【セガ戦略発表会】『シーマン2』やPSP版『街』など、ビックサプライズタイトルが発表!
●THQ、チュンソフト、ビバリウムとのパートナーシップを発表!
セガのコンシューマ戦略発表会2005の冒頭で、セガの岡村秀樹コンシューマ統括本部長が語ったセガの戦略3本柱のうちのひとつが、"積極的なパートナーシップ戦略"。発表会では、3つの企業とのパートナーシップおよびその成果が明らかになったのだ。セガの宮崎浩幸コンシューマ統括事業副本部長は、今回のパートナーシップについて、「ここ数年おとなしかったセガが元気になってきたということだと思います。今回のパートナーシップは"おもしろそう!"、"信頼関係"、"セガらしさ"の3つをモットーに考えて結んだものです」と語り、各企業を紹介したぞ。
●米大手メーカー、THQのタイトルをセガが委託販売!
まずはじめに紹介されたのが、アメリカの大手ゲームメーカー、THQとのパートナーシップ。このパートナーシップは、これまでセガのタイトルをTHQが欧米で委託販売していた関係から実現したもので、今後はTHQのタイトルをセガが日本で委託販売することになる。THQのアジア・太平洋販売責任者のマーティン・ウッド氏は発表会にビデオ出演し、「セガと協力体制を結ぶことができ、たいへんうれしく思っています」と語り、日本で2006年春までに発売する予定の2タイトルを公開したのだ。明らかになったのはプレイステーション2用ソフト『Juiced』と『Destroy All Humans!』(ともに日本名は未定)。どちらも欧米で100万本以上の出荷本数を記録しているタイトルということで、セガの宮崎氏、THQのマーティン・ウッド氏ともに日本でもヒットすることを期待していると語った。
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▲写真左下が『Destroy All Humans!』。宇宙人が地球に来て、人間などに襲いかかるというシュールなアクションゲーム。そして写真右下がレースゲーム『Juiced』。欧米で100万本以上のヒットを記録したタイトルが日本で2006年春発売に! |
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●チュンソフトは『かまいたちの夜』の新作や『風来のシレンDS』(仮題)を発表!
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▲チュンソフトの中村社長。技術力、ブランド力の高いセガとパートナーシップを組むことで新たなゲーム開発の原動力にしたい、と語る。 |
続いて発表されたのが、サウンドノベルや『不思議のダンジョン』シリーズなどを手掛けているチュンソフトとのパートナーシップ。会場には、同社の中村光一社長が登場し、「セガさんは昔からコアユーザーに人気の高いソフトを発売してきました。チュンソフトもコアユーザーからたくさんの支持をいただいています。そう考えても両社は非常に相性がいい関係だと思います」とコメント。また、今後の展開について「セガさんは日本だけでなく海外でもブランド力が高く、技術面においても海外に拠点がある。次世代機についても基礎研究などの難しい部分はセガさんにおまかせして(笑)、ゲームの部分、ゲームのおもしろさををチュンソフトが組み上げていくという方向で考えていこうと思っています」と語ったのだ。
さらに中村氏は、セガとパートナーシップを結んだ成果を早くも明らかにした。発表されたのはPSP(プレイステーション・ポータブル)用ソフト『かまいたちの夜2 〜監獄島のわらべ唄 PSP Special Edition』(仮題)と『街 〜運命の交差点〜 PSP Special Edition』(仮題)、プレイステーション2用ソフト『かまいたち夜』シリーズの新作、ニンテンドーDS用ソフト『不思議のダンジョン 風来のシレンDS』(仮題)の4タイトル。中村氏は各タイトルについてそれぞれつぎのようにコメント。
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▲セガとチュンソフトが放つ新作タイトル4本が明らかに! どれもチュンソフトの人気シリーズだけに、ゲームファンは発売が待ち遠しいはず! |
「サウンドノベルシリーズはとても携帯ゲーム機向けだと思い、PSPで『かまいたちの夜2』と『街』を発売しようということになりました。どちらも、容量などの関係で入れられなかったシナリオなどを盛り込んだ作品に仕上げたいと思っています。また、『かまいたちの夜』シリーズの新作は、『2』で終わったかに思えた監獄島の事件がじつは終わっていなかった……という内容です。そしてみなさんからの要望が高かった『風来のシレンDS』について、タッチパネルや2画面を使った新しい遊びはもちろん考えています。さらに、これまでのシリーズでも採用してきた"救援"システムなどを、ニンテンドーDSのネットワーク機能を使って新しい要素として採用していこうと思っています。ご期待ください」(中村)
中村氏によると、今回発表されたタイトル以外にもセガとチュンソフトがタッグを組んで手掛けている作品がまだまだあるという。なかには、セガとチュンソフトと言えば「コレ!」というソフトがあるとのこと。セガとチュンソフトが協力して過去に発売したタイトルと言えば真っ先に、今回PSP版の発売が決定した『街』や『風来のシレン』などが思い浮かぶのだが……。残念ながらこれ以上のことは発表会では明らかにならなかったが、両社の今後の展開からも目が離せない!
