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ソニー主催のイベントでPSXを分解

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●ソニー・エクスプローラサイエンスで"第2回 分解ワークショップ"が開催!

 

 

 

▲イベントの冒頭で講師の金子金次氏(ソニーOB)が壇上に。「分解とは、部品に"分けて"仕組みを"解る"こと。今日は"破壊"でなく"分解"してください」と語っていた。 

 6月25日、26日の両日、東京、台場のメディアージュにあるソニーの体験型科学館ソニー・エクスプローラサイエンスで、"デジタル・ドリーム・キッズ実験室 第2回分解ワークショップ"が開催された。これは、AV機器やPCなど、ソニー製の電気製品を子供たちに分解させることで、その仕組みや工具の使いかたを学んでもらうというイベント。開催2日目となった6月26日には、あらかじめ募集された24組48人の親子が会場に訪れ、貴重な体験をしたのだ。

 イベントでは、PCのVAIOシリーズやビデオカメラのハンディカムに混じって、プレイステーション2のゲーム機能を備えたハードディスクレコーダー、PSXが分解された。その模様をお伝えしよう。  

▲分解する製品は抽選によって決定。運良く(?)PSXの分解に当たったのは横浜市在住の小学生とお母さんだった。応募総数292組の中から当選し、さらにPSXの分解に当たるとは、よほど日頃の行いがいいに違いない。 

 分解されたのは2004年7月1日に発売されたDESR-7100という型番のモデル(ハードディスク容量は250ギガバイト)。現在発売されているDESR-7700より2世代まえのモデルだが、内部の機構に大差はない。

 まずは、底面のネジをはずして本体カバーを取る。すると、PSXの横幅に等しい大きさの基板が現れた。この基板に、PSXの機能を制御する、ほとんどの回路が詰め込まれているということだ。基板の一部には、ヒートシンク(熱を逃がすための金属部品)で覆われた部分があったのだが、ヒートシンクをはずすと、そこには見慣れた文字が書かれた回路があったのだ。"Sony Computer Enterteinment,Inc.  EE-GS"。そう、プレイステーション2の心臓部であるCPUのエモーション・エンジンとGPUのグラフィックス・シンセサイザだ。
  

▲本体底面のカバーをはずし、基板を取り出した状態。画面下に見える銀色の部分が、エモーション・エンジンとグラフィックス・シンセサイザを被っているヒートシンク。 

▲これがエモーション・エンジンとグラフィックス・シンセサイザが一体になった集積回路。かなりの熱を放出するため、ヒートシンクで被われていたのだろう。 


 基板をはずした本体は、電源部分、ディスクを入れる部分、ハードディスク部分、テレビのチューナー部分に分かれていた。

▲部品がむき出しなっている左の部分が電源部分。交流の電気を直流に変換し、電圧を弱める働きをしているとのこと。黒っぽい部品が見える右の部分がハードディスクが入っているところ。上に見える部分がディスクを入れるエリアだ。 


 おもしろかったのはハードディスクドライブの分解。ほこりなどに極めて弱いため、分解すると使い物にならなくなってしまう。そのため、ハードディスクの分解が見られるのは稀なのだ。封印用のシールをはがし、特殊なドライバーを使ってカバーを取り外すと、基板とディスクが3枚現れた。このディスクにゲームやテレビ番組などのデータを保存しておくわけだ。

▲ディスクは通常のDVDやCDよりもやや分厚い。3枚で250ギガバイトということは1枚当たり80ギガバイト強。DVDの10倍近い容量を記録できることになる。 

 
 ディスクを入れる部分には、ピックアップ(レーザーを出してディスク表面に反射させ、データを読みとる部品)がふたつついている。これは、プレイステーション2のゲーム機能に加え、DVDへのデータの書き込みも可能なPSXならではの特徴と言えるだろう。 

▲中央の円形の物体がディスクの中心を固定する部品。その左右にひとつずつピックアップがあるのが見てとれる。 


 PSX1台を完全に分解し切るまでの所要時間は約2時間。分解されると元に戻らなくなる部品もあるため、PSXは使い物にならなくなった。だが、参加者の心には、またとない貴重な体験が残ったはず。この経験が将来のエンジニアを生むかもしれない。

▲こちらが完全に分解されたPSX。プレイステーション2に比べると部品点数が多く、分解に時間もかかるようだ。 


 なお、"分解ワークショップ"は今後も恒例イベントとして開催されるとのこと。参加したい人は、ソニー・エクスプローラサイエンスの公式サイトをまめにチェックしておこう。

※ソニー・エクスプローラサイエンスの公式サイトはこちら 

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