HOME> ゲーム> まさにオフ会!? キャバ嬢たちも華を添えた『龍が如く4 伝説を継ぐもの』ファン感謝イベントが開催
●『龍が如く4
伝説を継ぐもの』関連のフィナーレを飾るイベントに
2010年4月24日、“カラオケ館×ダーツライブ『龍が如く4
伝説を継ぐもの』発売記念スペシャルイベント“が開催された。累計販売本数が50万本を超え、セールスも好調なセガのプレイステーション3用ソフト『龍が如く4
伝説を継ぐもの』だが、今回のイベントは、『龍が如く4 伝説を継ぐもの』とのタイアップでもおなじみの“カラオケ館”と“ダーツライブ”との合同によるファン感謝イベント。当日は一般応募で当選した20名の招待客を迎え、カラオケゲーム大会やダーツ大会などが行われた。
▲折原純氏(左)と横山昌義氏(右)。 |
イベントの開始にあたっては、まずは『龍が如く4
伝説を継ぐもの』でシナリオ・演出を担当した横山昌義氏とディレクターの折原純氏が登壇。「『龍が如く4
伝説を継ぐもの』は50万本以上販売されているようで、このあとも長く売れてほしいと思っています。(作品が発売されて)いまはほっとしています」(横山)、「まずはひと安心です。ネットを見ながら一喜一憂しています」(折原)とそれぞれ挨拶をした。
そのあとで、ゲストとして登場したのは本作のエンディング曲“Receive
You The Ballad”を歌う水季可奈。水季は『龍が如く4』のキャバ嬢オーディションの最終審査に落ちてしまったが、後日エンディング曲の歌い手として声がかかったと説明したうえで、「この曲はもともと1作目の『龍が如く』のオープニング曲だったものです。ロックでかっこいい感じを、今回バラードにアレンジしています。ファンの方をがっかりさせないようにしたいと思う一方で、自分らしさを出したいということで、プレッシャーでした」とエンディング曲を担当するにあたって苦心を明かしてくれた。そして、本邦初披露(!)となる生歌での“Receive
You The Ballad”を披露。その美声に参加者は聴き惚れた。
さらに今回のイベントには、キャバ嬢役でおなじみの愛原エレナ、一木千洋、水谷望愛、斉藤支靜加も参加した。『龍が如く4
伝説を継ぐもの』の公式サイト“神室町キャバ嬢TV”では、先日“神室町キャバ嬢TV卒業式”が配信されたばかりだが、まさに彼女たちにとっては今回が『龍が如く4』関連の最後のイベント。「最後のイベントなので、いい思い出にして帰りたい」(水谷)との言葉に代表されるとおり、キャバ嬢になってからの半年あまりを噛みしめながらのイベントとなった。
▲左から愛原エレナ、一木千洋、水谷望愛、斉藤支靜加。 |
イベントは、20名の参加者がそれぞれ、“桐生一馬チーム”、“秋山駿チーム”、“冴島大河チーム”、“谷村正義チーム”にわかれ、実機を使ってのダーツ大会とゲーム中のカラオケゲーム大会が行われた。カラオケゲーム大会では本物のキャバ嬢役の女性を隣にプレイするといったひと幕も。ゲーム大会の勝者には、特製バスタオルや麦焼酎といった『龍が如く4』にゆかりの賞品がプレゼントされていた。ゲーム大会のあいまには、クリエーター陣やキャバ嬢との歓談タイムも設けられ、ファンにとっては極めて贅沢なひとときとなったようだ。
イベントの締めにあたっては、ふたたび横山昌義氏が壇上へ。「たぶん『龍が如く4』関連のイベントは今日が最後ですが、名越が総合プロデュースしている『PROJECT
K(仮題)』を始め、シリーズはこのあとも続いていくのではないかと思いますので、皆さん続報をご期待ください」との挨拶をして、イベントを締めた。最後に、イベントのあとで行われた、横山昌義氏と折原純氏への囲み取材の模様をお届けする。
――『龍が如く4
伝説を継ぐもの』も発売から1ヵ月が経ち、販売も50万本を超えていますが、いまの心境は?
横山 発売から、1年くらい経っているように感じられますね(笑)。僕らは作ったら終りというわけではなくて、つねにつぎのチャレンジに向かって歩み続けているので、発売した時点で、つぎのチャレンジに向けて動き出しているんです。ですので、発売日が1年まえの出来事だったくらいに感じられるのですが、今日こういうイベントがあって、振り返れたのでよかったです。「昨日クリアーしました」と言ってくれる方もいるので、うれしさをかみしめています。
折原 シリーズの5作目ということで、長い集大成というのを感じる1本だと思います。つぎのチャレンジという話もありますが、「ひと区切りした」という感じが、この作品に対してはすごくあります。いまはほっとした気持ちと、これからどうやって行こういう気持ちがあります。
――『龍が如く』シリーズは5作目になりますが、ユーザーの方をお呼びしてのイベントは初めてですよね?
