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任天堂の近藤氏も生演奏を披露! "VIDEO GAME LIVE"が開催
【GDC 2007 リポート】

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●ゲーム音楽の名曲づくしに、会場は大いに盛り上がった

 GDC 2007が幕を閉じた同日夜、サンフランシスコ市内のノブヒルホールにて"VIDEO GAME LIVE"というゲーム音楽のコンサートが開かれた。これは、2年まえから北米各州を中心に世界中をツアー公演しているフルオーケストラによるゲーム音楽のコンサートで、なんと今回、GDCの会期中に開催された、すぐれたゲーム音楽を表彰する"G.A.N.G.Awards"にてライフタイムアチーブメント(生涯功労賞)を受賞した『スーパーマリオ』や『ゼルダの伝説』シリーズの作曲者、任天堂の近藤浩冶氏がスペシャルゲストとして登場。『スーパーマリオブラザーズ』の曲をみずからピアノで披露し、集まったゲーム音楽ファンを熱狂の渦に巻き込んだ。

▲『ゼルダの伝説』はシリーズの名曲をメドレーで演奏。曲の進行に合わせて、巨大スクリーンに過去の名場面がつぎつぎと映し出されていく。


 今回の演奏曲は、『ドンキーコング』や『魔界村』、『OutRun』など懐かしい曲がつぎつぎと続くクラシックメドレーから、近年の『ファイナルファンタジー』シリーズや『キングダムハーツ』まで、新旧のゲーム音楽の名曲でバラエティー豊かに構成された約20曲。その中には『MYST』や『ワールドウォークラフト』といったPCゲーム畑の曲も豊富にカバーされていたり、『Halo(ヘイロー)』がアンコールの隠し玉になっていたりと、北米らしいお国柄も感じられた。

 また、このコンサートではオーケストラが美しい音色を響かせているあいだ、各楽曲にちなんだ映像が巨大スクリーンに映し出され、耳だけでなく目でも楽しませる趣向となっている。各映像が、その曲の演奏時間にぴったり沿って編集されているため、まるでフルオーケストラによる楽曲が、スクリーン上のゲーム画面に合わせてリアルタイムに演奏を変えているような錯覚を覚えることもしばしば。その曲を知らない人がゲームのイメージを補完できるだけでなく、ゲーム音楽のインタラクティブなおもしろさを擬似再現しているという点で、非常にレベルの高い演出であると感じた。

 そのほかにも1曲1曲にさまざまな演出が盛り込まれていて、『メタルギアソリッド』の演奏中に衛兵と"歩くダンボール箱"が指揮者のうしろで小芝居を見せたり、観客に『フロッガー』をプレイさせて、その伴奏をオーケストラが努めたり。『ディグダグ』の敵退散BGMをピアニストが驚異の早弾きで再現したり、プロのボイスアクターが各種クリーチャーの声を実演したりと、子供も多い客層をひと時も飽きさせない工夫がなされていた。

 そしてコンサートも終盤、近藤氏が大声援に迎えられてステージ上に登場すると、会場のテンションは最高潮に。オーケストラによる『スーパーマリオ』シリーズのメドレーに続いて近藤氏が『スーパーマリオブラザーズ』をピアノでパフォーマンスすると、会場は割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。

 じっくりと曲を聞く鑑賞会というよりは、奏者と観客がいっしょに楽しむ"ゲーム音楽ショウ"といったノリで大いに盛り上がった全3時間。外国人らしい(?)終始ハイテンションな歓声と、曲の終了時などに時おり顔をほころばせる、楽しそうな奏者たちが印象的なコンサートだった。この公演は来年以降に東京公演も予定中(日時未定)とのこと。続報が入り次第、ファミ通.comでも情報をお届けしていく予定なので、ゲーム音楽ファンはお楽しみに。 

▲会場には多くの親子連れが見られ、子供も目立っていた。皆、とっておきの勝負服(ゲームTシャツ)を着こんで臨んでいるのが頼もしい。

▲「何回も自分でプレイして、いちばん気持ちのいい部分から発想した」と、『スーパーマリオブラザーズ』の作曲について語った近藤氏。左隣は、ニンテンドウ64版以来マリオの声を担当している俳優のチャールズ氏。ちなみに客席には任天堂の宮本氏や青沼氏も駆けつけていた。

▲近藤氏がピアノによる生演奏を披露した。

 

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