『モンスターハンター』プレイまんが“モンでき。” 『MH4G』第9回
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『モンでき。』の『MH4G』第9回更新です。
今回は、『MH4G』で使用する武器としては大本命と言っていいでしょう、チャージアックスです。
津々巳さんはプライベートで使っていたことがあるそうなのですが、リョウコちゃんと江野本は初見の武器。
友だちが使っているのを見たことも数回程度で、ハンターノートの武器操作指南を見てもちんぷんかんぷん!
じっくり読み込んだ挙句にひと言、「なるほど、わからん」と言ってクエストに旅立ったのでした。
そのわからなさの元は、属性解放斬り。
チャージアックスの属性解放斬りは、剣モードで攻撃を当てることで剣撃エネルギーを溜め、それをビンにチャージして斧モード時にくり出すことができるというもの。
そう書くととっても簡単で、実際すぐに属性解放斬りを出すこと自体はできたんですけど、これをモンスターに当てることができない!
剣モードでエネルギーを溜めるターン→チャージ→変形斬り→斧モードで属性解放斬りのチャンスを狙うターン→属性解放斬りI(当たる確率70%)→属性解放斬りII(当たる確率50%)→高出力属性解放斬り(当たる確率10%)を律儀にくり返すので精一杯で、モンスターの動きに合わせて流れを組み立てることができず、せっかくの属性解放斬りを無駄撃ちしまくっていたんです。
頭に当てて気絶エフェクトが出ているのを確認できたのもほんのわずかで、気絶なんて取れるわけがない。
でも、チャージアックスという武器のおもしろさはここからだ、ということはひと通りプレイし終わってから再び武器操作指南を見て一目瞭然でした。
高出力属性解放斬りの出しかた、いろいろあるんじゃん!
しかも、属性強化状態にすることで超高出力属性解放斬りになるんだとか。
おまけにガードまわりの派生にもひと癖あるようで、これは使えば使うほどに自分なりの立ち回りを組み立てられるおもしろい武器に違いない! と確信できました。
狩猟笛使いとしては、攻撃の派生が多彩な武器に対して多大な憧れと妬ましさがあるんですけど、チャージアックスは間違いなく、その筆頭でしょう。
『モンでき。』で使うかどうかはともかく、近いうちにしっかり遊んでみたいなあと思っております。
さて、そんな“深い”チャージアックスですけど、剣モードは片手剣、斧モードはスラッシュアックスの動きに似ていて、扱い自体はじつにとっつきやすい武器。
もともとの火力にも不足はなく、リョウコちゃんが素材を所望したジンオウガもあっさりと狩ることができちゃったのでした。
となると、もうちょっと手応えのあるモンスターに行きたくなるのが人情というもの。
そこで白羽の矢が立ったのは、テオ・テスカトルさんでした。
じつは江野本、この全武器お試し編・再で隙あらばテオに行ってやろうと目論んでいたんだけど、ここにきてチャンス到来。
もちろん素材が欲しかったわけではなく、ただただ純粋な気持ちで、上位のテオに会いたかった!!!
ま、そんなに会いたかったんならプライベートキャラででも行けばよかったんですけどね。
上位のテオにどんな用事があったのかというと、ぎゅいんがどうなっているのか確認したかったんです。
ぎゅいんというのは、この場ではもうさんざん書いてますけど、テオのビッグバン、ことスーパーノヴァ発動の前に小さく鳴く音のこと。
『MH4』では、このぎゅいんを聴き取ることでビッグバンを察知し、確実に避けることができていたんです。
ところが!
『MH4G』のG級クエストで会いに行ったテオは、何の予告もなく、いきなりビッグバンを起こしやがるんですよ!!!
