奥菜恵が駆けつけ一筆! 『相田みつをDS』プレスカンファレンスが開催
●毛筆の代わりにタッチペンで相田みつを作品を書写!
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▲ニンテンドーDS向けの新機軸タイトル、『こころに染みる 毛筆で書く 相田みつをDS』を、奥菜恵(中央)がアピール! |
アーテインから2006年11月30日に発売予定のニンテンドーDS用ソフト『こころに染みる 毛筆で書く 相田みつをDS』のプレスカンファレンスが、2006年11月27日に都内にある相田みつを美術館で開催された。
このゲームは、アーテインから2006年7月に発売された『こころを休める大人の塗り絵DS』に続く、『こころ』シリーズ第2弾となる作品。鉛筆などで名文を書き写す、いわゆる"書き写し本"が昨今静かなブームになっているが、そのニンテンドーDS版とも言うべき作品で、『にんげんだもの』などで知られる書家で詩人の相田みつを氏の作品をフィーチャーしている。タッチペンで相田みつを氏の"書"を書き写すことで、毛筆を使った書写が疑似体験できる。
プレスカンファレンスではまず、アーテインの代表取締役社長、成島康之氏が登壇し、以下のように挨拶を行った。
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▲「社内に相田ファンが多くいたのも開発に至った理由」と語った成島社長。 |
「アーテインは、いわゆる叩いたりやっつけたりするゲームだけでなく、驚きや感動、人生観の発見というような深い喜びをも提供していく新しいゲーム作りにチャレンジしている会社です。今回は、『こころ』シリーズの第2弾、『こころに染みる 毛筆で書く 相田みつをDS』を発表させていただきます。これは、世界で初めて書というものをニンテンドーDSのゲームで遊べるというものです。デジタルを感じさせないアナログチックなおもしろさ、また毛筆を使った書のおもしろさを少しでも体験していただければと思います」(成島)
成島社長は『こころ』シリーズ第2弾を企画するにあたって、「書という深い感動があるものをやってみたい」(成島)と思ったときに、自然と相田みつを作品にたどり着いたと語り、今作に対する思い入れが感じられた。
続いて、故相田みつを氏の長男でもある相田みつを美術館館長、相田一人氏が登壇した。相田みつを作品を書き写すことについて、「相田作品の特徴は書と言葉が一体になっていること。この書のリズム、呼吸感は読むだけではなく書いてみて初めてわかるんです」と解説した相田氏。「より深く作品を感じていただける」と、ニンテンドーDSを使った書写についても積極的に賛同したそう。このソフトのパッケージには、相田みつを氏の代表作、『ひとりしずか』という書がデザインされている。これは、一般にもっとも知られている相田みつを作品、"日めくりカレンダー"のタイトルにもなっているものだ。
「この日めくりカレンダー『ひとりしずか』には、トイレ用日めくりカレンダーとサブタイトルがついています。必ずしもトイレに置かなくてもいいんですが、生前に相田みつをが自分でトイレ用というサブタイトルをつけたんですね。トイレはまさに、"ひとりしずか"な場所。相田みつをはトイレで自分自身と向き合う時間を持ってほしいという気持ちをこめたのでしょう。この『相田みつをDS』も、忙しい世の中で自分自身に戻れる時間となってくれるのではないかと思います」(相田)
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▲日めくりカレンダー、『ひとりしずか』を手に、相田館長は相田みつを作品の魅力を語った。 |
ここでスペシャルゲストとして、相田みつを作品のファンという女優の奥菜恵が登場! 作品との出会いを以下のように語った。
「私が相田先生の作品に初めて触れたのは、確か18か19歳のとき。仕事のことで壁にぶち当たってもがいていたときに、当時の親友がこれを読んだら少し楽になるかもしれない、と言って何冊か貸してくれたんです。読んでみて、ありのままの私でいいんだな、と楽になって救われました」(奥菜)
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▲ゲームのタイトルにもある"こころに染みる"言葉について聞かれた奥菜恵は、「相田先生の一生感動という言葉。私も、つねに心やわらかく、感動を忘れずにいたいなと思います」と、しんみり語った。 |
