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ゲーム人生回顧録 - 乱舞吉田
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第33回 ファミコン:その18(『フラッピー』)
第32回 ファミコン:その17(『ディグダグ』ほか)
第31回 ファミコン:その16(『忍者くん 魔城の冒険』ほか)
第30回 ファミコン:その15(『イーアルカンフー』)
第29回 ファミコン:その14(『スペースインベーダー』ほか)
第28回 ファミコン:その13(『バンゲリングベイ』ほか)
第27回 ファミコン:その12(『アイスクライマー』ほか)
第26回 ファミコン:その11(『エキサイトバイク』ほか)
第25回 ファミコン:その10(『ゼビウス』)
第24回 ファミコン:その9(『ギャラクシアン』ほか)

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第34回 ファミコン:その19(『レッキングクルー』)
ゲーム人生回顧録 - 乱舞吉田

 '85年に発売されたファミコンソフトの話、第8弾。任天堂の『レッキングクルー』についてです。今回は、いつもとは違う展開。いろいろ脱線しまくりですが、おつき合いのほどを……(笑)。

 

 『レッキングクルー』は、縦スクロールする面クリアー型のアクションゲーム。主人公を操作して、ハンマーを使って画面内のすべての壁を叩き壊せばつぎの面へ進めます。その主人公は、あのマリオ。ヘルメットを被って、手にはハンマーを装備。でも……マリオが主人公にしては、ネームバリュー的にもゲーム内容的にもパッとしなかったな、というのが僕のこのゲームに対する思いなんです。ゲーム性の部分では、敵を避けながら壁を壊していくという、王道な作り。ただのアクションゲームではなく、敵を誘導したり、壁を壊す順番を考えたりといった、パズルゲーム的な要素もありました。実際、ゲームとしてのデキはけっこう高かった。面数は100面あって、この手のゲームとしては満足できる数。デザインモードでオリジナル面も作れましたし、ボーナスステージや隠しキャラクター(ボーナスキャラクター)といった要素もあって、かなり充実した内容でした。僕も当時は相当な時間プレイして、しっかりと全100面をクリアーしたハズ。なのに、なぜでしょう? ほかのファミコンソフトに比べて、僕にはこのゲームに対して深い思い出というか、強烈なインパクトがないんです。その理由のひとつとして、自分で買ったソフトではなく、友だちから借りて遊んだソフトだということがあると思います。正直なところ、僕は『レッキングクルー』には、さほど夢中にはならなかったんです。そんなわけで、今回のゲーム人生回顧録は、これにて終了!!

 

▲このゲームには、マリオの敵役としてブラッキーというキャラクターも登場していました。ワリオじゃなくて、ブラッキー。グラサンかけてて、いかにも悪者な風貌です。 

  

 ……で終わってしまうのはあまりもツマらんので、もうちょっと振り返ってみましょうか。このコラムを書くまえにはいつも、当時を思い出すべく、懐かしのゲームを再プレイしてみるんですね。自分が持っていたソフトは家から会社へ持ってきて、プレイ&画面撮影。持っていなかったソフト……当時友だちから借りて遊んでいたソフトなどは、会社のソフトを使うんですね。僕は『レッキングクルー』は持っていなかったので、じゃあ会社から借りよう、と。ウチの会社エンターブレインには、発売されたソフトを買い揃えて保管し、記事作成などで必要なときにゲームソフトを貸し出す"資料室"があるんですよ。いわゆる、ゲームの図書館みたいなモノですね。備えつけの貸出票にゲームの機種やタイトルを記入すると、社内の人間であれば借りることができるという。とても便利なシステムです。ファミコンやPCエンジンの時代のものから、プレイステーション2やニンテンドーゲームキューブ、Xboxといった最新のものまで、発売されたコンシューマーのゲームソフトがズラリと揃ってる……ハズなんですが、そこに"ない"ゲームも少しばかりあるんです。とくに昔のゲームや、特別なイベント用に作られた激レアなゲームとか……。で、なんで資料室の話を書いたかというと、『レッキングクルー』が資料室になかったんですね。「しょうがないなぁ。ファミ通編集部内で持っていそうな人を捜すか、秋葉原で安く売ってたら買ってこようかな?」と。で、僕の部署内に"Nくん"という若者(?)がいるんですが、彼の業務のひとつに毎週神保町へ行って週刊ファミ通以外のゲーム雑誌を買ってくるという仕事があります。なので、僕はNくんに頼みました。「今週も神保町へ行くでしょ。ついでに秋葉原まで行って、ファミコンの『レッキングクルー』が、いまいくらぐらいで売られているか見てきてよ。資料室になかったんだよね〜」。そうしたら、「『レッキングクルー』なら僕持ってますよ」との返事。そして続けざまに「『レッキングクルー』は、僕が初めて買ってもらったファミコンソフトなんです! あぁ、懐かしいなぁ〜。明日持ってきましょうか?」と。「じゃぁ、1週間くらい貸してよ」。「わかりました。明日持ってきます!」。

