HOME> ゲーム> 宮本茂氏も祝福に! 『New スーパーマリオブラザーズ Wii』コインバトル日本一が決定
●戦いのあとは和気あいあいと『マリオ』らしく!
2010年3月27日に都内で、任天堂のWii用ソフト『New スーパーマリオブラザーズ Wii』を使ったゲーム大会“New スーパーマリオブラザーズ Wii コインバトル日本一決定戦”の関東大会、そして全国決勝大会が行われた。この大会は、『New スーパーマリオブラザーズ Wii』に収録されている“コインバトル”を使って、“タッグバトル”、“個人バトル 一般の部”、“個人バトル 小学生以下の部”の3部門のナンバーワンを決めようというもの。2010年2月14日の近畿大会を皮切りに、北海道、九州、中国・四国、東海、東北で予選大会が実施され、全国決勝大会当日に行われた関東大会を含めた各部門の地区代表7人(チーム)によって、日本一の座が争われたのだ。
大会は、3部門それぞれで決勝進出者を決める試合を行い、その後、各部門の正真正銘最後の戦い、全国決勝大会決勝戦という流れで進行したのだが、ここではわかりやすく部門ごとに大会を振り返ってみよう。最初に試合が行われたのは、タッグバトル。この部門のルールは、ふたりひと組のペアどうしで対戦し、コイン獲得数がもっとも多かったプレイヤーを出したチームの勝利となる。息の合ったコンビネーションが求められる競技なだけに、全国決勝大会に進出してきたチームはほとんどが兄弟ペアで、年齢層は小学校〜高校までの学生が多かったよう。なかにはお父さんと小学1年生の息子という親子ペアもいたのだが、年齢に関係なくどのチームもウマイ! 先行するマリオが透明なコインを出現させて、その後ろにピタリとつけたルイージがコインを得ていくというペアもあれば、黄色キノピオが相手チームをうまく邪魔してサポートする間に青キノピオが高得点のスターコインやアイテムをつぎつぎに取っていくというペアもあり、チームごとにきっちり作戦を立ててきていたようだ。見応えたっぷりの準々決勝、準決勝の末、中国・四国代表の児玉兄弟と九州代表の梅崎兄弟が決勝に進出。梅崎兄弟は、兄が弟をサポートし、弟がとんでもない速さと正確さで確実にコインを獲得して高得点をたたき出すというナイスコンビネーションを何度も見せていたペアだったのだが、決勝の場で使われた“コイン-3”という4人入り乱れての混戦となるコースに苦戦した模様。逆に、準決勝でもコイン-3で戦っていた児玉兄弟は落ち着いていて、「とくに作戦はなかったけど、マリオがコインを取るということだけは決めていた」という言葉どおり、マリオを操作したプレイヤーが堅実にコインを集めてランキング1位となり、タッグバトル日本一を手にした。
個人バトル 一般の部は、出場選手全員が中学〜高校生。「『マリオ』シリーズはすべてやっています」という人もいて、それぞれがかなりの自信とプライドを持って大会に臨んでいるようだった。そんな心中を表すかのように、試合は大荒れの展開に。準決勝は3人と4人での2試合が行われ、それぞれ1位と2位の選手が決勝に進むことができる。2試合ともランダム抽選の結果、“コイン-2”のコースが選ばれたのだが、先行して進むプレイヤーに有利に働くことが多いコースのため、逃げ切りを狙うプレイヤーとそれを邪魔するプレイヤーの熾烈な攻防戦に。互いに邪魔をし合って、ミスになってしまうプレイヤーも多かったが、関東代表の佐藤選手と中国・四国代表の泉選手、東海代表の中本選手、近畿代表の金谷選手が勝ち抜き、決勝の舞台へと駒を進めた。そして迎えた決勝戦もガチガチの攻防がくり広げられ、コイン4枚差で泉選手が優勝。泉選手のルイージは序盤から順調にコインを獲得し、最後のゴールポールに飛びついた高さによる配点でも高得点を得て圧勝に思えたのだが、その影でマリオ操る佐藤選手が地道にコインを集めていたよう。惜しくも優勝には手が届かなかったが、佐藤選手のプレイもすばらしかった。
