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コーエーがゲームソフトのレンタル事業をスタート!

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●新作ソフトを1ヵ月借りて5000円のレンタル料金を予定

▲都内のホテルで行われた発表会には、多くの報道関係者らが集まった。それだけ、ゲームソフトのレンタル事業に注目が集まっているのだ。


 コーエーグループの流通や卸売り事業を担うコーエーネットが、新たにゲームソフトのレンタル事業に着手することを発表。本日2006年4月25日に都内で、新規事業"RentaNet"の発表会を行った。


 発表会に出席したのは、取締役名誉会長の襟川恵子氏と、代表取締役社長の伊藤通宏氏のふたり。冒頭で伊藤氏が、「多くのプラットフォーマーやメーカーにご理解をいただき、ゲーム業界では初の本格的なレンタル事業を立ち上げることができました。心から厚くお礼申し上げます」と挨拶。続いて、襟川氏から詳細の発表が行われた。


▲伊藤通宏氏(右)は、「当社はソフトの卸売りについても非常に丁寧にやってきたつもりですが、レンタル事業においてもきめ細かくサポートしていきます」と、心構えを語った。


 「この事業を立ち上げた目的のひとつは、レンタルによって得た収益をクリエーターに還元して新たなソフトの投資につなげること。そうすることでゲーム市場の発展に寄与できると思っています。現在のゲーム市場のじつに31パーセントは中古ソフトによるものですが、これはクリエーターやメーカーには一切利益が還元されないんですね。ですが、ユーザーにとっても販売店にとっても中古ソフトは非常に利便性が高いものです。実際、販売店の約90パーセントが中古を扱っていますし、新品ではなく中古商品で利益を得ているという状況があります」(襟川)


 襟川氏は、ユーザーと販売店にとって中古ソフトに代わるものとしてレンタルソフトを提案。音楽や映画などのメディアは、パッケージ販売のほかにレンタルやダウンロード販売、ライブや映画館などでの鑑賞などさまざまなチャンネルを持っているが、ゲームソフトは販売のみ。これにレンタルを加えたいと語った。


▲襟川氏は余談として、「いまから20年まえ、不法で行っていたゲームのレンタル屋を相手に訴訟を起こしたんです。その日のうちに仮処分が出ましたが、それからもさまざまな業界団体に関わって著作権が認められるように働きかけてきました。ちょうど20年の節目に、レンタル事業を始められることは感慨深いものがあります」と語った。


 レンタルはおもに従来のゲームソフト販売店で行われ、ゲームセンターへの導入も検討するという。具体的には、コーエーネットのRentaNetという管理システムを中心に事業が展開される。同社は事業に賛同するメーカーからショップへのソフトの卸売りも担当。ショップでは、RentaNetを使って顧客などの情報を管理しながらソフトのレンタルを行う。レンタルで得た収益は、ショップとメーカーが約45パーセントずつ、コーエーネットが10パーセントほどに分割される。

 気になるレンタルソフトのラインアップについては、襟川氏は「多くのメーカーに賛同いただいています。じつは2社ほど検討中の会社がありますが、それ以外はご協力いただけることになりました」とコメント。具体的なタイトルはメーカーの判断としながら、「新作は無理だと思いますが、当初は数十タイトルから始めて徐々に増やしていきます。古いタイトル、たとえばファミコンソフトなどの需要もありますし、古いものを置きたいというメーカーさんもいらっしゃいますので、ゆくゆくはそういったものも扱っていきたいと思います」(襟川)と語った。


 また、レンタルの期間や料金について、「今後、調整していきます」としながらも、以下のように構想を語った。


 「ゲームソフトによってプレイ時間が違うため設定が難しいのですが、ちょっと試したいという人向けの2泊3日のほかに4泊5日や9泊10日、あるいは1ヵ月というスパンも考えています。扱うソフトは、発売後1〜3ヵ月くらいの"ニュー"、3ヵ月以上1年未満の"スタンダード"、そして発売から1年以上が経過した"クラシック"の3パターンに分けられると思っています。ニュー商品は、1ヵ月借りたら5000円程度。新品の販売価格の20パーセント引きくらいですね。4泊5日でしたら、2700〜2800円ほどでしょうか。スタンダードの場合は、4泊5日で880円くらい、1ヵ月でも3700〜3800円くらいを考えてます。クラシック商品は4泊5日で500円をきるくらいを想定しています」(襟川)


■レンタルの期間と料金の構想

ソフト分類

4泊5日レンタル

1ヵ月レンタル

ニュー(発売後1〜3ヵ月)

2700円〜2800円

5000円

スタンダード(発売後3ヵ月〜1年)

880円

3700円〜3800円

クラシック(発売後1年以上)

500円以下

未発表


 サービスの開始時期については、2006年5月下旬に導入1号店をオープン。2006年8月くらいまでに全国10〜15店舗ほどにテスト導入し、2007年に1000店、2008年には1500店にまで広げていく。襟川氏は、「ユーザーにとって十分に利便性があるようにするには、全国で15000店舗が必要だと考えますが、徐々に増やしていきます」と将来を見据える。市場としては2006年は100億円、2008年には900億円を目指すという。

 ユーザーにとっては、販売だけではなくレンタルでもゲームが楽しめるようになるのは歓迎すべきこと。さらに、レンタル事業の収益がメーカーやクリエーターに還元され、ゲーム市場の活性化につながり新たに優良な作品が生まれる土壌ともなる。RentaNet事業の今後の展開に期待しよう。 
 

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