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エコールファン感謝祭に”せっかくだから”ファンが集結!

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●真鍋社長とコンバット越前が夢の一問一答


▲会場入り口には手書きの看板を設置。エコールソフトウェアらしいおもてなしにファンは感激。

 エコールソフトウェアのセガサターン用ソフト『デスクリムゾン』の誕生を祝うイベント”エコールファン感謝祭”が2007年8月11日に兵庫県・伊丹市で開催された。
 

 『デスクリムゾン』はセガの周辺機器”バーチャガン”対応のガンシューティングゲームとして`96年に発売されたセガサターン用ソフト。お世辞にもキレイとは言えないグラフィックや不親切とも言える高い難度が災いし、発売当初はあまりよい話題が聞かれなかったが、いちど聞いたら忘れられない独特のセリフまわしや、難解(?)なストーリーが一部ユーザーのあいだで話題となり、インターネットや書籍を中心にカルト的な人気を得ることになる。発売もとのエコールソフトウェアも当初は予期せぬ形で盛り上がるを見せる『デスクリムゾン』人気に沈黙を守っていたが、徐々にその態度を軟化させていき、非公開で誕生イベントを開催するなど同作を看板タイトルとして打ち出していく姿勢を見せる。ファンの応援にも支えられた『デスクリムゾン』はその後、ドリームキャスト、プレイステーション2、アーケードと活躍の場を広げ、いまなお数多くのゲームユーザーを魅了し続けている。
 

▲『デスクリムゾン』に魅了された猛者たちが伊丹の地に集結。来場の理由を尋ねると「せっかくだから」、「突き動かされるものを感じて」など、ゲームに登場する名(迷?)ゼリフを引用した答えが返ってきた。


 この『デスクリムゾン』の誕生を祝うイベントがシリーズ1作目の発売から11年目を迎えた2007年、大々的に開催されることになった。会場となった伊丹市立文化会館いたみホールには、”せっかくだから”と40人以上の”クリムゾナー”(『デスクリムゾン』を愛す人々の通称)たちが集結。なかにはプレミアものの『デスクリムゾン』未開封パッケージや、『デスクリムゾン』仕様のガンコンを持参する熱心なファンの姿も見受けられた。なお、『デスクリムゾン』ファンが揃って口にする”せっかくだから”とはシリーズ1作目のオープニングムービーで主人公のコンバット越前が使用するセリフで、これが発せられた際のシチュエーションや、前後の言葉との関連性の薄さがプレイヤーに与えた衝撃は計り知れないものがあり、数ある『デスクリムゾン』逸話の中でもズバ抜けて知名度が高いものとなっている


 開始直前に急遽会場変更が行われるという、エコールらしいハプニングも含みつつスタートしたイベントでは、まず最初に代表取締役の真鍋賢行氏からエコールソフトウェアの現状と今後が明かされた。


▲ダミー会場から移動する来場者たちは、早速のエコール節にご満悦。「エコール名物、直前会場移動ですよ」と語る真鍋氏の楽しそうな表情が印象的だった。

 

▲こちらが本当の会場。温泉旅館を連想させる畳敷きの和室で、リラックスした雰囲気の中イベントはスタート。

 

▲オープニングから飛ばしまくりの真鍋氏。とてもここでは書けないような過激発言も飛び出し、『デスクリムゾン』と同じ”暗黒系”の笑いを得ていた。

 

 「移植ゲームを作るエコールの顔と、変なものおもしろいものをやっていくエコールと、この両面どちらもエコールですが、皆様方は変なもの好きなほうだと思います。なので、今日はそちらのほうを集中的にやるようにします」という挨拶に続いて語られた今後のエコールの方針で真鍋氏から衝撃の発言が飛び出した。「なーんとなくWiiでガンシューを作りたくなっています(笑)」(真鍋)。カルト的な人気を誇るメーカーが、ファミリーで楽しめる新世代機への進出を狙っているという告白に会場は大爆笑。その理由について真鍋氏は「2000年まではガンゲーム専門メーカーとして、一部のカルトなファンから支持を受けて変な人気が出たままガンゲームやってきましたが、ガンコトローラーが使えるテレビが世の中から減ってしまい極度の経営危機に陥りました。しかし時代変わってきて、ガンコントローラーが使える素晴らしいゲーム機が出来ましたね」と語り、再び”ガンシューティングのエコール”を復活するためにWiiは最適なハードである旨を明かした。ただ、Wiiのユーザー層のことも考えて、もしWiiでガンシューティングを出すときにはいままでどおりの”暗黒系”ではなく「”普通のガンシュー”とか、”教育系ガンシュー”とかにしないといけませんね」(真鍋)とのこと。


▲Wiiのヒットを受けて「ウチのほうに風が吹いているかな」と語る真鍋氏。新ジャンル”教育系ガンシュー”が登場する日は果たして訪れるのか!?