最後は、小学生以下のみが出場できる個人バトル 小学生以下の部。どの選手も、家族や兄弟、地元の友だちの協力を得て毎日練習を積み重ねてきたそうで、同じルールで争われた一般の部に劣らぬハイレベルな戦いが見られた。準決勝を勝ち上がったのは、東北代表の菊地選手と関東代表の木野選手、九州代表の宮口選手、中国・四国代表の升田選手。決勝の舞台に選ばれたのは、毒の沼地をイカダに乗って進む“WORLD 5-4”だった。このコースは、イカダから落ちればミスとなるうえ、上からつぎつぎに敵が落ちてくるためイカダの上も安全とは言えない。それでも果敢にコインを取りに行く4人は、当然のようにイカダの先頭を取り合ってもみ合うことに。イカダから落ちたり、敵に当たってしまったりとミスが連発し、なんと全員がミスをしてゲームオーバーとなってしまった。結果、それまでに獲得したコイン数で決着をつけることになったのだが、コインを数えてみると……菊地選手が木野選手にコイン1枚の差をつけて優勝! ゲームオーバーにならなかった場合には結果が逆転していてもまったくおかしくない、じつに熱い戦いだった。
こうして、New スーパーマリオブラザーズ Wii コインバトル日本一決定戦3部門のナンバーワンが決定。優勝者(チーム)にはマリオトロフィーと日本一決定戦優勝の刻印入りWiiリモコン、準優勝者(チーム)には盾と準優勝の刻印入りWiiリモコンが贈られた。表彰式でプレゼンターを務めたのは、マリオの生みの親にして『New スーパーマリオブラザーズ Wii』のゼネラルプロデューサーである宮本茂氏。ひとりひとりと握手を交わし、選手を称えると、「すごかったですねー! オリンピックをテレビで観て、カーリングを応援しているような感じでドキドキしながら見ていました」と、観覧者と同じ目線で感想を語った。そのうえで、「このゲームは、みんなでコミュニケーションしながら遊んでほしいと思って作りました。でもそれだけではゲーマー魂が騒いで、コインバトルの仕様を最後のほうで入れることにしたんです。こういう大会では、足が震え、口は渇き、周りを見る余裕もない。今日は、それでいいんです。でも、『マリオ』はもっと、みんなでワイワイ楽しみたい」と、じつに宮本氏らしい発言。「今日はせっかくこんなに集まったんですから、みんなで手をつなぎましょう。とくに、さっき敵だったチームの人と手をつなぎましょう」と呼びかけ、熱く激しかった大会の余韻を振り払って、『マリオ』らしい和気あいあいとした空気に切り替えた。
そして、宮本氏は最後にこんな言葉で大会を締めくくった。
「僕はもともと工業デザインをしていたこともあって、ノコギリとかお絵描き道具のようなツールを作りたいと思っているんです。だからこのゲームは、攻略をするゲームというよりはみんなで遊ぶ道具として作りました。道具というのは、みんなが使ってくれるから役に立つ。遊びもそうですよね。棒切れ1本でも、みんなで遊べばおもしろい。これからもどんどんそういったものを作っていきますから、どんどん遊んで、僕らが作ったものをよりおもしろいものに育ててもらえたらうれしいです。これからも、任天堂の商品をよろしくお願いします」(宮本)
大会終了後、出口では全国決勝大会の観覧者向けに観覧記念品が贈呈。さらに、ニンテンドーDSiのカメラで使用できるオリジナルフォトフレームの配信が行われ、長蛇の列ができていた。観覧者はファミリーが多く、小さな子供たちはさっそくオリジナルフォトフレームを使って写真を撮り、大はしゃぎ。出場選手だけでなく、大会を観覧した人たちもハイレベルなプレイやお祭りの雰囲気をぞんぶんに楽しめたようだ。
※“New スーパーマリオブラザーズ Wii
コインバトル日本一決定戦”の詳細はこちら
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