HOME> ゲーム> 小坂りゆが『キミが聴こえる。』でソロ活動を再始動!【PV配信】
●久々の新曲は、自身でも珍しいバラード曲
2010年5月28日に発売されたPCゲーム『あまつみそらに!』。同作のサウンドトラックが、2010年6月30日にリリースされた。このサウンドトラックには、榊原ゆいの歌うオープニング曲『ラピスラズリの恋』のほか、小坂りゆの歌うエンディングテーマ『キミが聴こえる。』が収録されている。小坂りゆといえば、BeForUでの活動やソロ活動など、さまざまなフィールドで活躍してきたアーティストだ。そんな小坂が、約2年半ぶりにソロでの新曲を歌うということで、いまの心境とこれからをインタビューしてきた。また、小坂の歌う『キミが聴こえる。』のPVも掲載するので、ぜひチェックしてほしい。
小坂りゆ |
『Dance Dance Revolution アーティスト・オーディション2001』で結成されたボーカルユニット“BeForU”のメンバーとして活動を開始。テレビアニメ『CRAYMORE』のエンディングテーマ『断罪の花 〜Guilty Sky〜』などをリリースし注目を浴びる。2009年にフリーへの転身を発表。 |
●ソロ活動再開の心境
――今回、久々の新曲になるということで、いまのお気持ちをお聞かせいただければ。
小坂りゆ(以下、小坂) 約2年半ぐらい期間が空いていたんですけれど、自分の中では「歌いたい!」っていう気持ちがあったので、本当にやっと“歌う”っていうところに戻ってこれたな、という気持ちです。
――2年半のあいだは、何をされていたんですか?
小坂 充電期間でした!
――歌は歌われていたんですか?
小坂 グループとしての活動はしていたので、グループとしてアルバムリリースがあったり、ライブをしていました。
――では、ソロとしての新曲が2年半ぶり、ということなんですね。
小坂 はい! そうなります。
――フリーになられたきっかけは?
小坂 自分の新しい道を模索するためですね。
――なるほど。フリーから今度は5pb.で曲を出すことになったわけですけれど、その経緯は?
小坂 以前にソロの曲を書いていただいたことのある酒井陽一さん(※濱田智之氏とともにサウンドプロデューサーを務める)から紹介していただいたんです。
――それは5pb.に酒井さんから紹介のお話が来たという感じなんですか?
濱田プロデューサー(以下、濱田) そうですね。僕のほうに話が来て、「こういう子がいるんだけど」って。それで興味があったので、一度会ってみようということになって3人で会って、「いろいろお願いすることになると思うけど大丈夫?」ということを聞いたら「何でもやります!」と言ってくれたので。
――何でもやっていくんですか?
小坂 え?(笑) いろいろ新しいことにチャレンジしていきたいと思っています!
――ちなみに5pb.とこんなことがやっていきたいと思い描いていることはありますか?
小坂 ちょっと始まってはいるんですけれど、いままで挑戦したことのなかった曲をやらせていただく機会ができたので、もっと自分が歌ったことのないような歌詞だったりとか、曲調だったりとかというものに、もっといろいろ挑戦していきたいです。
――いままでリズム系の曲が多かったと思うんですが、今後こういう曲が歌っていきたいというイメージはありますか?
小坂 今回はバラードに挑戦させてもらったんですが、かわいい曲もやってみたいです。
――5pb.さんの印象ってどんなものでした?
小坂 もともと5pb.さんのことは知っていたんです。彩音さんのことが好きで。
――じゃあ、彩音さんと今度はお話する機会なんかも。
小坂 あればステキですね。5pb.アーティストさんの中では、まだnaoさんにしか会ったことがないので。
濱田 僕がレコーディングを外のスタジオでやってるからなかなか会わないんだよね。
小坂 今日初めて来ました!
――ええええ!? 初めてだったんですか?
小坂 そうなんです。なんかガラガラいろいろ動くんですよ、ここ。すごーいって(笑)。用途に合わせて壁が動いたりして。
濱田 そんなこと思ってたんだ(笑)。
●久々のソロ楽曲『キミが聴こえる。』
――今回の曲は『キミが聴こえる。』という楽曲ですが、どんな曲なんでしょう?
小坂 すごくやさしくて、やわらかくて、切なくて、でもどこか芯の強い女性っていうのをイメージしながら歌いました。
――自分とかぶるところってありますか?
小坂 自分とまったくかぶらなくて(笑)。すごく女性らしいイメージなので、自分とは真逆でしたね。
――逆に憧れる?
小坂 そうですね。こんな女性らしい女性になりたいと思うぐらい、真逆な人だと思います。
――そんな、自分とは真逆なイメージの歌を歌うときに注意したことはありますか?
