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傾いた格好で登場した名越氏が紹介したのは……!
【PLAYSTATION PREMIERE 2007 リポート】

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●セガの隠し玉は『戦場のヴァルキュリア』!

 

 続いてのプレゼンテーションはセガ。セガを代表して登場したのは、同社のCS開発統括副統括部長の名越稔洋氏だ。『龍が如く』でおなじみの同氏は、なんと和装束で登場! しかも傾き者(かぶきもの)を思わせる非常にワイルドな着こなしで、さらに同じく和服姿の美女をふたりも引き連れて登場したもんだから、会場が沸くこと沸くこと。さすが、ゲーム業界を代表するエンターテナー。来場した業界関係者は、この名越氏がどんなサプライズを見せてくれるのか、一気に引き込まれた。そんな名越氏は本邦初公開のタイトルを含む2タイトルをプレゼンテーションしたあと、自身が手がけているという2タイトルのヒントを語った。

 

■『戦場のヴァルキュリア』
 

 最初に紹介されたのが、これが全世界初公開となる完全オリジナルの新作タイトル『戦場のヴァルキュリア』(プレイステーション3)だ。『サクラ大戦』シリーズのメンバーが手がけるというこの作品を指して、名越氏は”プレイステーション3における新しいドラマコンテンツの提案”と断言する。ムービーデモが公開されたが、長編アニメを見ているような独特なタッチのイラストが非常に印象的だった。名越氏によると、これは”CANVAS(キャンバス)”と呼ばれる手法で描かれた絵柄で、水彩画風の絵を動かすものだという。ただ、やわらかいタッチのイラストとは裏腹に、このゲームで表現されるのは”ドラマ”だと名越氏はくり返す。
 

 「独特なやわらかいテイストですが、この中では戦場という極限状態の中で、いま失われつつある人と人との絆の大切さが感じられるコンテンツになっています」(名越)
 

 ゲームのスタイルは、アクション、シミュレーションの要素を取り入れたタイトルとのこと。でもあくまでもドラマが主題で、このほかのさまざまな仕掛けについては9月の東京ゲームショウで語られるという。期待大!
 

■『忌火起草』
 

 おつぎはチュンソフトが開発するプレイステーション3用サウンドノベル『忌火起草』だ。先のセガの戦略発表会でお披露目された同タイトルだが、”恐怖”を徹底的に追求した映像はすでに話題になっていた。今回の発表会では、このタイトルが2007年10月25日に発売されることが発表! 残暑も終わった冬の入り端に市場に並ぶことになる。名越氏はこのタイトルについて、「レベルの高さに定評のあるチュンソフトさんのサウンドノベルです。”史上もっとも怖いゲーム”でしょう。私は怖いのは苦手なんですが(ここで会場から笑いが漏れる)、はっきり言ってチビりそうでした」とカミングアウト(?)。決して怖がりには見えない名越氏のこの発言に、会場爆笑に包まれた。しかし名越氏の言う”史上もっとも怖いゲーム”というキャッチフレーズ、この日上映された最新映像を見て「確かにそのとおりだ……」と思った来場者も多かったはず……。正直、記者もチビりそうでした……。

 

■名越氏制作の2タイトル
 

 最後は、名越氏がみずから手がけるタイトルの紹介だ。と言っても具体的なタイトル名が出たわけではなく、名越氏が語ったのはヒントのみだ。まずひとつ目のタイトルについては名越氏は、「本当は映像を出すために一生懸命がんばっていたんですけど、ちょっとクオリティーに満足がいかず、思い切って出すのをやめました。その代わりと言ってはなんですが、この作品のヒントだけでも出させていただきたいとSCEさんにお話し、”今回はコスプレで”ということでこんな格好になりました」と衝撃の告白。来春にも発売されるという名越氏の次回作のヒントが、今回のコスプレにある、というのだ。「時間とお金をかけたコスプレです」と名越氏が胸を張るこのコスプレ、確かに並々ならぬリキを感じる。そして実際に同氏は、「僕がコンシューマーゲームを作り始めてから、いちばんの大作になっています。『龍が如く』を越える感動、そして僕の目指すエンターテインメントならではの驚きを感じられる作品がいままさにできつつあります」と断言。続けて、9月14日にこのタイトルを正式に発表すると話し、「この格好がなんだったのかもわかります。それまで、もしかしたらファンタジーじゃないか? SFじゃないか? と思い巡らせてください」と笑わせた。そしてこの作品は『龍が如く』チームの新たな挑戦だと明言し、「こういう格好をしたからこうだった、で終わる作品にはしません」と力強く語った。
 

 もう1タイトルについては「遠くない未来に発表できると思います」と言うに止めたが、セガがこの4タイトルを持ってプレイステーション3に並々ならぬ力を入れていることがよくわかるプレゼンテーションだった。

 

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