西村京太郎氏に山村紅葉も駆けつけた! テクモプレスカンファレンス2007 Springが開催
●ニンテンドーDSに西村京太郎氏原作の本格サスペンスが登場!
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▲テクモが2007年秋商戦までに発売予定のタイトルラインアップを発表。新作に関わっている作家の西村京太郎氏(右から2番目)、女優の山村紅葉(右)も列席した。 |
2007年3月30日に都内で、テクモの新作タイトルを発表する"テクモプレスカンファレンス2007 Spring"が開催された。このカンファレンスは、2007年秋商戦までに発売予定のタイトルラインアップを一挙発表するもの。これまでのテクモにはない、新たな挑戦が随所に見られる発表会となった。
まずは、テクモの代表取締役社長、安田善巳氏が登壇。以下のように、2007年度前期のタイトルラインアップを紹介した。
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▲テクモは、「多種多様なユーザーのニーズに応えるため、戦略的なタイトルを用意している」と安田社長。 |
「今回、発表させていただくのは、ゲームの新しい未来を切り開こうと、この1年情熱を傾けて開発してきたタイトルになります。ちょうど1年まえ、私は社長として開発者ひとりひとりと対話を始めました。彼らと今後のテクモについて議論を交わし、世界のあらゆる市場に当社のゲームのユーザーを作ろう、というスローガンを掲げることにしました。そして、我こそは、と手を挙げた開発者をプロデューサーに抜擢しまして、開発を進めてきたわけです」(安田)
安田氏は、「これまでのテクモのゲームは、10代〜20代前半のゲームユーザー向け」だったとして、今後はさらにユーザーの幅を広げていきたいと抱負を語った。それに合わせて、ニンテンドーDSへの本格参入を宣言。今回、発表する5タイトルのうち、3作品がニンテンドーDS向けであることを明かし、「携帯ゲーム機の開発で初心に返り、開発者一同、ゲームを作ることの楽しさを感じているところです」(安田)と心境を語る。「女性や高年齢層の方にも気軽に楽しんでいただけるもの、タッチペンを使ったアクションゲーム、ハイエンドの技術を使った作品など、本日は多彩なタイトルをご紹介いたします。我々が感じているワクワクが皆さんに少しでも伝われば、と思います」とまとめた。
カンファレンスでは、安田氏が語ったとおり、ニンテンドーDS向けに『DS西村京太郎サスペンス 新探偵シリーズ「京都・熱海・絶海の孤島 殺意の罠」』と、『かいて しゃべって はじめよう! モンスターファームDS』、『NINJA GAIDEN: Dragon Sword(ニンジャガイデン ドラゴンソード)』の3作品と、PC用ソフト『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン アングマールの影』、プレイステーション3用ソフト『NINJA GAIDEN Σ(ニンジャガイデン シグマ)』が発表された。ここでは、『DS西村京太郎サスペンス 新探偵シリーズ「京都・熱海・絶海の孤島 殺意の罠」』と、『かいて しゃべって はじめよう! モンスターファームDS』の発表について、詳しくお伝えしよう。
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▲西村京太郎氏のミステリー小説が、ニンテンドーDSで楽しめる『DS西村京太郎サスペンス 新探偵シリーズ「京都・熱海・絶海の孤島 殺意の罠」』。 |
安田社長に続いてステージに登場したのは、『DS西村京太郎サスペンス 新探偵シリーズ』のプロデューサーを務める設楽昌宏氏。このタイトルは、テクモが新規顧客層の獲得を目指す第1弾となる作品であると語り、開発に至った経緯から説明した。この作品は、ふたりの人物との出会いによって生まれたという。ひとりはもちろん、ミステリー小説の大家、西村京太郎氏。そして、スクリーンに映し出されたもうひとりの人物は、「福島県在住の恵子(57歳)」。煙に巻かれた様子の来場者に向かって、設楽氏は以下のように語った。
「じつはこのゲームは、彼女の発したひと言がきっかけで生まれたんです。その言葉とは、"昌宏! DSと脳トレ買ってきなさい!"でした。福島県在住の恵子とは、私の母でして、実家に帰省した際、元旦早々に言われたんですね。かつては"ゲームなんかやってないで勉強しなさい"と言われ、ゲーム会社に就職してもまったく喜ばなかった母のこのひと言に衝撃を受けて、市場の変化を実感したんです」(設楽)