小坂 いままでけっこう早い曲が多かったので勢いで歌っていたところがあったんですけれど、やさしく大事に歌わないといけないな、と思って。そこを自分的に注意し続けていたら、今度は勢いがなくなりすぎちゃって(笑)、すごく戸惑いました。でも、最終的には「自分らしく歌えばいいよ」と言ってくださったので、なんとかなりました(笑)。
――プロデューサー的にはその辺はいかがでしたか? いままでの小坂さんの曲とぜんぜんイメージが違う曲でしたが。
濱田 やっぱりバラードになると使ってくる技法も違うので、ファルセットの効果的な入れかたとか、そういうところは気にしてディレクションしました。
小坂 基本ファルセットを使ったことがなかったので(笑)。
――曲を初めて聴いたときの印象は?
小坂 なんか、あったかかったです。平和な感じを想像しました。
――それで歌うときにやさしく、ということに注意したと。
小坂 そうですね。でも、歌詞を見たら切なくて。もっとホントにやさしくて、穏やかで、平和で、というイメージだったんですが、意外と切ない歌詞だったのでそこの感情を入れることが難しくて。
――それはどうやって自分の気持ちを持っていかれたんですか?
小坂 とりあえず歌い込んで慣れていくしかないので。歌い込んでいくことで、自分のテンションを上げていくというか。
――毎回そんな感じなんですか?
小坂 私はそうですね。スロースターターって言われていました(笑)。
――収録のときも、何度も歌ってという感じで。
小坂 そうですね。最初に何度か歌わせてもらいます。
――歌詞を見たときの印象は?
小坂 切ないし、悲しかった(笑)。
――悲しかった?(笑)
小坂 ええええ? と思って、びっくりしました。曲をさきに聴いていたので。でも、悲しくて切ないんですけれど、ハッピーエンドです(笑)。
――歌うときに印象的だった歌詞は?
小坂 「“恋しいよ”“くるしいよ…”“逢いたいよ”」と、「“あいしてる”“大嫌い”“あいしてる”」です。
――そこですよねー。いちばん耳に残るんですよ。
小坂 きっとここはヤバいんだろうなー、と思って。
――これはやっぱり、相手に何かを伝えるというような気持ちで。
小坂 そういう気持ちで歌いました。この部分はとくに気持ちを入れました。
濱田 そこはね、レコーディングのときにも、「とにかく気持ちを込めて!」って言ってたもんね。
小坂 あとあと聞いたんですけれど、歌詞の中に“memory”という単語が出てくるんですけれど、これって酒井さんが書いてくれた私のソロ曲の『memory』から取って入れてくれたらしくて、昔からのファンの方にしてみればそういうところでニヤっとできる秘密もあるらしいんですよ(笑)。
――この曲がゲームのエンディング曲ということなんですが、ゲームはプレイされますか?
小坂 携帯ゲームめっちゃやります。『テトリス』とかもやりますし、落ちゲーばかりやってます。たまーに、『ときメモ』みたいな作品もやります。あと、私『ひぐらし』もやりました!
――それはプレイステーション2版をやられたんですか? それともニンテンドーDS版?
小坂 PCでやりました!
――原作!
小坂 最初のヤツをやりました。
――じゃあ、落ちゲーとアドベンチャーゲームを。
小坂 あとは音ゲーもやります。『ダンスダンスレボリューション』とか『ギターフリークス』とか。
――なるほど。それでは今後の野望をぜひお聞かせいただければ。
小坂 野望!
――オリコン1位とか。
小坂 そ……それは…………。
――あ、武道館とか。
小坂 いや、あの……えっと。自分でライブをやって、いままで応援してくれた皆さんにも、これから小坂りゆっていう人間を知ってくださる方にも、生の歌声を聴いていただける機会を設けられるようにがんばりたいです!
――最後に読者の皆さんにひと言メッセージをいただければ。
小坂 いままで応援してくれていた方は待っていてくれて本当にありがとうございます。これから小坂りゆを知る「はじめまして!」の方には、これから私のことをどんどん知っていただけるように一生懸命できる限り歌っていきますので、これからもよろしくお願いします!
濱田 補足しておくと、来年仕事運がいいらしいので。
――おお、ホントですか? 今年は?
小坂 よくわかんないんですけれど、来ね……。
――今年は?
小坂 今年はちょっと微妙……(笑)。
――でも来年はブレイク間違いなしで。来年の小坂を見ておけと。
小坂 見てくれ!(笑)
――じゃあ、来年に期待ということで(笑)。
小坂 今年も期待していただければ(笑)。
あまつみそらに! サウンドトラック
■発売日:2010年6月30日発売
■価格:2730円[税込]
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