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第12回産業用バーチャルリアリティー展が開催

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●将来ゲームに応用される可能性が高い技術が目白押し

 本日(6月16日)から6月18日までの3日間、東京ビッグサイトで第12回バーチャルリアリティー展が開催。このイベントはコンピュータグラフィックス(以下CG)や3Dモデリング、ディスプレイ、シミュレーターなど、バーチャルリアリティーの世界を作るさまざまな要素の展示会。今回は90社が出展し、過去最大の規模となった。展示物は、さまざまな産業に応用される製品と技術が占めているが、ここでは将来、ゲームに応用される可能性がものを紹介する。

 

▲ヘッドマウントディスプレイと、手足にフォースフィードバック機能が搭載されたインターフェイスを装着。全身でバーチャルリアリティーを体感できる!?

▲ゲームの制作にも使われることが多い、モーションキャプチャーの様子を披露。

 

▲フランスのオクタル社が自動車メーカーのルノーと共同開発したドライビングシミュレーターも展示された。

 


●MR(ミックスド・リアリティ)
  

 CGで描かれた3D空間に、カメラで撮った映像をリアルタイムで合成する技術。出展したのはソリッドレイ研究所という企業で、CGで描かれた3D空間に、実際に走っている鉄道模型の映像を合成するシステムを披露した。ちなみに、今回出展されたシステムはPCを中核にしており、ワークステーションといった大がかりなものは使用していないとのこと。


 プレイステーション2の"EyeToy"カメラ対応のタイトルに、カメラで撮った映像と2Dのグラフィックが組み合わされるものがあるが、3Dの空間にカメラで撮った実写映像がリアルタイムで合成されるものはない。

 

▲あらかじめ作っておいたかのような映像だが、映したデータをリアルタイムで処理しているのだ。



●立体映像技術
 

 今回の出展されたうちでもっとも多かったのが、立体映像に関するもの。裸眼で見ると2重にぶれて見えるような映像を、専用メガネを通してみると見事に立体的に見えるという、以前からある技術だが、出展されたものの多くは1歩進んだものとなっていた。


 そのひとつが、通常の映像をリアルタイムで立体映像に変換するといもの。レッツ コーポレーションは、フロム・ソフトウェアのプレイステーション2用ソフト『アーマード・コア ネクサス』のデモムービーをリアルタイムで立体画像に変換する、"3D Changer"という製品を出展。この製品は、立体画像に変換するさいに、ただ画像を2重にするだけでなく、変換チップで演算処理を施してちらつきがなく、自然に見えるようにしているとのことだ。

 

▲裸眼で見るとぶれて見えるが、偏光メガネをかけると大迫力の立体映像に。


 アイスマップは多人数で同時に見られる3D映像システム"イリュージョン・ホール"を出展。偏光メガネを付けて装置のホールを覗くと、立体映像が見られるというものだ。装置の周囲のどこから見ても、立体映像が見られるのが特徴で、同時に3人まで見られるとのこと。立体映像はリアルタイムで動かすことができる。

 

▲残念ながら写真には映らないが、立体映像はコントローラーで動かすことができる。



●3次元立体地図
 

 カーナビゲーション用地図のインクリメントPと、航空測量のパスコ、CGのキャドセンターが共同で出展したのが、3次元立体地図のマップキューブ。これは簡単に言うと、これまで平面であった地図を3Dにしたもので、建物のひとつひとつにいいたるまで忠実に再現された、まさにバーチャルリアリティーの空間になっている。ゲームの3D空間と同じく、ポリゴンで作られた3Dモデルに、テクスチャーを張り付けて制作されている。


 現在、東京、大阪、名古屋など、全国の政令指定都市の制作は完了しており、地理情報システムのほか、都市計画のプレゼンテーションやカーナビ、人ナビなど、さまざまな分野での応用が考えられている。ゲームメーカーとの話も進行中とのことで、近い将来、このデータを応用したゲームソフトが発売される可能性もある。

 

▲大阪の道頓堀から見たマップ。まるで実写かと思われるようなクオリティーだ。

 

▲画面が赤外線を使ったタッチパネルになっていて、指でさすだけで表示する場所の移動など、すべての操作が可能。


 

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