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バッファロー担当者に聞く PSPの無線LAN設定システムの実力とは?

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●ついにPSPのインフラストラクチャーモードがスタート

 

 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンから4月7日に発売されたPSP(プレイステーション・ポータブル)用ソフト『ワイプアウト ピュア』と、同社から4月21日に発売される『ダービータイム』が、インフラストラクチャーモードに対応。このインフラストラクチャーモードとは、無線LANでアクセスポイントを経由してインターネットに接続することで、専用サイトにアクセスできるというもの。これにより、追加データの配信や大会などのネットイベントへの参加といった、さまざまな方向へPSPの遊びの幅が広がることが予想される。

 

 ネットワークへの接続と聞くと設定など煩雑な手続きが思い浮かぶが、PC用無線LAN機器を発売しているバッファローとNECアクセステクニカから、PSPに対応した無線LANへの設定用システムが発表された。両システムは『ワイプアウト ピュア』と『ダービータイム』のソフト内に組み込まれており、システムに対応した無線LAN機器を使うことにより、セキュリティーに守られた無線LAN接続の設定が簡単にできるようになるというふれこみだ。

 

 しかし、実際に使ってみなければ、その使い勝手はわからない。そこで実際に、バッファローの担当者に実演してもらった。併せて、同社の接続システムとPSPのインフラストラクチャーモードについての質問をぶつけてみたので、じっくり読んでほしい。


●バッファローの接続システム"AOSS"の実力とは?

 

 話を聞いたのは、バッファロー、ブロードバンドソリューションズ事業部の佐藤恒多氏と営業本部販売促進グループの白水暁氏。まずはシステムの概要から。

 

▲システムの詳細に関する説明は佐藤氏がしてくれた。

▲広報担当の白水氏。右手で示しているのは、白水氏オススメの無線LANルーターだ。

 

佐藤恒多氏(以下、佐藤) インターネットへの接続には通常のLANケーブルか無線LANを使いますが、現在、当社の製品に関しては有線LANのルーターよりも無線ルーターのほうが売れています。無線LANにもさまざまな種類のものがありますが、PSPが対応しているのはIEEE802.11bという規格。これはひと世代まえの規格で、最新のPCなどが対応している現在の主流の規格はIEEE802.11gなんですね。ただし、IEEE802.11gはIEEE802.11b対応の機器でも使えますので、PSPの無線LAN機能も幅広く使えるはずです。

 

白水暁氏(以下、白水) 4月7日に発売された『ワイプアウト ピュア』と4月21日に発売される『ダービータイム』には、当社の無線LAN設定システムが組み込まれていて、当社の無線LANルーターと併せて使うことで、無線LANの設定が簡単にできるようになっています。

 

 バッファローの無線LAN設定システムの名称は、"AirStation One-touch Secure System(AOSS)"。使用するには、同社の無線LAN機器"AirStation(エアステーション)"シリーズを使う必要がある。

 

▲こちらがAOSS対応無線LANルーター、WBR2-G54。価格が10500円[税込]と安価で、初めて無線LANを使うユーザーにオススメとのこと(クリックするとアマゾンで検索)。

▲大きな家で使いたい場合にはこちらのHighPowerモデル。通常の製品よりも1.7倍出力が強いので遠くまで信号を飛ばすことが可能。同じ距離なら通信速度も速い。

 

佐藤 このシステムでは、アクセスポイント(無線LANルーター)が自動的にセキュリティーレベルを判断して暗号化キーを生成、配布しますので、自分で入力する必要がまったくありません。PCならばキーボードで文字を打ち込めますのでそれほど手間はかかりませんが、PSPのソフトキーボードで入力するのはちょっとめんどうですよね。AOSSでは専門的な知識も必要ありませんし。

 


●わずか1分足らずで接続設定完了

 

 では、どのくらい簡単に接続設定ができるのか? 実際に目の前で実演してもらった。使ったソフトは『ワイプアウト ピュア』。まずは佐藤氏がソフトを起動させ、"ネットワークの設定方法"を選択。ここで、バッファローのAOSSかNECアクセステクニカの"らくらく無線スタート"のどちらかを選べる画面になる。"AOSS自動設定"を選択したら、アクセスポイントについている"AOSS"ボタンを押すだけ。しばらく待つと、PSPの画面に設定終了の文字が表示された。設定に要した時間はなんと1分足らず。「これで終わりです」という佐藤氏の言葉に、記者はただ唖然とするばかりであった。

 

▲この画面で"自動設定"を選択。あとはシステムがほとんどやってくれる。

 

 なお、バッファローの"AirStation"シリーズおよび、NECアクセステクニカの"らくらく無線LAN"対応機器以外の無線LANルーターを使用する場合、自分で設定する必要がある。やりかたは、まずPSP本体のメニュー画面の"設定"で"ネットワーク設定"を選択。続いて"インフラストラクチャーモード"、"-新しい接続の設定-"と選んでいき、設定画面に入る。ここで、使っている無線LANルーターのSSIDを入力。データを暗号化する場合には、"暗号化"の項目で"WEP"を選択したのち、無線LANルーターに設定された"WEPキー"を入力する必要もある。接続名は好きな文字を入力してかまわない。これで設定完了となるが、途中につまずく可能性がある箇所がいくつかある。ソニー・コンピュータエンタテインメントが公式サイト上で動作検証済みのアクセスポイント(無線LANルーター)を発表しているので、参照してみよう。

 

▲"AirStation"シリーズの無線LANルーターをPCにつなげると、接続情報が閲覧できる。接続中の機器の項目に"PSP"とあるのに注目! なお、PSPとPCなど、複数の機器を同時につなげることも十分可能だ。

 


●バッファローの公衆無線LANサービス"FREESPOT"にもアクセス可能

 

 本題とはずれるが、バッファローが無料で提供している公衆無線LANサービス"FREESPOT"に、PSPでアクセス可能かどうか聞いてみた。応えは「可能ですよ」(佐藤氏)とのこと。

 

白水  NTTコミュニケーションズさんのホットスポットやYahoo! Japanさんで運営されている公衆無線LANサービスでは認証が必要なため、PSPで接続することは現状では不可能に近いですが、当社のFREESPOTは純粋にサービスとして無償で行っているため、認証の必要がありません。だからPSPでも接続可能なんです。

 

 補足すると、ソニー・コンピュータエンタテインメントは公式サイト上で、PSP対応の公衆無線LANサービスとして、NTT西日本の"フレッツ・スポット"を挙げている(NTT東日本のフレッツ・スポットは未検証)。FREESPOTやフレッツ・スポットの利用により、空港やホテルのロビー、喫茶店など、さまざまな場所でPSPからインターネットに接続できるようになる。これから発売されるソフトしだいでは、これまでになかったPSPの利用方法が生まれるはずだ。

 


※バッファローの公式サイトはこちら
※PSPの公式サイトはこちら

  

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