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▲スクリーンいっぱいに映し出された、設楽氏の母、恵子さん。かつてはゲームに何の興味も示さなかった母のひと言が、ニンテンドーDSで高年齢層向けのゲームを手掛けるきっかけになったのだ。 |
設楽氏は続けて、現在のニンテンドーDSユーザー層を分析してみせた。1600万人のニンテンドーDSユーザーのうち、じつに30パーセントに当たる480万人が40歳以上の中高年齢層と指摘。テクモはこの層を"ゲームシニア層"と命名し、注目したのだという。このゲームシニア層の現在のゲームライフは、ニンテンドーDSで教養系のゲームを楽しむのみで、ほかに選択肢がない。そこで、この層にぴったりの題材として、『DS西村京太郎サスペンス 新探偵シリーズ』を開発することにしたのだそうだ。
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▲設楽氏は、"あんしん"、"かんたん"、"役に立つ"という3つのマニフェストを掲げた。お馴染みの西村氏のサスペンスで、敷居の低いアドベンチャーゲーム、しかも推理することは頭の体操にもなるという3本立て。これなら、恵子さんも安心して楽しめる? |
ゲームの内容は、西村京太郎氏原作のサスペンスドラマに自身が飛び込んだようなアドベンチャーゲーム。主人公の新一新(あらた いっしん)を操り、殺人事件の謎を解いていく長編と、推理問題集の短編のふたつのモードが収録される。調査を行うパートでは、あやしい部分が下画面にアップで表示され、それをタッチすることで調査を進めるというカットパネルシステムが採用。設楽氏は、説明書なしでも手軽に遊べる親切設計を心がけていると強調した。なお、『DS西村京太郎 新探偵シリーズ「京都・熱海・絶海の孤島 殺意の罠」』は、2007年秋の発売を予定しているとのこと。
ここで、カンファレンスの特別ゲストとして、このゲームの原案・監修を務めた作家の西村京太郎氏、プロモーションナビゲーターとしてメディアで作品を紹介していく予定の女優の山村紅葉が登壇した。西村氏は、ストーリーや登場人物の名前などをこだわりを持って監修したそうで、「西村京太郎とタイトルに名前が入っているし、責任取らなくちゃいけないから、いろいろ口は出しました」とコメント。名前については、一度聞いたら忘れないインパクトのある名前にするため、上から読んでも下から読んでも同じ"新一新"などの名前を考えたという。本格的にゲームに関わるのは今回が初めてという西村氏は、以下のように語った。
「いまは、小説がケータイで読める時代ですから、新しいこともやっていかないと。僕の小説のファンは40代〜50代が多いんですが、この作品でゲームも始めてくれるといいですね。本が売れない時代ですから、ゲームからでも何でも入ってきてもらえれば……。このゲームは、僕が作ったんじゃなくてテクモが作ったわけですけど、一応監修もしてますからよろしくお願いします(笑)」(西村)
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▲西村氏(右)はじつは隠れゲーマーだそうで、70代になったいまも麻雀ゲームをたしなんでいるとか。 |
プロモーションを担当する山村紅葉も、「撮影所でも、待ち時間はニンテンドーDSや『脳トレ』がもちきりで、年配の人から子役までいっしょに遊んでいるイメージ。今回はサスペンスもの、しかも西村先生の作品ということなので、先生のドラマには120〜130本出させていただいて、サスペンスの裏女王と言われているこの私が出て行かないと、と思いました」と意気込む。
実際にプレイもしたそうで、「『脳トレ』と『お料理ナビ』くらいしかやったことのない私ですが、順番にタッチしていくだけで進められました。ドラマと同じ感覚で、引き出しを開けて中を調査したり、人が入ってきたら話をしたり。私は目が悪いのでケータイの画面なんかは見にくいんですけど、これは下画面に大きく表示されるので見やすくていい。色も鮮やかだなと思いました」と感想を語った。
「母の山村美紗(作家)は、じつは大のファミコン好きで、『スペースインベーダー』からずっとやっていたんです。ファミコンのやりすぎで、本業の執筆ではなったことがない腱鞘炎にまでなったくらい(笑)。子供の私はまったくゲームをやってこなかったんですが、その私がのめりこむくらい、この作品は楽しいものになると思います」(山村)
●モンスターファーム最新作は、魔方陣と呪文でモンスターを生み出す!
