスト向けに発売したアクションRPG。公式サイト http://www.sonicteam.com/pso/

酒缶 オフラインでもそのゲームが十分に楽しいということですか?

星野 割と楽しんでいます。『モンハン』もPS2のときに1人で楽しんでいて、逆に今のネットワークでのプレイに違和感があって困っていたりします。ただ『ディアブロ』だけは特別で、友人たちと相当やりましたよ。

酒缶 潜って、ビシバシ斬って、耳が落ちているゲーム(※4)ですよね。

(※4) 耳が落ちているゲーム 『ディアブロ』では、プレイヤーキャラを倒すと耳が残るので、PKと呼ばれる人たちが耳を集めるために、初心者プレイヤーを殺しまくるという残虐な行為が見られた。何もわからないうちに殺されまくるとトラウマになるし、実際トラウマになった。

星野 そうです。友達の降りてくるポータル(※5)のところに炎を置いておいたり意地悪なことをしたこともありますね……。

(※5) ポータル プレイヤーが階層を移動した時に、最初に出現する場所。

酒缶 ひどい(笑)。

星野 当時、PK(※6)とかみんなやってましたよ。

(※6) PK プレイヤーキラーの略。他のプレイヤーを狙って殺しに来る極悪非道な人のこと。

酒缶 時代的にはこの後の時代だと『ウルティマオンライン』(※7)とかになってしまいますよね。

(※7) 『ウルティマオンライン』 1997年にエレクトロニック・アーツがパソコン向けに発売したMMORPG。公式サイト http://ultimaonline.jp/

星野 あれはオンライン専用だったので、自分には興味がなかったです。ちなみに『ディアブロ』は今でも最高傑作だと思っていて、ゲーム制作で行き詰った時は、何で『ディアブロ』はあそこまで熱中できたのかを考え、その要素を少し入れたりすることもあります。さすがに今見ると映像とか古さはありますけど、雰囲気を含めて、完成されていますよね。今度の『3』(※8)が楽しみです。

(※8) 『3』 正式名称は『ディアブロ3』。『ディアブロ』の続編で、発売が待たれる期待の新作だが、まだ発売日は確定していない。毛利名人も発売を楽しみに待っているらしい。「毛利名人のネバーエンディングゲームズ」 http://www.famitsu.com/guc/blog/mouri/9940.html

酒缶 星野さんは『ドラクエ』シリーズにかなり影響を受けているようなんですけど、常に最新作から影響を受けているような感じですか?

星野 『ドラゴンクエスト』に関しては、本当に愛すべきナンバー1のゲームなんです。だからどれがというと、本当に甲乙つけがたいくらい愛してますね。ゲームの面白い、つまらない、じゃないんですよ。『ドラゴンクエスト』は、あの世界が好きになっちゃったんです。鳥山明さんの絵、すぎやまこういちさんの音楽、堀井雄二さんのシナリオ、それが大好きなんです。影響も全作品から受けています。


酒缶 『スト2』と『鉄拳』のシリーズは相当遊んでいるようですけど?
 
星野 ずっとやってますね。昨日も朝方近くまで社内で『スパ4AE』(※9)をやってましたね……。

(※9) 『スパ4AE』 正式名称は『SUPER STREET FIGHTER IV ARCADE EDITION』。2011年6月にカプコンがプレイステーション3とXbox360向けに発売した対戦格闘ゲーム。SUPER STREET FIGHTER IV 公式サイト http://www.capcom.co.jp/sf4/

酒缶 結構熱いですね。ゲーム業界の人って、なぜかゲームを作っているけどゲームをやらなくなったりするじゃないですか?

星野 それはダメだと思います。ゲームへの熱意がなくなるとそれが仕事に影響でてしまうと思うんです。うちのスタッフは相当やってますね。


酒缶 『アールタイプ』(※10)『レイフォース』(※11)『ダライアス外伝』『レイディアント シルバーガン』(※12)といったシューティングゲームを、影響を受けたゲームとして挙げられていますけど、何か共通点とかあるんですか?

(※10) 『アールタイプ』 1987年にアイレム(現アイレムソフトウェアエンジニアリング)がアーケード向けに発売した横スクロールシューティングゲーム。
(※11) 『レイフォース』 1994年にタイトーがアーケード向けに発売した縦スクロールシューティングゲーム。コンシューマで発売された『レイヤーセクション』このタイトルの移植。2007年にタイトーがプレイステーション2向けに発売した『タイトーメモリーズII 上巻』にも収録されている。
(※12) 『レイディアント シルバーガン』 トレジャーが開発した縦スクロールシューティングゲーム。1998年にアーケードとセガサターン向けに発売され、2011年にはXbox LIVEアーケード向けに発売されている。Xbox版公式サイト http://www.xbox.com/ja-JP/Marketplace/SplashPages/radiantsilvergun

星野 今挙げたシューティングって段幕系じゃないんですよ。弾幕系は弾幕系でいいんですけど、今僕が挙げたシューティングって、どれも演出が凄いんです。ドラマティックで、テキストで語らず、シチュエーションで、ゲームをしながら展開がわかっていくのが大好きで、これらのゲームには相当影響を受けています。自分らでもいつか機会があれば作ってみたいですね。

酒缶 シューティングは市場的に厳しいという話を訊きますけど。

星野 数字を調べたんですけど、かなり厳しいですよね。

酒缶 シューティングはなかなか仕事にはつながらないけど、常に研究されているんですね。格闘といいシューティングといい、良き時代のアーケードというか……。

星野 それを学生時代に経験しているので、物凄く影響を受けてしまいましたね。あ、今度引っ越したら会社に筺体を置こうかな、と思っています。

酒缶 三面の筺体を買っちゃうわけじゃないですよね?

星野 『ダライアスバースト』(※13)とか購入できると嬉しいんですけどね…。

(※13) 『ダライアスバースト』 2010年にタイトーがアーケード向けに発売した『ダライアスバースト アナザークロニクル』のこと。公式サイト http://darius.jp/dbac/

 

次回の更新は、10月21日(金)の予定です。

2011年10月18日 17:05