●Xboxで提示するべき新しい次元の楽しさはオンラインだと信じて
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▲ネットワーク事業推進部に勤めている、ジェイムスさん。
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−−まず、Xboxの事業におけるジェイムスさんの役割を教えてください。
ジェイムス いま、ネットワーク事業推進部というところで働いていて、日本におけるXboxのオンラインサービスを提供する仕掛けをプランニングして、どうやってサービスを提供していくかを考えています。
−−ジェイムスさんは、Xboxを使ったオンラインでどのようなことをしたいと考えているんですか?
ジェイムス これまでのものは、いろんな形でいろんなものを繋げられたっていうのがあったけれども、キチッとオンラインゲームのマーケットみたいなものが成り立ってなかったんです。
でも、Xboxは最初からハードディスクとイーサネットが装備されているので、ブロードバンド(大容量通信)、ローレーテンシー(信号の遅れが少ない)、そして常時接続されていているという環境を作ろうと。いつ電源をオンにしてもパッとつながってすぐにオンラインで遊べる、そういうノンストレスな環境を作りたかったんです。
ゲームが進化していってグラフィックが2Dから3Dに変わったのと同じように、Xboxで提示するべき新しい次元の楽しさはオンラインであると信じて、その大前提となるブロードバンドに最初から対応しているんです。
−−なるほど。
ジェイムス "ブロードバンド"、"ローレーテンシー"、"常時接続"の3つを満たすことによって、Xboxというゲーム機のよさが引き出せるんじゃないかと。これまでのゲームでも、スタンドアローン(ネットワークに繋がない単体でのプレイ)で遊んで楽しいものはいくつもありました。その楽しさは当然Xboxでも楽しむことはできるわけです。だけどXboxでは、ハードディスクを使うことによってゲームの作りかたも変わってきているので、より楽しいものを提供することができるはずなんです。
かつ、スタンドアローンだけじゃなくて、違う人たち、たとえば自分の友だちや知らない海外の人たちともいっしょに遊べたりコミュニケーションが取れるという手段が、今回初めてゲーム機で本格的にできるわけです。マイクロソフトとNTTコミュニケーションズさんが戦略的なアライアンスを組むことにより、より簡単で安くて、いいサービスを提供できることになりましたから。
−−ユーザーは、Xboxというハードがオンラインに特化した形のものだということはわかっていると思うんですが、「じゃあどういうソフトでどういう遊びかたができるのか」ということが気になってると思います。
ジェイムス これはゲームメーカーなりゲームクリエーターからよくいただく意見なんですが、「ゲームを進化させるには、オンラインは大前提であり必須だ」と。それで僕らに対して「Xboxでは、オンライン環境をキチッとした形で提供してほしい」と言うんです。だから、今回の提携にしてもマイクロソフトがこういうことをやるよって提示したというよりも、クリエーターのアイデアをXbox上で実現させるために、僕たちが動いたというか。それが今回のNTTコミュニケーションズとの提携のいちばん大きなきっかけなんです。
−−「こういう環境にしたから作れるよ」ではなく「こういうものを作るために整備しました」と。
ジェイムス ええ。いまアメリカではオンラインでいろんなジャンルの新しいものが出てきているじゃないですか。それが日本でどうしてできなかったのかというと、これまで今回僕らが構築したようなネットワークが存在してなかったし、Xboxのようなハードもなかったからなんです。
今回はネットワークもしっかりしたものを作りますし、Xboxというハードもある。このふたつがあればオンラインゲームの市場を確実に作れるだろうし、クリエーターがこれまで諦めていたアイデアも実現できるでしょう。
−−では、Xboxのハード発売日からオンラインフル稼働でゲームがプレイできると考えていいんですか?
ジェイムス ネットワークゲームというのは、数千人、数万人というユーザーが参加した状態でテストをしなくてはいけない。だから、実際にハードを購入した人たちにゲームの体験版を配布して、ユーザーに遊んでもらいつつこちらでテストをさせてもらう、ということも考えているんです。だから、かならずしもハードウェアの発売と同時に本格的なネットワークゲームを発売させたほうがいいとは言えないんですよ。
−−ああ、なるほど。
ジェイムス だから、ハード発売時期と同時に完璧なネットワークゲームを発売するのは難しいかもしれません。でも、今年中にはネットワークに対するテストは始めますので、かなり早い時期からしっかりしたネットワークゲームで遊べると思います。
−−クリエーター側から、「Xboxのオンラインを使えばこういうことができるんじゃないか」っていうアイデアはどんどん出てきてるんですか?
ジェイムス ええ、出てきてます。
−−たとえばどんな……。
ジェイムス それは教えられない(笑)。
−−(笑)。では、Xboxのネットワークではこういうことができるという、例を教えていただきたいんですが。
ジェイムス 日本でもオンラインゲームは発売されていますけれども、ネットに繋げて遊んでいる人もまだまだ少ないですし、繋がったところで時間でお金を取られるので、ネットを繋げっぱなしで遊んだりすることはなかなかできないという欠点がありました。でも、今回僕らが提供するサービスは常時接続なので、ずっと自分がそのゲームの世界に入ったままの状態を作ることができる。つまり、テレビが消えていても、Xboxの電源が入っていればオンラインの世界はどんどん進行していくんです。
たとえば、あるゲームの中で、友だちといっしょにお城を作った。で、自分がプレイしていないときにほかの友だちがそのお城を守っていたら、ほかの国と戦争になっちゃって、友だちから「助けてくれ!」って連絡が携帯電話とかにかかってきた。このとき、Xboxの電源を入れれば、その世界がそこに用意されているんです。自分たちのお城は攻められていて、友だちが必死にそれを守っている世界が。自分がプレイしていなくてもゲームは進行しているというワケなんです。
−−実際の話、ジェイムスさんのところに、いろんなメーカーから「こういうことをオンラインを使ってできるんじゃないのか?」とかいう相談とか来ると思うんですけど、その中に「おお、これはおもしろそう!」っていうのってあったり……。
ジェイムス あります(笑)。
−−へぇー。それはいままでのゲームの発想からは考えられなかったものだったりするんですか?
ジェイムス もちろん。
−−じゃあ、Xboxで新しいネットワークゲームの可能性が見えてくるってことも、期待してていいんですか?
ジェイムス はい、期待してていいです(キッパリ)。
−−おっ、言いきりましたねー(笑)。
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