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▲ニンテンドーDS向けのもう1タイトルは、テクモの定番シリーズ『モンスターファーム』最新作。DSの機能を活かし、さまざまな新要素が加わっているぞ。 |
ニンテンドーDS用ソフト『かいて しゃべって はじめよう! モンスターファームDS』の紹介は、プロデューサーの西澤弘氏から行われた。『モンスターファーム』は10周年を迎え、累計で販売本数300万本を誇る作品。仮想空間にモンスターを生み出すというゲーム性でシリーズ展開されているのだが、今回はニンテンドーDSの機能を活かし、魔方陣を描き、呪文を唱えることでモンスターを生み出すことができる。
西澤氏は、見てもらうのがいちばん、とさっそくモンスターの誕生を実演してみせた。魔方陣は、ニンテンドーDSの下画面にタッチペンで描く。枠内を四角くなぞるとモッチーが誕生。「あえて何とは申しませんが」と前置きした上で、巻きグソ(!)のような形を描くと、スエゾーを生み出すことができた。呪文を使う方法では、ニンテンドーDS本体のマイクに向かって声を発する。西澤氏は、「さくらもちー!」と入力し、ゴールディーを生み出した。だが、これはじつは失敗だったようで、「本来ならモッチーが生まれるはずなんですが、これはこれでかっこいいのでアリということで……」と苦笑い。さらには、「このゲームは、こんな使いかたもできるんです」と、司会のお姉さんとコント(?)を披露。
「このゲーム、言葉をしゃべるとモンスターを生み出すことができるんだよ」(西澤)
「へえ。すごいですねえ」(司会)
「でしょ? やってみるから見ててね。いまから呪文を唱えるよ。"俺と結婚してください!"」(西澤)
「……ごめんなさい」(司会)
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▲西澤氏はデモプレイを披露。下画面に図形を描いたり、マイクに言葉を吹き込むことでモンスターが誕生するのだ。何が生まれるかはお楽しみ! |
また、この作品を共同で開発したシングの代表取締役社長、宮川卓也氏も登壇。西澤氏とざっくばらんにトークを展開し、ソフトを紹介した。宮川氏率いるシングは、任天堂から発売中のニンテンドーDS用ソフト『ウィッシュルーム 天使の記憶』を始め、アドベンチャーゲームの開発に定評のある開発会社。アドベンチャーゲームでは、シナリオや、個性的な登場人物、全体の雰囲気など世界観に気を使っているそうで、「『モンスターファーム』は、いままで作ってきたアドベンチャーゲームとは少し違いますが、ユーザーに世界に入りこんでもらって楽しんでもらうのが重要。そういう意味では、これまでに作ってきたものと同じ感覚です」と語った。これを受けて、西澤氏は、「世界観にゆるぎない自信を持っている宮川さんと、ゲームシステムやインターフェイスにこだわりを持っている僕のコラボレーションで、楽しいゲームになっているはずです。期待していてください」とアピールした。なお、今回は明かされなかったが、Wi-Fiコネクションを活用した要素も盛りこまれるとのこと。
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▲西澤氏(右)は、「宮川さんはイケメンですけど、独身ですよね? このソフトを使って、夜のフィールドでも活躍できるのでは?」と提案。宮川氏は、「どこにでも持ち歩いて、いろいろな人に見せることができますからね。活用させてもらいます」と笑っていた。 |
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