しかも、ご丁寧なことにビッグバンが終わってから、「はわー、お腹鳴っちゃいそうだったからめっちゃ我慢してたー」とばかりにぎゅいんと鳴く始末。
まさかぎゅいんを我慢するテオが現れるとは思っておらず、夜中にひとりでG級クエストを進めていた江野本は「そうきたかー!!!」と絶叫のち悶絶したもんでした。
で、これがG級のテオ特有のものなのか、それとも『MH4G』になって変更されたことなのか、上位のテオに会って確かめてみたかった、というわけなのです。
結論から言ってしまうと、上位のテオも“後付けぎゅいん”を覚えたようです。
まあ、せっかくのビッグバンなのに、ちょっと我慢しきれず鳴いちゃったくらいでハンターに察知されるなんてテオもかわいそうですもんね。
このぎゅいん騒動、個人的には『MH4G』でいちばんの衝撃だったんですけど、『モンスターハンター』のシリーズを追いかけていく中でのおもしろみのひとつなんだろうな、と思う。
いつかまた『MH4』のテオを見る機会があったら、「そうそう、このころのテオってぎゅいんでビッグバンがバレバレだったんだよね! 萌え!」って盛り上がるんだろうなあ。
仲間うちでテオを狩る際はぎゅいんを聴き取ってビッグバン予報を出す担当だった江野本としてはさみしさもあるんですけど、いまではそんなふうに思っております。
と、こんなおだやかな感じで言えるのは、ぎゅいんに変わるビッグバン対抗法を見つけたからだったりします。
大老殿で初めてテオに行ったときには、それなりの防具を着ていてビッグバンを1回食らったくらいで即オチることもなかったんですけど(クエスト自体はギリギリ撃退でてこずったけど)、高レベルのギルドクエストになってくると話は別。
何人かで狩りをしていて、調子に乗って後ろ脚に張りついていると全員がビッグバンに巻き込まれて力尽き、クエスト失敗……なんてことにもなりかねません。
ビッグバン自体は怒りからの時間経過で発動するものなので、達人たちは体感で「そろそろかな」と判断してらっしゃいますし(ソンケー!)、スマホか何かでタイマーをかけている方も多いでしょう。
オンラインで遊んでいると、タイマーをかけている方が時間になるとピコーンピコーンとサインを送って知らせてくれたりしますよね。
これがまた、人によって「あとどれくらいでサインを出すか」が違っていておもしろい。
ギリギリを攻めすぎて、ときにはテオが空中に飛び上がった瞬間にピコーンピコーンとお知らせがきたりして、「いやアンタ、見えとるわ!」と思わず吹いたことも。
そういうコミュニケーションがあると狩り場にドラマが生まれるので、テオは誰と狩っても楽しいんだけどね。
個人的には、少し早めに「あと10秒くらい」とか言うほうが好き。
その10秒をどう過ごすのかは人それぞれで判断したらいい、という考えですね。
砥石を使いたいなら様子を見ながら使うとか、狩猟笛は音色を溜め始めるとか、あるいはテオがブレスを吐くなら一撃だけ後ろ脚に入れて回避するとか(ビッグバン前にブレスを吐くことを「誘いブレス」と、まさに昨日名付けました)、それぞれの選択肢を選べるほうがいいかなあと思うのです。
ただ、ビッグバン予報を出されると警戒して手数が減るので、あんまり早く言われるのもどうかなあと思うんだけど。
そんなわけで、時間を計ることがすなわちビッグバン対策なのですが、ゲームの中でこれが行えるのが、“抗竜石”です。
抗竜石とは『MH4G』で導入された新アイテムで、狂竜ウイルスを鎮静化できるという特殊なもの。
詳しくはネタバレになっちゃうので書きませんが、抗竜石について知りたいという方はソフト発売前の事前情報であるコチラの記事をご参考に。
記事内にも書いてある通り、抗竜石には効果時間があるので、これを“テオタイマー”として使うというわけです。
ある晩、いつものように友だちと「今日は何行く?」、「てお? ておなの!?」という茶番をくり広げてテオのギルクエに向かったところ、時々遊びにくる準レギュラーの友人が「そういえば、抗竜石を使ってビッグバン予報ができるかもって聞いたんだけど」と言い出し、さっそく検証を開始。
抗竜石にも種類と設定数があるので多少の条件付きではあるものの、十分にタイマーとして機能することがわかりました。
それまでにも狩猟笛の演奏や一部のアイテムの効果時間でビッグバン予報が出せないかとか、いろいろ案は出ていたんですけど、抗竜石を使うなんて完全に盲点。
しかも、アイテムカーソルを使っておおよその残り時間もわかるので、これ以上に実用化に適したものはゲーム内にはないでしょう。
これ、本当にピタリとビッグバンを当てることができて気持ちいいし、なによりまわりにも感動されるので、やったことのない方はぜひぜひお試しください。
もちろん、ゲームの外の物も含めるなら、タイマーを使ったほうが精度は高く、絶対確実です。
でも、ゲームの中だけで完結できる、もともとあるアイテムを別の用途で活用する、ってなんだかちょっとポップでオシャレじゃありません?
ぎゅいんでの察知もそうなんだけど、抗竜石タイマーも「ビッグバンが事前にわかる」という目的以上に遊びの要素が含まれていて、とにかく楽しい。
『MH4G』のテオが後付けぎゅいんになってしまったのは悲しいけれど、それと引き換えに抗竜石タイマーを手にした、そんな気分なのです。
【お知らせ】
現在配信中の電子書籍版『モンでき。とんがり編』と『モンでき。むいむい編』で一部のデータ(カバーをはいだ表紙、カバー裏)が抜けていた件で、修正対応いたしました。
全書店のデータ差し替えが完了しましたので、再同期することで完全データを確認できます。
すでに電子書籍版『モンでき。とんがり編』と『モンでき。むいむい編』を購入いただいた方は、お手数をおかけして大変申し訳ありませんが、再同期をしていただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします!
2014年11月29日 05:52