『MHP3rd』プレイまんが “モンハン持ちができません。”第37回
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“モンハン持ちができません。”第37回を更新いたします!
前回は「お風呂コンビではイビルジョーを狩ることはできませんでしたチャンチャン♪」というところで終わってしまいましたが、その後、津々巳さんがお色直しをしましてきっちりリベンジを果たしております。
なので、今回からはイビルジョー由来の素材、“恐暴竜の鉤爪”を使って調合したスペシャルアイテムである“力の爪”と“守りの爪”が登場しております。
と言っても、江野本はなんとなく必要に迫られるまで作らんでおこうと思って、守りの爪を作成せずにいるんだけどね。
困ったときのための“心のお守り”ですw
さてさて。
ここで、第35回について皆さんからいただいたコメントでとっても興味深い現象が見られましたのでご紹介させていただきたいと思います。
お題は、津々巳さんが“尻尾から逆鱗が出ること”を知らなかったのはモンでき衝撃度ランキング第1位に値するか否か……!?
じつは、江野本が最後に紹介した友人のコメントと同様に、「信じられない」、「“クモは昆虫じゃない”を知らないのと同じレベル」、「開いた口がふさがらない」と驚きとともに衝撃を語る方がいらっしゃる一方で、「そんなものでは?」、「知らなくても無理はない」、「津々巳さんだから全然許せます!!」と、衝撃度は低いとする方たちがいたのです。
「津々巳さんなら知らなくて当たり前。むしろそこが(カワ)イイネ!」と高らかに主張する声に対してはがっちり握手をしつつ、ここはお引き取り願うとして……“知らなくても無理はない”派の何人かが共通したある理由を挙げていたんですねえ。
「津々巳さんは以前 、ボウガンをメイン武器にしていたんですよね? ガンナーはそもそも尻尾からの剥ぎ取りをした経験が少ない(※ボウガンの弾で尻尾が斬れるのは『3(トライ)』から導入された斬裂弾だけなので)から、逆鱗が出ることを知らなくても当然です」と……。
なるほど、たしかに言われてみればその通りです。
尻尾から逆鱗を剥ぎ取った経験がないから、知らなかっただけ。
うん、それは確かに理屈の上ではありえるのですけど、いやでも、うーん……ぶっちゃけ、その発想はなかったなあ……。
理由は、単純明快なんです。
江野本も、それに前述の「信じられない!」派の多くもそうじゃないかと思うのですが、“尻尾から逆鱗”という知識は、実体験から学ばなくても自然と耳に入ってくるものだったから!
最初に耳にしたのがいつどこでだったかは覚えていませんが、おそらくは据え置き機版『モンハン』のオンラインモードで、誰かがチャットで話していたのを聞いたのでしょう。
尻尾が斬り落とされた瞬間に勇気あるお調子者が駆け寄って剥ぎ取りし、「げきりんきたああああああ」とチャットで叫んだ瞬間、怒り心頭に発したレイア姐さんの火の球を食らって力尽きてしまい、「どんまいw」、「逆鱗乙でしたwww」なんて笑われるというのは日常茶飯事。
野良(見知らぬ方と協力プレイをすること)で尻尾が斬れるモンスターに行くことになれば、誰かしらが「じゃあ自分、大剣で行って尻尾斬りますねー」と宣言し、ほかの3人で「逆鱗よろです!!!」と大合唱したり。
『モンハン』といえば“尻尾斬り”であり“逆鱗”である、と言っても差し支えない(大げさだけどw)共通認識が、当時、同じような環境で遊んでいたハンターさんたちの間には確かにあったと思います。
第32回で“ハンター文化”という言葉を使わせてもらいましたが、まさにそういうハンター文化の真っただ中にいて、その中にいる方はたとえガンナーであっても、“尻尾から逆鱗”の知識を知っていたはずなんです。
もしかしたら、なんでそんなに逆鱗ばかりがクローズアップされるのか疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
補足すると、初期の『モンハン』シリーズ作品では現在ほど多種多様なレア素材は存在せず、逆鱗の存在感が際立っていて文字通りレア素材の代名詞だったことがひとつ。
そしてもうひとつ、初期の作品では最新作の『3rd』に比べて逆鱗が入手しづらく、尻尾を斬って剥ぎ取りで得るのがもっともポピュラーだったことも影響しているはずです。
江野本はそういうハンター文化で育ったので、“尻尾から逆鱗が出ることを知らない”人に衝撃を受けたのですが、文化の違いによって温度差を感じる事例はほかにもたくさんありそうです。
たとえば、“『モンハン』と言えば肉焼きだ”という認識。
初期の作品から遊んでいる方は、当初は村で手軽に焼くことができなかったため、クエストに出て苦労して肉を焼いていた経験からこの認識がものすごく強いと思うんですよね。
CMでそんなシーンが流れていた、という影響もあるのかも。
ちなみに、江野本はそんなに古くからのハンター文化圏にどっぷりの人間ではないので、肉焼きにこだわる方を見ると「兄貴! 昔はいい時代だったそうすね!」と言いたくなります。
そんなオイラが「若人たちよ……!」と目を細めてしまうのが、“ガンランス強い&人気武器”説。
先日、津々巳さんに「ガンランスって強い武器ですよね」と言われまして、返答に困っておろおろしながら理由を問うと、「だって人気あるじゃないですか」という返事が返ってきました。
武器種に相性はあっても絶対的な強弱はない、と江野本は思ってはいますが、それぞれに色というか個性、与えられたイメージがあるのもまた事実。
ガンランスに与えられた世間からの評価は、初導入された『2(ドス)』の時代から“強くないけど浪漫だけはある”だと思っていたのですが……。
でもたしかに、『2nd G』や『3rd』ではガンランスを使う人が増え、人気があるということは“使える”=“弱くない”=“強い”になるというのも非常に納得できる話ではあります。
そう考えていくと、ハンター文化はごくごく大雑把に以下のように分けられそうな気がします。
・無印?『2(ドス)』までを熱く遊んでいた第一世代
・『2nd』、『2nd G』でデビューした第二世代
・『3(トライ)』、『3rd』からこの世界に入ってきた第三世代
それに、シングルプレイ専門、特定の人とだけマルチプレイ、不特定多数とマルチプレイという遊びかたによっても文化に違いがありそうですよね。
ちなみに江野本は、第一世代と第二世代の中間くらい、不特定多数とマルチプレイを行うハンター文化圏に属しています。
一方、津々巳さんは第二世代と第三世代の中間くらい、特定の人とだけマルチプレイに当てはまりそう。
皆さんはどの世代のどんなハンターですか???
もちろん世のハンターさんたちをカテゴライズすることになんの意味もないし、どの世代が偉いとかうまいとか正しいとかいうことは決してありませんけど、最近そんなことがゆるーく気になっております。
2011年8月20日 02:03