『モンスターハンター』プレイまんが“モンでき。” 『MH4G』第35回
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『モンでき。』の『MH4G』第35回更新。
この場ではあまり攻略チックなことを書くつもりはないのですが、今回はリオレイア相手にツタやられと閃光玉でループ取ったよー、というお話。
G★1クエスト“女王、降臨す”の舞台は遺跡平原で、エリア2の二重床の上ではレイアをひるませてツタやられを起こすことができます。
それだけでも格好の攻撃チャンス! なのですが、ツタやられから復帰したレイアはいったん空中に飛び上がる確定行動を取るので、このときに閃光玉を当てることで確実に撃ち落とす(通称・閃光落とし)ことができるのです。
江野本はふだん狩猟笛を使っていて、「気絶してくれええええ!!」とツタやられ中のレイアさんの頭部を狙って攻撃し、空中ホバリング状態になっても「あと一発! きっとあと一発でスタンンンンン!!」と夢見がちなことを言って攻撃の手を緩めず、そのままサマーソルトを食らうという悪夢のパターンなんですけども……(自業自得)。
でも、今回はたまたまツタやられからの復帰飛び上がりに閃光玉を使ってレイアを撃ち落としたところ、津々巳さんとリョウコちゃんの一斉攻撃の効果もあって、すぐにまたツタやられに。
「あれ、これってもしかしてループ取れるかも?」
と思いつき、またしてもツタやられから飛び上がったところに合わせて閃光玉を使って、まんまとツタやられ→閃光玉→ツタやられのループを取ることに成功したのでした。
閃光玉の調合分までは持っていなかったのと、3~4回くり返したところでレイアが脚を引きずる仕草を見せたので捕獲してクエスト終了となったのですが、なんともワクワクして気持ちよかったー!!
始まりは偶然とはいえ、自分で“勝ちパターン”を見つけて実践できたわけで、これぞアクションゲームとしての『モンスターハンター』のおもしろみと言えるんじゃないかなーと思います。
ただ、これをおもしろがるかどうかは人によると思っていて、敬遠する方もわりと多い印象。
これって、モンスターを一歩も動かさず、ハンターサイドが一方的に攻撃する、いわゆる“ハメ”に近いやりかただと思うんだけど(近いというのもおこがましいんですが許して!!)、個人的にもちょっと複雑な思いがあったりします。
まず第一に、やりかたを自分自身で思いついたり、編み出したりするのがおもしろいのであって、人に聞いたりネットで見たやりかたをそのままトレースするのはおもしろさ半減かなー、という気がします。
ただ、そのやりかたを実際、自分でやろうとすると、ものすごい技術を求められたりしますよね?
技術を身につけようと努力し、鍛錬の末に自分のものにすることは、それはそれでめっちゃくちゃおもしろい、とも思います。
ちなみに、ここで言っている“おもしろさ”はアクションゲームとしてのおもしろさなので、たとえば「アクションは二の次、クエストクリアーして素材が欲しいだけなんだが!」というコレクション好き、着せ替え好きの方が感じるおもしろさとはまったくの別物でしょう。
コミュニケーションゲームとして見れば、ただ友だちとワイワイしているだけでも十分におもしろいですしね。
それと、時々「ハメプレイとか、人に押し付けるからイヤだわん!」とおっしゃられる方がいますが(いない?)、それは“人に押し付けること”に問題があるのであって、プレイそのものに対する感情とは分けて考えるべきだと思います。
んで、以上を前提にもうひとつ思うことがあるのですが、ちょうど読者さんからのコメントで思いを同じくするものがありましたので、ご紹介したいと思います。
第31回で書いた“連携”に関するご意見です。
仲間との連携プレイも、今回のツタやられ→閃光玉ループやハメプレイに通じるところがありますね。
「いつも狩りに出るときは兄とふたりです。兄は狩猟笛、私は操虫棍。ふり返って、連携っぽい連携ができているときってクシャルダオラを狩るときくらいだな、と。兄は、風圧無効(大)、気絶、閃光玉。私は、毒、尻尾切断、ジャンプ攻撃からの撃墜(乗りにあらず)……と、暗黙の役割分担ができていて、横たわってモジモジしているクシャルをフルボッコにしています。動きを制限できるという面から連携技って楽だし、バッチリ決まったときって気分いいですよね。
でも、反面、モンスターの技のかっこよさとか威厳とかが感じられなくてさびしくもあります。だから、今作いちばんお気に入りのイャンガルルガだけはひとりで狩っています。やっとギルドクエストのレベルが107になりました。狂竜化解除せずにやり合うのが本当に楽しいです」
狩猟笛に操虫棍とか、江野本が『MH4G』で使っているメイン武器ふたつでなんかうれしーー!!!
