『モンでき。』の『MH3G』第114回更新。

ほいほい、てなわけで皆様からいただきましたリョウコちゃんへのアドバイスの数々は、“（秘）リョウコちゃん育成計画”という仰々しい文書にまとめさせていただきました。

これねえ、ほんとにいろんなご意見があって、読み応えたっぷり！

『モンスターハンター』は人それぞれ「オレはコレが好き」を全うできるように作られているゲームなので、皆様からのアドバイスもじつは180度違う意見があったりします。

それも含めて、江野本自身すっごく勉強になったし、おもしろかったー！

なかなか具体的なアドバイスができない理由のひとつに「絶対的正解なんてないし！」という思いがあったんだけど、これだけいろいろなベクトルの意見があると安心して「どれも一長一短、あとは自分で選ぶべし！」と言えます。

じつは本日、3月15日時点では、リョウコちゃんとも話し合って取り急ぎ何をするかの方向性が出ていたりもするのですが、それはまた別のお話。

近々お伝えできるかと思いますので、楽しみにお待ちくださいませ。

それはさておき。

この“（秘）リョウコちゃん育成計画”に目を通したリョウコちゃん、「わ、このスキルって何ですか～？」、「へ～、初めて知りました～」、「みんないろいろ考えてやってるんですね～。すごいですね～ウフフ～」と感心しきり。

漫画本編に描かれているように、いままでは状態異常が発生する仕組みを理解していなかったそうで（ちゃんと説明したんだけどね。珍しく津々巳さんも覚えてたし！）、「麻痺弾一発撃ったらテッテッテーッて歩いて様子うかがって、撃てそうなときにまた撃ってテッテッテーッてしてたんですけど、それじゃダメだったんですね～」と自分の行動を振り返ったりしていました。

どうでもいいけど、リョウコちゃんの言葉には擬態語が多いです。

それも臨場感たっぷりで思わず引き込まれるとかリズミカルで耳心地がいいとかってやつじゃなく、状況説明になっていないうえに話のテンポを明らかに悪くする擬態語を差し込んできたりします。

「この間、センセイにバーンッて怒られたんですけど～」と言うので津々巳さんが机か壁かはたまたリョウコちゃんの頬でもパンチしたのかと思ったら電話越しの話で、「それで私、もうアーッてなってバーンッて泣いちゃったんですけど～」などと言葉を継いでくるのでこっちの頭が「バーンッ」となります。

て、ほんとにどうでもいい情報でした。

そんなこんなで、リョウコちゃん自身も皆様からのアドバイスをとってもありがたがり、この日は暇さえあれば“（秘）リョウコちゃん育成計画”を読みふけっていたのですが、なんともお間抜けなことにこの文書を津々巳家に忘れて帰るという大失態を演じてしまったんですねえ。

じつはこの日の帰り道、津々巳家を出てほどなく、リョウコちゃんはみずから忘れ物をしたことに気がつきました。

ただ、すでに終電ギリギリで駅まで急ぎ足で向かっているところだったので、取りに戻るわけにもいかず。

リョウコちゃんは「あれ？　忘れちゃいました～ウフフフ～♪」といつもの調子だったのですが、これが津々巳さんに知れたらまた鬼の形相で怒られると予感した江野本は「津々巳さんに連絡しておいたら？」と進言。

「そうですね～。あとでセンセイにメールしときます～」とリョウコちゃんもうなづき、そこで話はまったく別のことに。

数日後、そんなことはすっかり忘れて日々の仕事に忙殺されていた江野本のもとに突如、無造作に捨て置かれた“（秘）リョウコちゃん育成計画”の写真が送られてきたのでした。

忘れて帰ったこと自体は知っていたので、津々巳さんが期待した（？）ほどのサプライズはなかったものの、この写真がなかなかどうしてセンセーショナルで江野本のハートをズッキュン！

コタツの皮（？）をペラリとめくったら床下で文書が熟成されてました、みたいな、じつにストーリーを感じさせるステキ写真に仕上がっていたんですよームホホ！

まあそれはともかくとして、リョウコちゃんてば、先手を打って津々巳さんにメールするのも忘れてしまった様子。

呆れ果てている津々巳さんの怒りを再燃させてはならじ、と思った江野本は「バレる前に津々巳さんに連絡したほうがいいって言ったんですけどねー。リョウコちゃんらしさ炸裂☆」などと軽い調子で返事を返しつつ、『うっかりリョウコとコタツ下の怪文書』とかいう物語を思い浮かべてひとりニヤニヤしていたのでありました。

んで、先日。

リョウコちゃんが“（秘）リョウコちゃん育成計画”を持っていたので、「それ取りに行ったとき、津々巳さんに怒られなかった？」と聞いてみると、「めっちゃ怒られました～♪」となぜかうれしそうなリョウコちゃん。

「忘れたことでも怒られたし、江野本さんがセンセイに連絡するように言ったのにしなかったことでも怒られたんで、2倍怒られましたね～ウフフフ～♪」

なんとー！

リョウコちゃんが怒られないようにと思って言ったことが裏目に出とったー！！

ていうか、リョウコちゃんのミスをチクったのはむしろ江野本のほうだった罠……！

これは申し訳ない、ニヤニヤしてる場合じゃなかった、と一瞬反省しましたが、このリョウコちゃんを取り巻く失敗と不運の連鎖がおもしろすぎて、やっぱりニヤニヤが止まらない江野本。

事の発端はただの小さな忘れ物なのに（それだって褒められたことじゃないけどさ）、リョウコちゃんの手にかかったらめぐりめぐって怒り倍加の大事件ですよ！

続編は、『うっかりリョウコと怒りの輪』で決まりだな！