 真鍋節が炸裂したオープニングのあとは、本日の特別ゲスト”コンバット越前”こと声優のせいじろうが登場。会場からの「こっちだー! 越前!」という呼び声に誘われて姿を現したせいじろうは、「こんなに沢山の猛者どもが来てくれて凄く緊張しています。ふだんはスタジオの中で喋ってるから、こんな大勢のまえで話すのは初めて」と会場の熱気に若干を押され気味。しかし、会場のリラックスした雰囲気にその緊張もすぐにほどけたようで、意外に豊富な声優としての職歴やコンバット越前に対する思い入れなどを余すところなく語った。コンバット越前になりきって真鍋氏との一問一答を披露する場面もあり、”ナマ越前”にファンは大満足の様子だったぞ。

 

▲盛大な拍手に包まれながら、せいじろうがとびきりの笑顔で登場。

 

▲真鍋氏の巧みな話術に乗せられ、過去に携わった仕事を赤裸々に語るせいじろう。大手飲料メーカーのCMから、ダイヤルQ2のガイド音声まで幅広い職歴を明かし来場者を驚かせた。ちなみ、ゲーム発売当初ネット上で”声変わりまえ”、”素人がやってるんじゃないか”などと叩かれた経験はいまだトラウマになっているとのことだ。

 

▲真鍋氏とコンバット越前の一問一答は以下に全文掲載するぞ。クリムゾナーは必見!

 

コンバット越前のいまが分かる! 一問一答を全文掲載!

真鍋氏:年齢はおいくつですか?
コンバット越前:俺かぁ? 俺は、年齢は30歳だ。ここ10年以上ずっと30歳なんだぁ!

真鍋氏:好きな食べ物は何ですか?
コンバット越前:幼稚園のころから、ずっと……ずっと……焼きビーフンだぁ!

真鍋氏:焼きビーフンはカレー味と中華味とどっちが好きです?
コンバット越前:カレービーフンは駄目なんだ。俺は、中華味のビーフンしか駄目なんだぁ!

真鍋氏:ダニーとグレッグはいまでもお友だちですか?
コンバット越前:ああ、そうだな。友だちと言えば友だちだけど、友だち以上恋人未満。ダニーグレック、元気か!? 生きてるかぁ!? 友ヶ島には行ったのか? 俺はまだ行ってない。

真鍋氏:サロニカ(ゲームに登場する街の名前)には最近行かれましたか?
コンバット越前:サロニカには行ったよ。でも、傭兵はもうやらない……いまは、イラクに自衛隊がいる時代だからな。俺が好きだったサロニカはもうなくなったんだ。俺は医者にもどって、ムササビ専門の獣医をやるつもりなんだぁ!

真鍋氏:来場してくれたファンにひとことお願いします。
コンバット越前:せっかく、伊丹にまで来てくれたんだ。ここ伊丹には昆虫館っていうのがあるんだ。伊丹の昆虫館を見て行ってくれ! あそこはエコールのスタッフが『デスクリムゾン』のモンスターを作るとき、何度も何度も通ったらしいよ。ヨロシクな! あと、俺に会うためにこんなにたくさんの猛者どもが集まってくれた。本当に、世界中から集まってくれてありがとう! 本当にありがとー!!


▲ファンのあいだでは伝説となっている、シリーズ1作目のオープニングの生アフレコにも挑戦。収録したときからかなりの期間が空いているためセリフを発するタイミングを忘れてしまい、真鍋氏みずからキューを入れる場面も見られた。

 

 そのほか、この日のためにスタッフ一堂が必死で作ったというドリームキャスト用ソフト『デスクリムゾンOX』の新ステージもお披露目された。テーマは”ムサピィのミラクルデス魔宮”で、『デスクリムゾン』の名物キャラクター”ムサピィ”が画面上を縦横無尽に暴れまわるというもの。カワイイ外見のムサピィが女性を追い掛け回したり、空中をほふく前進しながら襲い掛かってきたりと、エコールならではの混沌とした内容にプレイ希望者が殺到。「撃ってもいいムサピィと、撃っちゃ駄目なムサピィを顔で判断してください」(真鍋)という高難度に、腕自慢のクリムゾナーたちもつぎつぎと敗北。衰えを知らぬ暗黒帝王『デスクリムゾン』の恐怖をその脳裏に焼き付けたのだ。

 

▲敵から逃げ惑う女性を追うのは……ムサピィ!? たださえ混沌とした世界にさらなる混沌が生まれた。

 

▲「これだったキャラクターもかわいいから、任天堂もオーケーしてくれますかね?」と語る真鍋氏に対し、恐らく会場は「逆に駄目では……」と思ったに違いない。

 

▲新ステージに挑戦するも、つぎつぎと敗北していくクリムゾナーたち。帝王はいまだ健在。


▲真鍋氏は『デスクリムゾン』を応援するために駆けつけてくれたファンに向けて「伊丹まで世界中から集まって来ていただいてありがとうございます。暗黒っぽいエコールの色を失わずに、世界中の子供に愛されるゲームを作っていきますので、よろしくお願いいたします」と、感謝のメッセージを残した。


※エコールソフトウェアの公式サイトはこちら
 

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