あの開発会社の実力は?
データで見るゲーム市場
●「あのゲームはここが作っている」がセールスポイント
ここ最近、「ゲームを誰が作っているのか?」に注目が集まることが多くなってきた。とりわけ、有名な開発会社が担当したタイトルは、その会社名こそが最大のセールスポイントになる。2005年1月に発売された『ラジアータ ストーリーズ』は、『スターオーシャン』シリーズや『ヴァルキリープロファイル』で名高いトライエースが開発し、ルーキータイトルにもかかわらず約30万本を販売。また、7月発売予定の『絢爛舞踏祭』を手がけるアルファ・システムや、8月に発売される『グランディアIII』のゲームアーツなど、開発会社自体に根強いファンが付いている例も珍しくない。
というわけで今回は、「ファミ通ゲーム白書2005」の中から、開発会社別のゲームソフト販売本数ランキングを紹介したい。これは、2004年の年間ゲームソフトTOP100のなかから、そのソフトを開発した会社(社内チームも含む)ごとに集計したもので、任天堂やカプコン、ナムコなど内部制作中心の大手メーカーが上位に登場しているものの、それに割って入る形で、さまざまな開発会社が登場している。
【2004年 開発会社別ゲームソフト販売本数TOP10】
順位 |
開発会社 |
2004年販売本数 |
TOP100内タイトル数 |
クロレビ平均 |
代表タイトル |
1 |
ゲームフリーク |
3,999,760 |
3 |
34 |
ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン |
2 |
任天堂 |
3,558,079 |
13 |
35 |
ファミコンミニ スーパーマリオブラザーズ |
3 |
レベルファイブ |
3,231,288 |
1 |
39 |
ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 |
4 |
カプコン |
2,244,576 |
9 |
34 |
鬼武者 3 |
5 |
コナミコンピュータエンタテインメント東京 |
1,867,314 |
3 |
32 |
ワールドサッカー ウイニングイレブン8 |
6 |
ω-Force |
1,696,286 |
3 |
33 |
戦国無双 |
7 |
アルテピアッツァ/マトリックス |
1,611,155 |
1 |
34 |
ドラゴンクエストV 天空の花嫁(PS2) |
8 |
ナムコ |
1,059,371 |
6 |
32 |
エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー |
9 |
サミー |
902,105 |
1 |
- |
実戦パチスロ必勝法! 北斗の拳 |
10 |
ハドソン |
833,318 |
2 |
31 |
マリオパーティ6 |
※第1章「2004年 国内ゲーム市場の動向」の「開発会社の状況」(p156)より抜粋。また、水色の欄は開発専門の会社を表し、「クロレビ平均」は週刊ファミ通でレビュー対象となった当該開発会社のタイトルの平均点です。
開発会社別ランキングの首位はゲームフリーク。何と言っても『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』『〜エメラルド』が強力だ。2位は内製中心の任天堂だが、3位に『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』を開発したレベルファイブが登場。同社は『ダーククラウド』『ダーククロニクル』といったタイトルも手がけており、次回作にもかなり期待できそうだ。
その他、メーカー内のチームや子会社を除く独立系の開発会社は、7位のアルテピアッツァ・マトリックス(『ドラゴンクエストV』)、15位のパリティビット(『ダービースタリオン04』)、17位のトムクリエイト(『SDガンダム GジェネレーションSEED』)、20位ディンプス(『ドラゴンボールZ2』)といったところが挙げられる。
次世代機でも、『ブルードラゴン』のミストウォーカーとアートゥーン、『ナインティナイン・ナイツ』のキューエンタテインメントとファンタグラムなど、開発する会社が前面に出てきている。今後、開発会社の名前が「売り」になる傾向は、ますます強くなるだろう。(エンターブレイン マーケティング企画部)
※「ファミ通ゲーム白書2005」の第1章「2004年 国内ゲーム市場の動向」では、ハード/ソフトの総括データをはじめ、各プラットフォームの詳細データ、1月から12月までの月別データ、ジャンル別のソフト販売詳細データ、メーカー別のソフト販売状況、中古市場データなどを掲載している。また第7章の「補完データ」では、2004年ゲームソフト販売本数TOP500をはじめ、日本国内のデータを豊富に掲載している。「ファミ通ゲーム白書2005」に興味のある方はこちらまでどうぞ。 |
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