●世紀末に一世を風靡したアイツが復活! 『シーマン2』が発売決定!
そしてセガとパートナーシップを組んだメーカーとして最後に発表されたのがビバリウム。同社は`99年7月にドリームキャストで発売されて出荷本数50万本を超えるヒットを記録し、その後プレイステーション2でも発売されたソフト、『シーマン』を開発したメーカー。『シーマン』はマイクデバイスを使い、ゲームの中で生活している人面魚と会話をするという作品で、発売当時はゲーム誌だけでなく、多方面のメディアから取り上げられ、一世を風靡した異色のタイトルだ。今回、セガとビバリウムが再び手を組み、プレイステーション2用ソフト『シーマン2』を発売することを発表したのだ。発表会には、ビバリウムの斎藤由多加社長が登場し、つぎのように語ったぞ。
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▲シーマンリターンズ! プレイステーション2で発売される『シーマン2』が発表! 進化した音声認識機能を使った、まったく新しい作品に期待大! |
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▲壇上に上がった斎藤氏は、「前作発売から6年あまり、音声認識を研究し続けてきました。新たな技術を使った『シーマン2』に期待してほしい」と語っていたぞ。 |
「家庭用ゲームがブレイクして約20年。これまでインターフェースの進化がほとんどありませんでした。インターフェースが変わるとゲームがさらに刺激的になり、ますますユニークになると思います。それをある意味で証明したのが『シーマン』でした。前作では単語認識機能を使っていましたが、『シーマン2』では我々が開発、研究してきた複数語認識機能を使って新しい遊びを提供しようと思っています。キャラクターや世界観は『シーマン』とまったく違うものを考えています。音声は今後も重要なインターフェースになると確信しています」(斎藤)
さらに斎藤氏は、プレイステーション2版『シーマン』用マイクコントローラー(USB)をPCでIP電話として使用することができるデバイスドライバーを本日(9月9日)からセガのホームページと『シーマン』の公式サイトで配布することも発表。『シーマン2』の発売に向けて、ぜひプレイステーション2版『シーマン』用マイクコントローラーを引き出しや押入から引っ張り出してほしいということだ。また、会場では『シーマン2』に採用される新機能"複数語認識"のデモンストレーションも実施。このデモは、ビバリウムのエンジニアがマイクに向かって複数の言葉(例:「宮崎さんは私の上司です。宮崎さんは私の部下です」など)を発し、その言葉を認識して反芻するというもの。まだ開発途中ということで多少失敗もあったが、エンジニアが発した言葉をほぼ正確に反芻するシステムに、来場者は大いに注目していたぞ。斎藤氏によると、発した言葉をスムーズに反芻させる機能は、音声認識の分野で非常に難しく、重要なことで、この機能を使って『シーマン2』を新しい形のゲームとして開発していきたい、という。ちなみに、ゲームの世界観や詳細なシステムなどはまだ作られておらず、現在音声認識の技術研究を進めているとのこと。発売時期も未定。あの人面魚がどんな旋風を巻き起こしてくれるのか、いちゲームファンとして大いに期待したい!
3社とのパートナーシップを発表したセガだが、今後も積極的にさまざまなメーカーと手を取り合い、ゲーム業界を盛り上げていきたいとのこと。国内だけでなく、海外でもブランド力が高いセガだけに、こういった動きはまだまだ続きそう。今後どのメーカーとパートナーシップを組み、どのようなサプライズを我々ゲームファンに提供してくれるのか。要注目だ!
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