ファミ通.com
サイトマップ メルマガ・登録 お問い合わせ
ホームニュースショッピングミュージックブロードバンドプレゼント
→オンラインゲーム →ケータイ →PCエンタメ →家庭用ゲーム →トピックス →イベント
[an error occurred while processing this directive]

企画・ニューストピックス

カプコン辻本社長が日本のゲーム産業の現状を分析
【GDC 2005】

●日本が世界に誇る文化、ゲームのいまを総括

 GDC 2005の4日目には、カプコン代表取締役社長である辻本憲三氏による講義、"日本のゲーム産業〜これまでとこれから"が行われた。このセッションにおいて、氏は日本のゲーム産業の成り立ちや、自身が会長を務めるコンピュータエンターテインメント協会(CESA)の活動内容などを紹介。日本ゲームの現状を海外クリエーターにレクチャーした。

▲日本を代表するメーカーのひとつ、カプコンの社長によるレクチャーということで、クリエーターたちの関心も高かった。


 「ゲーム業界では、いわゆるアタリショックがありましたが、それはクオリティーの低いソフトが大量投入されたことが原因でした。そのことを鑑みて、任天堂はNES(ファミコン)において、徹底的な品質管理を行い、ソフトウェアのクオリティーを保つことに成功したのです。以後、日本メーカーはハードで9割近いシェアを持っており、市場を圧倒的にリードするに至りました」と講義を始めた氏は、続いてカプコンの業務内容を紹介。「1983年にカプコンを創立したときに、社員に語りかけてきたビジョンは、"ディズニーに負けないような映像を実現しよう"というものでした。以後20年以上を経て、オリジナルタイトルをたくさん産みだすまでになったのです」と説明した。『バイオハザード』シリーズなどハリウッドからの評価も高い同社のソフトだが、2006年には『鬼武者』を、2007年には『デビル メイ クライ』の映画公開を予定しているそうだ。

▲『ストリートファイター』シリーズや『バイオハザード』シリーズなど、世界的に大ヒットを記録したソフトを連発したカプコンの現状を紹介。


 引き続きCESAの活動を紹介したあとで、日本のゲームマーケットの問題点に言及。「確かに、いま日本のゲーム市場は落ち込んでいますが、中古ソフト市場が大きい問題となっています。一説には全体の30パーセントが中古と言われているのですが、メーカーに返ってくるものはないからです」とした。さらには、海外のクリエーターに向けて、「海外から日本へ進出するには、エレクトロニック・アーツの実績が特徴的です。日本市場の攻略は容易ではなく、新作は1000タイトルを超えるので、無計画に投入しても無理があるのです。成功例を踏まえて、日本の消費者の嗜好を分析する必要があると思います。そのためには(1)市場特性を理解する、(2)日本のパートナーと組む、のいずれかが欠かせないのではないでしょうか」とスピーチしたのだ。

▲「ゲームは、日本には珍しい輸出が輸入をしのぐ産業である」と辻本氏。


 最後に今後のゲーム業界における課題として、世界規模での販売データなどの把握、コピー問題への取り組み、ゲームが人間におよぼす影響について調査するといった点を挙げた辻本氏。日本のゲームの現状を世界に知らしめるには、きわめて有効なセッションだったと言えるだろう。

 

関連記事


[an error occurred while processing this directive]
インフォメーションプライバシーポリシー(別窓)利用条件・免責
eb! エンターブレイン