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北東イングランドのゲーム関連企業でプレイステーション3用ソフトが!

●英国大使館主催のセミナーに再び潜入!!
 

 2006年7月25日、東京のイギリス大使館で、北東イングランドのゲーム関連企業によるゲーム関係者向けセミナーが開催された。セミナーのタイトルは"英国北東イングランド デジタル・シティの拠点 〜英国におけるデジタル・メディア スーパークラスター〜"。英国大使館は、以前から自国のゲーム関連企業をアピールするイベントを開催(→関連記事)しているが、今回は英国北東イングランド経済開発公社と共同で、北東イングランドの企業をフィーチャーしたセミナーを開催したのだ。
 

 北東イングランドには、約150のゲーム開発スタジオがあり欧州でも有数の開発拠点。2004年9月の時点での米国の売上げトップ5のうちの2タイトル、『Driv3r』と『Street Racing Syndicate』は、この地で開発されたものだ。現在、北東イングランドでは、"デジタル・シティ"というゲームやCGを中心とした経済活性化プロジェクトが実施されており、英国政府の支援のもと、さらに開発基盤が整えられている。
 

 

▲サードディメンションは2004年に設立された独立系ゲーム開発企業。家庭用ゲームキム機向けだけでなく、PCゲームや携帯電話用コンテンツなど、幅広く手がけている。クルックス氏は「今後は、Wii向けソフトも開発したい」と語っていた。

 今回のセミナーでもっとも興味深かったのは、サードディメンション クリエイションズによるプレゼンテーション。同社が開発中のプレイステーション3、Xbox 360用ソフトの内容が明らかにされたのだ。そのタイトルは『Subwar』。海中を舞台にした3Dアクションシューティング。同社のクリエイティブ・ディレクター、ショーン・クルックス氏は、「海中という極限状況での戦いをリアリズムで描く。ロンドンや東京といった実在の都市も出てきます」とコメント。会場ではゲームのイメージビジュアルと、登場する乗り物のラフスケッチが公開された。

▲ゲームの舞台のイメージイラスト。海中都市のような構造物が見える。

 

▲こちらは潜水艦(?)のラフイラスト。


 また、同社では'80年代の警察を題材にしたプレイステーション2用アクションゲームも開発中であるとのこと。こちらはパブリッシャーとの契約上詳しいことは言えないとのことだったが、クルックス氏は「パラマウント映画が原作の版権を持っている」と語っていた。

▲警察を題材にしたアクション。「いなくなったパートナーを探している場面」(クルックス氏)とのこと。

 

▲"Game 2 Learn"シリーズという教育を目的としたシリーズも制作。こちらは、設問に答えることでタワーを上っていく『High Flyer』。


▲大学との提携により開発中の『GANGLAND:POKER DOGS』。ギャングの一員になってトランプのポーカーを楽しむタイトル。

 

 調査企業のストレンジ・エージェンシーは、その名のとおりちょっと変わったツールを紹介した。"Strange Analyst(ストレンジ・アナリスト)"というこのソフトは、ゲームソフトを解析するツール。解析したいタイトルに、どのような要素がどれくらいの重要度で盛り込まれているかを解析してくれる。解析に要する時間は、わずか1秒だという。

▲こちらは『バイオハザード』での解析サンプル。"investigating(調査、探索)"や"puzzling(謎解き)"、"use of wepons(武器の使用)"といった要素が重視されているという解析結果が出ている。

 

 "Strange Analyst"では、解析結果をデータベースに登録してあるほかのゲームソフトと比較することも可能。データベースには、18000タイトルのソフトに関する解析結果やレビューの点数、発売メーカーなどの情報も収録してあるとのこと。マーケティングリサーチにうってつけのソフトだ。
 

 そのほか、開発メーカー、ホールチのオペレーションズ・ディレクター、マーク・ウィリアムソン氏は、ニンテンドーDS用ソフト『CONE KING』を発表。これは、ソフトクリームパーラーを題材にした経営シミュレーション。ウィリアムソン氏は拡大中のニンテンドーDS市場は、「今後、女性の市場になっていく」と予言。そのため、「ほかの商品にも展開できるような強いキャラクターが必要」と考えているという。その言葉どおり、『CONE KING』には、海外のゲームにはあまり見られない、愛嬌のあるキャラクターが登場する。

▲この『CORN KING』のほか、Wi-Fiを使ってほかのプレイヤーとバンドを組んで楽器の演奏を楽しむ『ROBOT ROCK』も制作中。

 

▲ティーズサイド大学コンピュータ学部ゲームアート・デザイン科シニア・レクチャラーのガブリエル・ケント氏は、同大学の人材育成について語った。

 

▲コンピュータ・グラフィック(CG)に長けたアニマーションUKのプレゼン。同社では、建築などの実用的な分野からアートまで、幅広いCGを手がけており、ゲーム制作のサポートにも強い意欲を見せている。


▲モシャイン・アニメーション・スタジオはCGとアニメ、実写が入り交じった、独特の感性の映像『Artificial World`s v3.0』を披露。同社代表取締役社長のサティシュ・シューホラク氏は、作品について「ヨーロッパ的なルック&フィールの作品で、オンライン上の人々が現実のどの側面に生きているのかを描いています」と語っていた。


 英国のゲーム関連企業が、またしてもその実力を見せつけた。英国のゲーム企業は、ヨーロッパはもちろん、米国市場でも大きな存在感を見せている。日本でもこれまで以上に注目が集まることは間違いない。


  

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