そんな影響を受けた奥菜恵に、実際にゲームを使って一筆書いてもらうことに。たくさんの報道陣が見つめる中でタッチペンを握るとさすがに緊張するようで、奥菜は「集中して、集中して……」と深呼吸。毛筆を持つように本格的な筆さばきで、『ひとりしずかに』の書を書き写した。
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▲奥菜恵の筆さばきが、リアルタイムで右のスクリーンに表示。かなり落ち着いてゆっくりと筆を動かしているのが印象的だった。 |
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▲報道陣に見守られて「"ひとりしずか"って感じじゃないですけど……」と苦笑しながらも、真剣なまなざしでタッチペンを握っていた奥菜恵。 |
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▲そして、書きあがったのがコレ! 書き写した"ひとりしずか"の言葉の横にはちゃんと奥菜恵直筆の署名も。 |
極度の緊張から解き放たれると、奥菜は満面の笑顔に。「筆の染み具合が本当に半紙に書いたようにリアル。筆を長く置いていると染みが広がっていくのが体感できて、ひとりでやっていると、こう自分の中にスーッと入っていく感じ」と、そのプレイ感を表現していた。
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▲ちなみに、奥菜恵は先日、ニンテンドーDSを手に入れたばかりだとか。「周りで流行っていて、でもなかなか手に入らないって聞いていたので買っちゃいました。いままで『英語漬け』しか持ってなかったんですけど、これから『相田みつをDS』をやります!」(奥菜) |
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▲奥菜恵は「好きな作品はたくさんありますけど、いまの自分のベースになっている作品は『いのちの根』」と、この作品を紹介した。 |
プレスカンファレンスの終了後、相田館長に話を聞くことができた。相田みつを氏といえば誰でも知っている有名な書家だが、その作品のゲーム化に抵抗はなかったのか? じつは大いに前向きな姿勢だったようだ。
「ケータイのコンテンツで、"今日のことば"という日めくりカレンダーのデジタル版のようなものがあるんです。相田みつをの作品がケータイで手軽に見れるのですが、この話をいただいた5年まえはケータイの液晶も小さくて画像も荒く、正直あまり乗り気ではありませんでした。それがいまはこんなにきれいに作品が表示できて、デジタル機器に入ることでいままでとは違った層に訴えることができることもわかりました。だから、今回のゲーム機で、というお話も抵抗感はなかったんです」(相田)
「相田みつをの作品はいわばアナログの極地。ケータイやニンテンドーDSはデジタルの最先端です。でもこのふたつは意外と相性がいいと思うんです。デジタル化が進めば進むほど、アナログなものが必要になる」と続ける。「じつは子供たちがニンテンドーDSをやっているのも見てましたからね。ゲームって興奮するものはあるけど、心を静めるものって少ないでしょう。そういうものも必要なんじゃないかと思ってたというのも、理由のひとつです」。相田氏の柔軟な姿勢が今作を生んだ大きなきっかけとなったようだ。
作品の承諾だけでなく、相田氏はゲームに収録する作品の選定を手伝ったり、開発の途中途中でデモ版を体験して意見を言うなどして開発に関わっていたとか。その中で、毛筆を使っているような感覚にはかなりこだわって調整したそうで、「本当に毛筆の感じを体感できます」と自信を見せた。『相田みつをDS』のプレイヤーには、「自分自身と対話する、忙しい中でもホッとする時間を持ってもらえたら」と相田氏。「簡単に筆のよさを体験できますから、微妙な筆さばきを試みて、相田作品をより深く感じてください。大胆に書いてみると、きっと楽しめると思いますよ」と、ユーザーにメッセージを送った。通勤や通学の合い間にちょっとした遊びを提供してくれるニンテンドーDSで、今度は自分自身を見つめ直す"癒し"を体験してみては?
※『こころに染みる 毛筆で書く 相田みつをDS』の公式サイトはこちら
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