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【NEWS】SCEとスクウェアが緊急記者会見!

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●SCEからの149億円はゲーム開発に!

 

 速報でお伝えした通り、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)がスクウェアの第三者割当増資を全額引きうけることになった。スクウェアが発行する新株1120万株を約149億円でSCEが取得。これによりSCEは、スクウェアにとって第2位の大株主となったのだ。

 

 10月9日にSCEとスクウェアは都内で緊急記者会見を実施。SCEからは久多良木健社長が、スクウェアからは鈴木尚代表取締役社長兼CEOと和田洋一代表取締役兼COOが出席。今回のSCEの資本投入についての説明を行なった。以下は会見で行なわれた記者団との質疑応答だ。

 

――今回の149億円は映画『ファイナルファンタジー』の損失ではないのか?

 

鈴木 映画のせいではありませんが、ただ考えが甘かったことは事実。製作費が当初の予定の倍以上かかってしまいました。この責任をとって、今年の春に責任者が退任しております(武市智行前会長)。私自身は、映画の規模拡大について反対の姿勢をとってきましたが、責任を免れるものではありません。ただ、いま私が辞めてどうこうなる問題でもない。それならば、私の知っている、輝いていたころのスクウェアを取り戻すためにがんばっていくのが道だと思っています。
和田 補足しますと、映画については現時点で総括する次期ではないと思っております。これからビデオやDVD、キャラクターグッズなどの二次商品の販売もある。また、映画事業そのものからは撤退となりますが、副産物もたくさん手に入れました。その最たるものが7月に発売したプレイステーション2用ソフト『ファイナルファンタジーX』。このゲームのリアルなキャラクターの表情などに映画で培った技術が活きています。CG技術の発展という意味では目的を達したと思っています。

 

――”昔の輝き”とは、具体的にはどういうものなのか?

 

鈴木 開発チームについてはコアメンバーが残っています。彼らがいったい何を作りたいのか、を大事にしたい。人、物、金が分散してしまっていたときには、『FF』オンリーで突き進んでしまい、『FF』のイメージの疲弊を招いていました。そこでいまから1〜2年で、100万本以上売れるソフトが複数揃っていたころのスクウェアに、『FF』以外のタイトルでもミリオンセラーをどんどん出せるスクウェアにたちかえっていきたいと思っています。これからはゲームの制作が中心となる、本業回帰を行ないます。

 

――プレイステーション、プレイステーション2以外のハードへのソフト供給は?

 

鈴木 まったく可能性がないわけではありません。プレイステーションがすぐに規模縮小するとは到底思えません。そのとき、もっとも売れているハードに出す、ということが考えの根幹にある。現時点ではプレイステーション、プレイステーション2がそれなんです。

久多良木 プレイステーションとプレイステーション2は、おかげさまで全世界でものすごく遊ばれています。さらにこれから、ネットを通じて遊べるゲームもたくさん登場する。そのときに、ネットに繋がるハードはプレイステーション関連のものばかりじゃないでしょう。携帯電話がそうだし、パソコンもそう。そのとき、オンラインの環境は各ハードで共有されるようになる。20世紀の象徴だったパッケージソフトオンリーの世界ではなくなります。これが重要です。

 

−−SCEの出資比率が増える可能性は?

 

久多良木 いまのところ増やすプランはありません。自然体でいきます。

 

−−スクウェア、エニックス、ナムコの3社提携に影響は? またプレイオンラインの計画に変化は?

 

鈴木 提携については、とくに影響はありません。プレイオンラインは、オンラインビジネスとパッケージビジネスとの兼ね合いで見直しを続けております。現時点で決まっていることは、『ファイナルファンタジーXI』を中心に、じっくりと腰をすえて会員獲得に動くということです。
和田 プレイオンラインのコンセプトに変更はありませんが、当面は『ファイナルファンタジーXI』に特化したサービスになります。

 

−−スクウェアの第三者割当増資を引き受けるSCE側のメリットは?

 

久多良木 ソフト制作は創造の作業です。どの会社がシェアを取ったか、というレベルの話ではありません。私たちがプレイステーションでゲーム業界で参入して以来、業界の裾野は任天堂、セガの2強時代よりも確実に広がったと思います。スクウェアさんについては、プレイステーション、プレイステーション2だけでソフトを作ってくれ、と頼むよりも、とにかくおもしろくて、誰でも楽しめるソフトを出してほしいとお願いします。将来的に、プレイステーション2などよりもクリエイティブなマシンが出たら、SCEも協力するかもしれませんし(笑)。それにネットワークが整うことで、ハードの垣根はさらになくなりますからね。

鈴木 SCEさんに協力いただくことのデメリットはありません。SCEさんは非常にオープンなポリシーをもっておられます。そして、もっともチャレンジするのも、SCEでありプレイステーションであり、久多良木社長である、と(笑)。ついていくのはたいへんですが。

 

−−ゲームボーイアドバンスに参入するために、任天堂と話し合いをもたれていた、というこ

とだが、それに影響は?

 

鈴木 これからも供給する方向で話を進めます。携帯ゲーム機と据え置きマシンとでは、ユーザーもゲームもバッティングしないと思っていますし。ただ今後、SCEさんが携帯マシンに参入するとなれば別ですが。なので今後も、ゲームボーイアドバンス、およびワンダースワンにソフトを供給したいというスタンスは変わりません。あとはハードメーカー次第ですね。

 

 

▲会見で今後の方針を語るスクウェアの鈴木尚社長(左)と、SCEの久多良木健社長(右)。

 

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