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【任天堂メディアブリーフィング】任天堂の岩田社長が目指すゲーム業界の未来!
E3 Media & Business Summit

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●コアユーザーとライトユーザーの心理的障壁を取り除く!

 

 任天堂のメディアブリーフィングでは、ニンテンドウ・オブ・アメリカのレジー・フィザメイ社長による数々の新発表に加え、任天堂の岩田聡社長によるスピーチも行われた。このスピーチで岩田社長は、新たな商品やサービスの紹介ではなく、ゲーム市場全体を見据えた、今後の任天堂の方向性やゲーム業界の未来について語った。

 

▲岩田社長は、もっとたくさんの人にゲームを遊んでもらえるよう任天堂として新たなゲームのテーマを探し続けると決意表明した。

 

任天堂、岩田社長のスピーチ

 私が初めてビデオゲームをプレイしたのは30年まえのこと。当時、ほかにゲーマーと呼べるような人たちはなかなかいませんでした。しかし、当時から自分が楽しんでいるものを、いつかみんなが遊べるようになればいいのにと考えていました。いまでは皆さんに遊んでもらうために、新しい提案と形のある商品を出す立場になり、いまのところ良好な結果が出せています。たとえば、子犬をかわいがったり、脳を鍛えたり、DSを使った新しい提案は、多くの異なった方々に高く評価いただいております。また、Wiiを使ってテニスを始める人が増え、ゲームをしたことがなかった人たちをも魅了しています。

 

 また、現に私は日本で販売されている『お料理ナビ』に私ハマっていて、休みの日に家族の料理を準備してもてなす、ということもやるようになったんです。料理は仕事のことを忘れて100パーセント集中してやらないとたまねぎも刻めないことがわかりました(笑)。

 

 私がそういうソフトに集中してしまうとコアゲーマーの中には任天堂が伝統的なビデオゲーム作りに情熱を失ってしまったのではないかと心配される方もいるかもしれません。しかし、今日私たちが紹介したソフトを見てもらえば、そんなことは決してないとお分りいただけたと思います。

 

 むしろコアゲーマーに初めてゲームをプレイした日のことを思い出してほしいのです。それはきっと刺激的な瞬間だったはずです。ゲームのような無駄なことばかりしてと、言われた人もいるかもしれませんね。私自身も親からそういう言葉を言われましたから(笑)。

 


 だけど、初めてゲームに触れる人たちの第一印象がよければ、コアプレイヤーになり、生涯ゲームが好きな人になるかもしれません。現在、我々はゲーム人口を拡大することは不可能ではないとわかりました。ですから、ニンテンドーDSやWiiの経験を経て、任天堂が直面するチャレンジは、コアゲーマーと初心者のあいだに存在する心理的障壁を取り除くことです。

 

任天堂は新しい提案をしたいと思います。


 今後はコアゲーマー向けとか、これは初心者向けとか、狭い範疇で分類分けがされることがないようにしたいのです。もっと簡単に言うとゲームはみんなのためにあるということを我々作り手が理解することです。

 

 確かに人によって好みは異なります。しかし、ビデオゲームを楽しみたいという趣向は誰にでも開拓できるはずなのです。これは不可能と思われるかもしれません。しかし、本日発表したWii Zapperのことを考えてください。この新型コントローラーはライトユーザーがFPS(ファースト・パーソン・シューター)を大きな壁だと感じることを消し去ります。今後はFPSでさえ、新しくゲームを始める人たちが手を出せないジャンルじゃなくなったのです。

 

 このように壁を砕くために、我々は新しいビデオゲームのテーマを探し続けます
当社は誰にでもすぐに興味を持っていただけて、誰にでもプレイできるタイトルを追及します。しかし、それでいて十分な深さがあってコアゲーマーも遊ぶものでなくてはなりません。優れたゲームはどのレベルのスキルを持った人も楽しむことを可能にします。

 

 この想いがゲーム業界全体に届くことを祈ります。

 

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