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親子でゲームと著作権について学ぶ”親と子の著作権教室〜ゲームづくりから楽しく学ぼう!〜”が開催


●難しい著作権侵害をピポサルがわかりやすく説明


 ACCS(社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会)が主催する毎年恒例のイベント、”親と子の著作権教室〜ゲームづくりから楽しく学ぼう!〜”が、2007年8月23日にソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)本社で開催された。
 

 このイベントは毎年夏休み中に行われているもので、SCEの現役クリエーターなどを講師に迎え、親子でいっしょにゲームの制作過程や著作権について学ぼうというもの。15回目となる本年度は小学4〜6年生と保護者のペア14組を招待し、発売中のPSP(プレイステーション・ポータブル)用ソフト『サルゲッチュ サルサル大作戦』を使い、各種講義やクリエーターへの質問、そして著作権に関するクイズなどが行われた。
 

▲毎年この時期に行われているこのイベント。SCE本社で開催されるのは今回で3度目。


  まず最初に行われたのは、”ゲームができるまで”をテーマにした講義。SCEの”サルゲッチュフランチャイズチーム”でディレクターを務める上田和仁氏が講師を務め、ひとつのゲームソフトができるまでを噛み砕きながら解説した。”仕様”、”SE(サウンドエフェクト)”、”プログラム”といったゲーム開発に関連する専門用語を、すべて”晩御飯ができるまでに必要な作業”という身近なものに置き換えて説明する上田氏の講義は子供たちにも理解しやすかったようで、全員が集中力を切らすことなく最後まで静かに耳を傾けていた。上田氏は最後に「1本のゲームは、本当にたくさんの人がチームワークで作っています。なので、皆がベストを尽くしバッチリとよいものが作れたときは本当に気持ちいい」と、メッセージを送り、苦しいなかにもそれを超える喜びがあるのだということを子供たちに伝えた。

 

▲「みんなが楽しむ顔を考えながら作っているように、みなさんにも作っている人の顔を考えながら遊んでもらえれたらうれしいです」と語る上田氏。

 

▲現役クリエーターのわかりやすい解説と説得力のある言葉に、子供たちも熱心に耳を傾けた。


 SCEに所属するプランナー、デザイナー、プログラマーが登場して行われた”ゲームクリエーターに聞いてみよう”のコーナーでは、実際に開発ツールなどを使ってゲームができる過程を実演。なかでもいちばんの人気は、このイベントのために作られたというプレイステーション3上で動くシンプルな3Dシューティングゲーム。ゲームの内容は向かってくる敵をショットで倒すという極めて単純なものだが、ユニークなのは子供たちからの要望をプログラマーがリアルタイムでゲーム内の反映させていくという点。「もっと敵の動きを早く」、「空中の敵にも攻撃したい」などのアイデアをその場で取り入れて、徐々にゲームらしさが形成されていく様子は見ているだけでも楽しく、保護者の中からは「これなら売れるんじゃない?」といった声も聞かれた。
 

▲ゲーム作りの楽しさがダイレクトに感じられるコーナーに大興奮! 「敵を大きくしたい」、「ショットのスピードを上げたい」といった要望がつぎつぎ飛び出した。

 

▲ゲーム全体の構成を考えるプランナーの講義では、”なにをすればユーザーを楽しませることができるか?”というテーマについて、ホワイトボードとゲームの両方を使って解説。

▲デザイナーは”ピポサル”一体が完成するまでを、実際にグラフィックツールで実演。ヘルメット部分のデザインを描かせるという、貴重な体験をすることもできた。


▲別室では保護者向けの座談会も実施。子供がゲームに熱中する仕組みを作り手側の視点から説明した項目では、関心したように大きくうなずく保護者の姿が多数見られた。

 

 最後に行われた”著作権”をテーマにした講義では、『サルゲッチュ サルサル大作戦』を始め、さまざまな作品で活躍している”ピポサル”が登場。ピポサルの描いたイラストがACCSのスタッフ扮する”大きな小学生”によって改ざん、無断公開されてしまうという寸劇を演じ、難しいイメージがつきまとう”著作権侵害”についてわかりやすく説明してくれた。また、著作権博士を講師に迎えて”著作権クイズ”も実施。「カンニングは著作権侵害になるか?」、「日本で作られたピカチュウはアメリカやフランスでは自由に使える?」など、問題は子供たちにとって身近なものばかりで、正解率はほぼ100パーセント。あまりのできのよさに司会者が、思わず「みんなで打ち合わせしてないよね?」と子供たちに質問する場面も見られた。
 

▲ピポサルの描いた自信作が、友だちの大きな小学生の手によって改ざん、公開されてしまった! ショックを受けたピポサルは寂しそうに会場をあとにする……

  

▲ピポサルが演じた劇の効果もあってか、著作権クイズでは驚異的な正解率を見せた。

 
※ACCS(社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会)のサイトはこちら
※ソニー・コンピュータエンタテインメントのサイトはこちら
 

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