というのは置いておいて、兄弟で知恵と技を寄せ合い、連携し、モンスターを完璧に封じ込めるおもしろさはよーくわかる。
とくに、こちらがそれなりの対策を取らない限り、狩り場の均衡は完全にモンスター上位となってしまうクシャルダオラを相手に、ハンター上位を作り出し、持続させるヒリヒリ感はたまらないですよね。
と同時に、それをさびしく感じてシングルプレイを大切にするというのも、めっちゃくちゃわかるんです。
モンスターを封じ込めるのではなく、お互いガチンコの殴り合いを楽しみたい、って感じ。
切磋琢磨しながら腕を上げていける気がして、狩猟対象というより“よきライバル”という感覚になるんですよね。
まあ、ガルルガでそれをやるなんて物好き……とは思いますけど!
江野本にとってはゴア・マガラのギルクエがそんな感じで、現状はLv.110。
レベルが上がるに従ってゴアさんも強くなるし、それに対抗するためにはこちらも強くならなくちゃいけない。
もちろん、対抗できずにボロボロにやられちゃうかもしれないけど、この攻防に心からワクワクしているんです。
そんなわけで、アクションゲームとしての『モンスターハンター』のおもしろみは、さまざまな手段を講じ、時には仲間と連携してモンスターを完封することにもあるし、モンスターとハンターとの間でラリーが続くような技と技のぶつかり合いの中にもある、と江野本は思っております。
それはプレイ内容のレベルに関係なく、究極のハメプレイでもただのツタやられ→閃光玉ループでも、下位のアルセルタスが相手でも最高レベルのギルクエイビルジョーが相手でも、おんなじ。
『モンハン』はアクション以外の部分もおもしろいので、こういったものを自分とは関係ない、アクションがうまい人だけが楽しむものと思っている方もいらっしゃるかと思うのですが、ちょっとだけ心を開いて前のめりに楽しんだらいいのになあ、と思います。
余計なお世話ではあるんですけどね。
最後に、連携についてもうひとつ、超共感した読者さんからのご意見を。
「自分も連携大好きです。綿密な打ち合わせをして成功させるのも楽しいですが、たまたま起きる好連携もおもしろいですよね。野良オンラインでよくありますが、モンスターが寝たのに全員爆弾を持ってきていない……なんていうとき、その場での最良の行動を考えて、全員がシンクロしたときなんて「おおお~www」となりますw まったく知らない人たちとでも、同じ目的のために偶然ひとつになる、なんてのも醍醐味かなあと思います」
わ・か・るーー!!!
野良の一期一会感は昔から大っ好きなんだけど、なかでもチャットなしに狩りの中で連携できたときの「通じた!」って感じは格別。
あの高揚感はほかでは絶対に味わえないと思う。
こちらのやりたいことを即座に理解してフォローしてくださる方なんて、それだけでめっちゃかっこよくて「頼む、結婚してください!」って思うし、自分も誰かにそう思われたいからがんばろう、って思えます。
ぜひ、野良でお会いしましょうね!!!
2015年3月6日 22:38