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第15回産業用バーチャルリアリティ展でゲームの未来を見る

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●ディスプレーや入力装置など、次世代テクノロジーの宝庫!


 2007年6月27日〜2007年6月29日の3日間、東京ビッグサイトで第15回産業用バーチャルリアリティ展が開催されている。これは、3Dディスプレーやヘッドマウントディスプレーなどの出力装置やモーションキャプチャー、視線入力装置やタッチパネルなどのインターフェースなど、バーチャルリアリティー(仮想現実)を構成する技術や新製品を集めた展示会。この展示会に出展された技術がゲームに応用される事例もあり、ニンテンドーDSのタッチパネルやアーケードゲーム『機動戦士ガンダム 戦場の絆』のドーム型ディスプレーは、それぞれがリリースされるまえに、この展示会に技術が出展されている。今回は1320社の技術系企業が最新技術を持ち寄った。

 

 ここ数年、立体視ディスプレー(ホログラム)の出展が目立っていたが、今回もその流れは変わっていない。数社が立体視ディスプレーを出展していた。数年まえまでは専用メガネを装着して観るタイプが主流だったが、今年は専用メガネを装着するタイプはほとんどなくなり、裸眼で観られるタイプが主流になっている。立体の表示もより自然になった印象で、立体視ディスプレーは完全に実用の域に達したことがうかがえた。展示館や商業施設での展示用モニターに使うには十分。近いうちにアーケードゲームでも使われるかもしれない。家庭での使用も可能な立体視ディスプレーの出展されていたが、対応ソフトに制限があるなど、まだ普及するにはクリアーするべき問題があるように感じた。
 

▲こちらは日商エレクトロニクスが出展した”フィリップス3Dディスプレー”。専用ソフトを使ってPCで出力した3Dグラフィックスの映像を、リアルタイムで立体表示できる。写真では伝わりにくいが、人物などが浮き上がって見える。ゲームを立体表示で観ることも可能だとのことだが、対応ソフトには制限があるという。すでに販売されており、20インチモデルは99万7500円[税込]。HD対応の42インチモデルは220万5000円[税込]。

 

▲ティ・アンド・ティ・エスが出展したアミューズメントパーク向けの"3D Lattice プロジェクター"に写っているのは『古代王者 恐竜キング』。大型の肉食竜が飛び出す映像は迫力満点。なお、製品は一般向けには販売されていない。

 

 2006年、2005年の産業用バーチャルリアリティ展で大々的に出展されていた没入型のディスプレーは、今年も健在。ただし、ドーム型のディスプレーの出展数は比率的に少なくなり、代わりに凹面型のディスプレーが多くなった印象だった。没入型のディスプレーは、観る人の画面への没入感が高くなるのが特徴。一方、画面が特殊な形状になるため、視聴できるコンテンツが限られる。『機動戦士ガンダム 戦場の絆』のようにアーケードゲームには向いていると言えるだろう。その点、同じ没入型でも凹面型のディスプレーは、現行のディスプレーと同じ長方形なので、通常のコンテンツに処理を施して視聴することができるのが利点。今後、この凹面型のディスプレーが増えてくるかもしれない。
 

▲キャドセンターが出展した凹面型のプロジェクター。首都高を走るクルマからの視点の映像が流された。

 

▲三菱プレシジョンが出展した縦型アーチディスプレイは、凹面とは逆の発想の凸面型ディスプレー。凸面なので、広角度から観ることができる。しかも縦型なのでかなり変わった印象を受け、目を引く。人物の等身大表示に適しており、商業施設などでのプロモーション用に開発された。じつは内部に2台のプロジェクターが入っており、ふたつの映像を継ぎ目が出ないように結合させている。

 

 人体の動きを捉えるモーションキャプチャーや、視線の動きを感知するシステム、タッチパネルなどの入力デバイスも多数出展。モーションキャプチャーはプレイステーション2のEyeToyカメラで、タッチパネルはニンテンドーDSに応用されており、ゲームとなじみ深い分野だ。

▲松下電工が出展した距離画像センサ"ELK3101K"。LED(発光ダイオード)方式のセンサーにより物体との距離を測定し、モーションキャプチャーができる機器。レーザー光を使用しないので、人体への害の心配がないとのこと。画像処理を施してリアルタイムで出力できる。会場では、自由に動く地球と手の動きに合わせて動く月を画面に表示させるデモが披露された。すでに発売されており、価格はオープン価格。

 

▲視点の動きと人体の動き(モーションキャプチャー)を同時に捉えられるシステム。どのような動作をしているときに、視点がどのように動いているのかを調べるために作られた。視点の動きがゲームのインターフェースになれば便利なのだが。

 

▲市販のモニターに取り付けられるタッチパネル。キャドセンターが出展。ニンテンドーDSのタッチパネルは圧力を感知する方式だが、こちらは赤外線方式。


 

※第15回産業用バーチャルリアリティ展の公式サイトはこちら

 

 

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