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任天堂の宮本茂氏が仏レジオン・ドヌール勲章を受勲

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●宮本氏は「世界中のプレイヤーに感謝」とコメント
 

 3月13日(現地時間)、フランスのパリで任天堂の専務取締役情報開発本部長の宮本茂氏が、フランス文化・通信省からレジオン・ドヌール勲章のシュヴァリエを授かった。
 

 レジオン・ドヌール勲章(L'ORDRE NATIONAL DE LA LEGION D'HONNEUR) は、1802年にナポレオン・ボナパルトによって創設されたフランスでもっとも栄誉ある勲章。軍人や文化、科学、産業、商業などの分野で卓越した功績の残した人物を表彰することを目的としてフランス政府から授与される。日本人では、画家の藤田嗣治や平山郁夫、作家の筒井康隆、大江健三郎、指揮者の小沢征爾などが受勲している。
 

 受勲した宮本氏は以下のようにコメントしている。
 

 「世界中の人たちを笑顔にしたいという思いで、多くの仲間達と20年以上ビデオゲームのソフトとハードの開発をしてきましたが、その成果をフランスでも評価していただいたことはたいへん光栄なことだと思います。一方で、これは多くの仲間に恵まれたおかげでもあるため、当初は辞退も考えました。しかし自分が受賞することが、多くのゲーム創作者の未来を広げることになると考え、お受けすることにしました。私達の作品を遊んでくださった世界中のプレイヤーのみなさんに感謝いたします」(宮本氏)
 

 なお、今回、宮本氏が受勲したシュバリエは5等に当たる勲章。レジオン・ドヌール勲章にはシュバリエ(5等、騎士)、オフィシェ(4等、将校)、コマンドゥール(3等、司令官)、グラントフィシェ(2等、大将校)、グランクロワ(1等、大十字)という5つの等級があり、下位の等級を持たずに上位の等級を受勲することはありえない。なお、1等のグランクロワは外国人の場合、国家元首クラスに与えられるのが通例で、受勲者は極めて限られる。
 


※任天堂の公式サイトはこちら

 

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