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SCE発表会続報! 『ワンダと巨像』、気になるゲーム内容は?

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●開発中のゲーム画面も公開に!
 

 9月10日に開催されたソニー・コンピュータエンタテインメント(以下、SCE)の新作発表会。ここでは、『ワンダと巨像』のプレゼンテーションの詳細をお伝えしよう。
 

 まず、この『ワンダと巨像』は、2001年に発売されたプレイステーション2用ソフト『ICO』の開発チームによる3年ぶりの新作アクションゲーム。『ICO』は情感的なグラフィック、切ないストーリー、そして"手つなぎアクション"などのオリジナリティーに満ちたゲーム性で、ゲームファンはもちろん、世界各国のゲーム開発者からも注目を集めた作品。今作も前作と同様に、SCEの海道賢仁氏と上田文人氏が中心となって開発しているのだ。
 

 プレゼンテーションには、SCE第1制作部プロデューサーの海道賢仁氏、ディレクター/ゲームデザイナー/アートディレクターを担当する同制作部の上田文人氏、プロダクトマーケティング部の玉置聡氏が出席。玉置氏の進行のもと、海道氏、上田氏が『ワンダと巨像』のゲーム内容について説明した。ここでは、両氏の発言を要約して掲載しよう。

▲手前の馬に乗っている若者が主人公。後方に見えるのが"巨像"だ。今作にはさまざまな巨像が登場。主人公と戦闘をくり広げることになる!


▲巨像に対して、弓で立ち向かう主人公。さらに会場で上映された映像では、主人公が巨像につかまり、体をよじ登る場面も。巨像の体全体がフィールドとなり、これまでにないアクションが体験できそう!

 

コンセプトについて

海道 前作の『ICO』では、ゲームの可能性を広げられたと思います。そして『ICO』を発売したあとに、つぎの作品について考え始めました。ただ、ふつうは続編を考えるところなんですが、『ICO』があまりにも完結した作品だったので、それならば新しいゲームにチャレンジしよう、ということになったんです。それで上田さんから、大きな敵と戦うといった、今作のアイデアが出てきたんです。

上田 『ICO』がとても静かなゲームで、その反動なのか、つぎは"活劇要素"を盛り込みたい、と思ったんです。一ユーザーとしてゲームをプレイするときにも、自分が主役として楽しめるかどうかを重要視するので、それを突き詰めたものを作りたかったんです。

海道 制作に当たっては、まず最初に、コンセプトムービーから着手しました。これは上田さんならではの手法なのですが、最初に、最終形に近いクオリティーのムービーを作る。巨大な敵や広大なフィールドなど、ゲームの核となる部分を最初に手がけました。

 

世界観について

海道 ある若者が馬に乗って旅をするシーンから始まります。若者は世界の果てにある、古(いにしえ)の地にやってくる。ここは世界から断絶されている場所。中に祭壇があって、生きているのか眠っているのか、魂を失ってしまったかのような少女を抱きかかえる。そして主人公は、少女を蘇らせるために、この地に住む、"巨像"と戦うことを決意します。

上田 古の地は封印された場所で、ここには遺跡、砂漠、荒野などいろいろなロケーションがあります。主人公はここで旅をしながら巨像を探していく。古の地にいるのは、主人公と少女、馬だけです。馬は相棒で戦闘のサポートもしてくれます。少女は、主人公にとって大切な人だったんだと思います。ただ、詳しくはゲームの中では語られないかな。『ICO』と同じように、想像で補ってもらう部分が多くなると思います。


巨像について

上田 巨像にもいろいろと種類があって、人型、空を飛ぶもの、水中に潜むものなどたくさんいます。

海道 操作に関しては、R1ボタンで、巨像にしがみつくことができます。これがしがみつきボタン。そして体をよじのぼって、急所と思われる場所を攻撃するとダメージを与えられる。体自体が迷路になっているような巨像もいて、アクション要素もパズル要素も楽しめます。

上田 巨像のデザインに関してですが、いわゆるゲーム的なモンスターを避けるようにしています。神秘的な印象を出したい。それから、アクション部分の肝となるのが変形コリジョンと呼んでいる技術で、巨大な敵の動きと、それに対する主人公の動きの実現に注力しています。

海道 巨像の体自体がゲームのフィールドになっていますから。しかも、巨像はつねに動いています。ぜひ新しいプレイ感覚を楽しんでほしいですね。前作の『ICO』からゲーム的にはかなり変わっていますが、我々の作りかたは変わっていません。巨大な敵と戦う恐怖感、臨場感をたっぷり味わえるように、いい形でお届けしたいと思っています。ぜひご期待ください


 実際に会場では、開発中のゲーム映像を上映。神秘的なフィールド、繊細なサウンド、ダイナミックに動く巨像と主人公の戦闘シーンを来場者は息を飲んで見つめていた。ゲーム画面から感じられる独特な雰囲気も健在で、『ICO』をプレイしたユーザーなら、ゲーム画面をひと目見ただけで、『ICO』チームの作品だということがわかるはず。この『ワンダと巨像』は2005年発売予定。また、9月24日〜26日(24日は招待日)に千葉県の幕張メッセで開催される東京ゲームショウ2004にも出展される。完成を期待して待とう!

▲左から海道氏、上田氏、玉置氏。上田氏は最後に、「開発は佳境に入っている状況です。ぜひご期待ください」とコメント。完成と発売がじつに楽しみな1本だ。
 

▲今作の音楽プロデューサーの大谷幸氏が、ゲーム内の楽曲を演奏。叙情的で繊細な音楽が会場に鳴り響いた。後方のスクリーンでは、巨像の武器に登ろうとする主人公の姿が!


※ソニー・コンピュータエンタテインメントのサイトはこちら 

 

【注目作】PS2『ワンダと巨像』発売中!(05/10/28)

 

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