 

 というわけで、無事『レッキングクルー』のソフトで遊ぶことができました。何年ぶりのプレイになるのでしょう? 10年以上は余裕で経ってるハズ。で、プレイ後の感想は、「やっぱり、ゲームとしてはそつなくまとまってるけど、いまひとつインパクトが薄いなぁ」と昔と変わらない。そして僕が会社で『レッキングクルー』をプレイしていたら、Nくんが気になるのか、こちらをチラチラと見るんですよ。「あぁ、その6面はスーパーハンマーが出るんですよね?」なんて、つぶやく。「え、そうだったっけ?」と、うろ覚えな僕。「最初に左の爆弾を壊して、つぎに右の爆弾、そして左上の爆弾の順に壊すんです」。「お、出た!」、「スーパーハンマーで空が飛べる裏技があるんですよね〜」、「それ、どんな技だったっけ?」、「スーパーハンマーは、裏技で空中を移動できるんですよ」、「そうだったっけ?」、「そこです、そこで連打しながら右です!」、「本当だ、マリオがハンマーをカラ振りしながら空中を移動してる。あぁ、こんなのあったかも……」。そして違う面では僕が「アレ、この敵何者だっけ? 紫色のサンタクロースみたいな外見の……」と、Nくんに質問。「たしか、ナスビ仮面ですね」、「え、ナスビって変じゃん? だってこのゲーム、壁壊しのゲームでしょ。ヘルメットとハンマーを装備したマリオに、この敵は何だっけ?」、「スパナゴンです」、「スパナね、工具の。それはわかるよ。でも、ナスビって何よ?」、「う〜ん、でもナスビ仮面って名前なんですよ……。そう言われると謎ですね」、「メチャクチャ謎だよ」、「たしか『スマブラ』のガシャポンでも出てきてたような……」、「マジ!? ナスビ仮面の正体が気になる! 『スマブラ』のナスビ仮面のテキストに何か書いてなかった?」、「調べてみます。『スマブラ』の画像ありました。コレです」、「なんだよコイツ。人間? モンスター? 着ぐるみ? ロボット?」、「う〜ん……」、「正体については何も書いてないなぁ」。という訳で、意外なところから『レッキングクルー』の新たな疑問が生まれたのでした。そんな感じで、ときは過ぎ……。うんうん、人それぞれに思い出は違うわけで。僕にとってはあまりピンとこなかったゲームでも、Nくんにとってはすごく思い出のあるゲームだったと。このコラムを読んでくれている人も、いろいろなゲームにそれぞれの思い出があるわけで。僕と同じ感想の人もいれば、ぜんぜん違う人もいるんだよなぁ、と今回再確認したしだいです。

 

▲下から2段目と、4段目にいるのがナスビ仮面。ちなみに、マリオの隣にいるのがスパナゴンです。 

 

▲で、これがニンテンドーゲームキューブ用ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズDX』内の"フィギュア名鑑"で手に入る、ナスビ仮面の画面。誰か、コイツの正体を教えてくれ〜。 

 

 最後に次号予告を! ヒントは、「♪チャラララララ、ランラン、チャラララララ、ランラン、チャ〜ラ! デンデロ、デンデロ、デンデロデロデロ。デンデロ、デンデロ、デンデロデロデロ、アチャ、アチャ」。けっこう有名なタイトルなので、わかる人も多いと思いますが(笑)。

 

(c)Nintendo 1985

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