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コーエーの松原健二氏が語る"オンラインゲームの未来"とは?
【AOGC 2007 Tokyo】

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●『信長の野望 Online』拡張パック第3弾も明言!

 

 2月23日、都内で開催されているオンラインゲームの国際的な会合"AOGC 2007 Tokyo"でコーエーの松原健二執行役員のセッションが行われた。松原氏の講演は"オンラインゲーム beyond"と題され、オンラインゲームやサービスのビジネス的な可能性について語られた。松原氏は「今回お話しすることは私が個人的に考えていること。妄想に近いかもしれません(笑)。コーエーがいますぐこうします、という話ではなく、オンラインゲーム、サービスが将来的にこういう方向に行くだろうと私が思っていることをお話します」と前置きし、講演を始めた。
 

▲『信長の野望 Online』や『大航海時代 Online』など、PCや家庭用ゲーム機でオンラインゲームを積極的に展開しているコーエー。その中心人物である松原氏の講演ということで、会場にはたくさんの人が詰めかけた。

 

 今回の講演で松原氏は、家庭用ゲーム機におけるオンラインゲーム、サービスについて言及。Xbox 360、プレイステーション3、Wiiといった次世代ゲーム機の販売状況を分析し、それを踏まえた上でオンラインゲームやサービスの展開を予想した。
 

松原健二氏の次世代ゲーム機に関するコメント

●Xbox 360は世界で1040万台ほど普及しているのに対し、国内では苦戦しています。海外では確実な人気を得ているだけに、メーカー側がどのように展開していくか悩みどころです。ただ、Xbox 360はXbox Liveというオンラインサービスが人気でしっかり定着している。また、XNAのような開発環境が整っているだけに、今後オンラインゲームやサービスも新たな展開が考えられます。

●プレイステーション3は2007年後半からの普及が予想されます。開発側から言うと、ヘテロ型マルチコアCPUである"Cell"のポテンシャルを我々開発者が引き出せるかどうかが、今後の展開に大きく左右してくると思います。
●Wiiは、WiiチャンネルとWiiConnect 24のサービスにとくに注目しています。Wiiのオンライン戦略は非常にわかりやすく簡単ということが強調されているのも任天堂さんならではだと考えます。24時間ネットワークにつながっているという状態によってオンラインサービスの可能性はますます広がるでしょう。

●日本のオンラインゲームやサービスの市場は、家庭用ゲーム機での拡大が欠かせないことだと思いますし、次世代ゲーム機ではさらにオンラインゲームの市場が加速的に拡大していくだろうと思います。

 

 続いて松原氏は、今後のオンラインゲームのビジネスについて発言。これまではB2C(メーカーとユーザー)またはB2B2C(メーカー、運営会社とユーザー)というビジネスモデルだったが、新しい方向性としてC2CやB2B(ユーザー間やメーカー間)が考えられると語った。そして『Second Life』(バーチャル世界でユーザーが自由にオブジェクトを作れ、作ったオブジェクトを売買できる3Dオンラインコミュニティ)などに代表される"User Generated Contents"(ユーザーがコンテンツを生み出すこと)を例に出し、「たとえば、MMORPGの中でユーザーが作ったコンテンツを直接ユーザーに販売することなどが考えられると思います」(松原氏)と、オンラインゲームの新しい方向性を提示した。
 

▲オンラインゲームで得た"濃い個人情報"を活かしたサービスも考えられると発言。オンラインゲーム内のコミュニティや行動パターンなどを数値化し、マーケティングやゲーム内広告などにも活かせると松原氏は予想した。

 

 また、ゲーム内広告についても言及し、オンラインゲームはまだまだ広告媒体として可能性を秘めているとコメント。さらに、オンラインゲームは「プレイヤーの行動パターンやコミュニティーなどさまざまなデータを抽出することが可能」とし、それによって得たプレイヤーの嗜好や行動パターンなどをもとに効果的な広告効果が得られる可能性を示唆した。そのほかにもこれらのデータを利用することによってまったく新しいオンラインサービスが生まれるだろうとも発言。オンラインゲームやサービスを多角的にとらえることによって、さまざまな可能性が秘められている分野であることを印象づけた。


 そして最後に松原氏は、『信長の野望 Online』について「2006年12月に拡張パック第2弾『破天の章』を発売し、プレイヤーが5000人以上増えました。このことからもユーザーの方たちが新しい刺激を欲していることは明確。それに応えるべく、発売時期や内容についてはまったく決まっていませんが、拡張パック第3弾も発売したいと考えています」と、サプライズ発言! 『信長の野望 Online』のユーザーにはうれしいニュースとなった。それに加えて『三國志 Online』のクローズドβテストの成果が非常に高かったことを明らかにし、2007年度内にサービスを開始させることを約束して講演を締めくくった。
 

▲松原氏は、発売時期やゲーム内容などはいっさい決まっていないとしながらも、拡張パック第3弾の発売を明言した。

 

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