マイクロソフトが"Xbox Live+秋の新製品発表会"を開催
●システムアップデートによって何が変わる?
2006年10月30日、マイクロソフトが"Xbox Live+秋の新製品発表会"を実施した。発表されたおもな内容は、Xbox 360の"2006年 秋のシステムアップデート"と、年内に発売予定の周辺機器について。マイクロソフト社内に報道陣を集め、周辺機器を公開するとともに詳細を説明した。
システムアップグレードについて解説を行ったのは、マイクロソフトのプロダクトマーケティンググループ マネージャの鶴淵忠成氏。今回のアップデートでは、Xbox Liveの機能追加をはじめとして、Xbox 360ユーザーが受けられるサービスが大幅に拡張される。鶴淵氏はまず、Xbox Liveの歴史を紐解きながら、システムアップデートの持つ意味について語った。
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▲鶴淵氏は、「今回のアップデートは、"もっと"という言葉がキーになっています」と説明。 |
「初代XboxでXbox Liveのサービスが開始されたのが、2003年1月。その後、初代Xboxでは2回のアップデートが行われました。2004年3月に行われたコードネームで"Tsunamiアップデート"と呼ばれているものは、『Halo2』をより楽しむための機能拡張。あるゲームのオンラインでの楽しみを広げるようなアップデートも過去に行われてきたわけです。Xbox 360が発売されたタイミングでは、本体を購入直後からXbox Liveにつなげることができるようにアップデートされ、2006年春に続いて今回が6回目のシステムアップデート。Xbox Liveをはじめ、Xbox 360本体もこれによって進化します」(鶴淵)
今回のシステムアップデートのコンセプトは、"Xbox 360をもっと楽しく便利に!"というもの。これをさらに、"もっと楽しくゲームを遊ぶ"、"もっと手軽にコンテンツを楽しむ"、"もっと楽しくみんなで繋がる"、"もっと安全に楽しめる"という4つのテーマでカテゴライズしている。鶴淵氏の説明を交えながら、おもなアップデート内容を紹介していこう。
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▲"Xbox 360をもっと楽しく便利に!"というコンセプトのもと、4つのテーマに沿って機能拡張が行われている。 |
"もっと楽しくゲームを遊ぶ"というテーマの元、今後発売されるゲームに新機能を持たせられるような改良が加えられる。Xbox Live マーケットプレースの新機能として、たとえばポーションなどの消耗するアイテムを複数回購入できるようになるほか、MMO(多人数参加型)RPGなどのいわゆるプレイチケットやトーナメントの参加権を扱うことが可能に。また、ゲーム画面のD5出力、つまり1920×1080pのフルスペックハイビジョンに対応する。鶴淵氏は、「今後は、これらの機能を使ったゲームが登場していきます」と、未来を見据えたアップデートであることを強調した。
もうひとつ重要な追加機能が、XNAで作成されたゲームをPCからXbox 360に移してプレイ可能になること。マイクロソフトが提供するゲーム開発環境、"XNA Game Studio Express"は無料で入手することができ、Xbox 360向けにゲームを開発するためには有料のXNA
Creator`s Clubに入会しなくてはならない。今回のアップデートにより、自分で作ったゲームをPCからXbox 360へ手軽に移してプレイすることが可能になる。鶴淵氏は、「今回はあくまでも個人の楽しみとしてですが、今後、Xbox Liveを利用して配信することもできるようになると思います。有料配信も考えられますね」とコメント。Xbox 360にオープンな開発コミュニティーができることで、さまざまな楽しみが広がっていきそうだ。
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▲今回のシステムアップデートで、じつに85ヵ所もの機能拡張や改良が加えられる。ここで説明したのは、ほんのわずかだ。 |
"もっと手軽にコンテンツを楽しむ"というカテゴリーでは、Xbox Live アーケードから自動でゲームの体験版をダウンロードできたり、ゲーム内からアイテムの購入が可能になるなどゲームプレイの利便性が向上。さらに、ゲーム以外のコンテンツの楽しみも充実する。まずは、2006年11月22日にXbox 360 HD DVD プレーヤーが発売されるのに合わせて、HD DVDの再生に対応。CD-RやDVD-R、USBメモリーなどに保存されている映像データを再生することも可能になる。ただし、フォーマットはウインドウズメディアビデオのみとなっている。
"もっと楽しくみんなで繋がる"では、2006年11月2日に発売予定の周辺機器、Xbox 360 ワイヤレス ヘッドセットやXbox Live ビジョンなどに対応。これらの周辺機器を使うことによって、オンラインにつなげることがさらに楽しくなるというわけだ。また、Xbox 360本体を立ち上げずとも、PCからアクセス可能なXbox 360の公式サイト"Xbox.com"でできることも増える。アカウント管理機能が強化され、メンバーシップの購入などが可能に。"もっと安全に楽しめる"のカテゴリーでは、Xbox.comでゲーマープロフィールのプライバシー設定や、保護者によるセキュリティー設定に対応する。
鶴淵氏は、これらの機能拡張をこと細かに解説し、「Xbox 360ではシステムアップデートを春と秋の年2回行っていきます。進化するXbox Liveにぜひご注目ください」と胸を張ってアピールした。
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▲鶴淵氏は、実機によるデモも実施。Xbox Live マーケットプレースとXbox Live アーケードのインターフェイスが改良されていることがわかる。ちなみに、これまでXbox Live アーケードの表記はXbox Live Arcadeだったが、今回から「日本人にも親しみやすいように」(鶴淵)との理由で日本語カタカナ表記となっている。 |
発表会では、Xbox 360の冬商戦向けの製品紹介も実施された。2006年11月2日に発売予定のXbox 360 コアシステムは"自由にパーソナライズできるエントリーモデル"と位置づけられており、周辺機器によって機能を追加していく。それが、11月2日に発売予定の4つのアイテム、オンラインで最大4人のビデオチャットに対応したXbox Live ビジョンと、ワイヤレスのイヤホンとマイクがセットになったXbox 360 ワイヤレス ヘッドセット、Xbox 360 コア システムに外付けで接続できるXbox 360 ハードディスク(20GB)、そしてXbox 360 ユニバーサル メディア リモコンだ。また、発売日や価格は未定ながら、Xbox 360 ワイヤレス レーシング ホイールも発売予定。
この秋に多数発売されるXbox 360の周辺機器の中でもっとも注目されているのは、何といってもXbox 360 HD DVD プレーヤーだろう。20790円[税込]という価格で提供され、ハイビジョンテレビとXbox 360をすでに所有していれば、世界でいちばん安いHD DVD プレーヤーとなる。こちらも実機デモが行われ、画面中にもうひとつの小さな画面を表示させる"ピクチャーインピクチャー"や、画面右側に表示させるメニューなどが初公開された。
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▲Xbox 360 HD DVD プレーヤーの同梱物は、ユニバーサル メディア リモコン、Xbox 360本体とつなぐUSBケーブル、ACアダプター、電源コード、Xbox 360本体にインストールするディスク、取扱説明書、単3電池になる予定。 |
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▲右がHD DVD プレーヤー。縦置きも横置きも可能だ。マイクロソフトによれば、Xbox 360ユーザーはハイビジョンテレビを所有している率が高く、彼らにとっては世界一安い次世代DVDプレーヤーとなる。 |
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