横山 東京ゲームショウやラジオの公開録音などはしたことがあるのですが、直接ファンの方とお話するのは初めて。会場に来るまでは、「どういうふうになるのかな? ゲームの質問とかバシバシぶつけられたらどうしよう?」って思ったのですが、あまりなかったです(笑)。僕の場合はラジオとかにも出ているので、素性を知られているわけですが、今日来てくださった方も、ある意味知りあい感覚でいてくれているみたいですね。僕も『龍が如く』を挟んでの関係なので、初めて会うという感じではなくて、何かオフ会みたいな感覚でした(笑)。楽しかったです。
折原 僕のほうは、いろいろと質問をされて、「しゃべっていいのかな?」ということもありましたね(笑)。日ごろなかなか話せないこともあり、貴重な体験でした。ありがたい時間を過ごさせていただきました。
――ファンの方からはどんな質問が?
折原 たとえばですが、「ヒートアクションはどうやって考えたのか?」とか。ヒートアクションは、名越総監督から「おまえが歩いて見つけてこい、おまえが天啓を得てこい」と言われたというエピソードなどを話しました。
横山 今日来てくださった方を見て、『龍が如く』ファンは幅が広いと感じましたね。「こういう人が『龍が如く』シリーズを好き」というようなひとつのカテゴリーではなくて、いろいろなところに広がっているんだということを感じました。今回来ていただいた20名にしてからがそうなのですから、これが全国規模でみたらさらにすごいんだろうな、ということを今日改めて実感しました。
――『龍が如く4』では、横山さんのシナリオが難産だったとのことですが……。
折原 これまでのシリーズに比べていちばん遅かったのはたしかです。そのぶん、すごくよいものができました。結果論ですが、過去最高傑作だと言えるものができました。そういう意味では結果オーライなのですが、当時は気をもみましたね、正直。「早くできないかな」と。本当にいいものを書いてもらいました。素直に「ありがとうございます」という気持ちがあります。
――発売してからユーザーさんのご意見も耳にしていると思いますが、印象深かったものは?
横山 強烈なファンの方っていらっしゃると思うのですが、ブログとかでこっちが思ってもみなかった時系列で事件を追いかけてくださる方もいるんですよ。「●時●分にはこの人はここにいるのに、なんでここにはこの人がいないんだろう?」っていう。そういうのを読むのがすごい好きで、自分でも「なるほど」と思っています。言いかたは悪いのですが、客観視なんですね。シナリオを自分で書いているときは、当然感情移入しているのですが、いったん仕上げてしまうと(シナリオを仕上げたのは昨年の7月14日で、それはよく覚えているのですが)、それはもう人のものというか、嫁に出した娘じゃないですけれど、客観的に見ているので、「じゃあ、子どもがどういうふうに思われていくんだろう?」というのはずっと客観視しながら見ていました。今回、ファンの方たちがどういう感想を書くのか注目して見ていたのですが、発売して1週間くらいで、「ツッコミどころ満載なんだけど、総合して今回はなんとなくおもしろかった。2周目をやって、もっと粗を捜したいです」と書いてあって、「ああ2周目もやるんだ」と思ったときに、すごくよかったなと思いました。『龍が如く3』のときは2周目をやっていただけなかった人もいたので、今回はちょっと期待に応えることができたかな……と思うと、うれしかったです。
折原 彼、毎回そうなのですが、シナリオを書き上げて完成間近になると、自分で書いた話なのに感動しているんですよ(笑)、ドラマシーンで。
横山 映像とかを込みで、ですよ。SE(効果音)とかが入ってきて、「これ、おもしろいな」と。
折原 開発の末期とかになって叫び声があがると、だいたいバクなので、こっちはドキッとするのですが、横山が大声を上げたので、ドキッとしたら、「感動した!」って言うんですよ(笑)。
横山 (笑)。「この話おもしれえな!」、「秋山、超おもしれえな!」って。
折原 しかも毎作やるんです、びっくりするくらい。だから客観視しているというのは間違いないです。
――ものすごくたくさんのサブストーリーがありますが、いちばん印象深いのは?
横山 サブストーリーは、自分はまったく書いていないのですが、今回は新しい主人公の部分に注目してほしいですね。桐生以外の3人に関しては、メインストーリーで書ききれなかった、それぞれの生い立ちとか、こういう人物になったといういきさつがあるのですが、サブストーリーのほうで、連作という形で描いています。「なぜ冴島は妹にこだわるのか」とか「なぜ谷村はああいう刑事になったのか」とか、「なぜ秋山はどういう金の貸しかたの理念があるのか?」といったことを、それぞれ描いています。そういったサブストーリーのコンセプトを決めたのはメインシナリオ側なのですが、実際のサブシナリオは、よくできているなと思います。見事にメインシナリオの穴を埋めてくれている形になっているので。いちばん作るのがたいへんだったと思いますが、作ってくれたメンバーには「ありがとう」って思います。やっていておもしろかったです。
折原 桐生の場合はシリーズ主人公なので、彼の人格とかは決まっている。だから、「桐生ならどうする?」という発想でものを動かしたりできるのですが、今回新しく登場する3人の主人公は、それでは効かない。もとを書いた横山が、彼らはどういう行動原理なのか?ということをいちから説明して、いちいちリテイクを出すという場面が多々あって、それでブレをなくしていったというところはあります。それで、本当の意味でキャラクターが固まっていったと思います。サブストーリーは、そういう役回りという意味では、いちばん大きかったと思います。
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