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モバゲー、GREE、mixiも熱視線−−“アプリやろうぜ!by GMO プロジェクト”キックオフカンファレンス

2010/3/19

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●GREEも開発者支援システムをスタート

 

 2010年3月18日に都内で、GMOインターネットグループが主催する“アプリやろうぜ!by GMO プロジェクト”キックオフカンファレンスが開催された。このプロジェクトは既報のとおり、ソーシャルアプリを開発する目的で、クリエーターやエンジニアなどを募集する総額3億円の開発支援システム。個人でも法人でもチーム単位でも応募でき、資金援助や開発環境も含めトータルサポートが受けられる夢のようなプロジェクトだ。今回このキックオフカンファレンスでは、このプロジェクトに興味のある開発者や個人クリエーターなどが招かれたほか、Ustreamによる生中継が行われた。

 

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▲左から赤羽雄二氏、Exysの稲冨正博氏、GREEの田中良和氏、GMOインターネットグループの熊谷正寿氏、ディー・エヌ・エーの守安功氏、ドリコムの内藤裕紀氏、ウノウの山田進太郎氏。ソーシャルアプリ界の重鎮がキックオフカンファレンスに集結した。

 

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▲「ソーシャルアプリ界、ゲーム業界に大きな風を起こしたい」とプロジェクトについて語る熊谷氏。“インターネットをすべての人へ”というGMOインターネットグループのテーマにも則り、ソーシャルアプリ開発支援を行うという。「ボランティアではない。ビジネスとしてソーシャルアプリに取り組みたい人の応募を待っています」(熊谷)

 

 カンファレンスには、国内の大手SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の“モバゲータウン”、“GREE”、“mixi”の代表者が登壇したほか、すでにソーシャルアプリの分野で成功を収めている開発会社の代表者によるパネルディスカッションなどが行われた。その先陣を切って講演を行ったのは、ブレークスルーパートナーズの赤羽雄二氏。家庭用ゲーム機業界ではなじみのない赤羽氏だが、世界中のSNSやソーシャルアプリに精通するこの分野の第一人者だ。赤羽氏は、SNSやそれに紐づいたソーシャルアプリについて、「facebookは4億人の人が利用し、1週間で500万人増えている。海外では2年半前にスタートし、ソーシャルアプリは大きな成功を収めている状況。国内のソーシャルアプリはスタートして数ヶ月。そう考えると(ソーシャルアプリをこれから開発してもこの勢いに)“まだ間に合う”状況」と分析。モバゲー、GREE、mixiといった大手SNSがそれぞれ2000〜3000万人規模まで成長する可能性を示唆し、これからソーシャルアプリの分野に飛び込もうという開発者たちを大きく後押しした。赤羽氏は「ソーシャルアプリは、従来のニンテンドーDSやプレイステーション3といったいわゆる“ゲーム”とはまったく異なるもの」と断言。家庭用ゲーム機に比べて開発期間が短く、開発費が圧倒的に安いというソーシャルアプリだからこそ、知恵や工夫といったもので世界に勝負することができると説いた。また、ソーシャルアプリの分野では、成功しているゲームの真似をするというのが常套手段で、「真似をしてそれを進化、改善すれることにおいて日本人は秀でている」(赤羽)からこそ、世界に通用するアプリが今回のプロジェクトから生まれることを期待すると講演を締めた。

 

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▲アメリカだけでなく世界中のSNS、ソーシャルアプリの現状と展望を語った赤羽氏。国内の市場はまだまだ伸びる余地ありと分析していた。

 

 
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▲ご覧のように会場はプロジェクトに興味がある人がギッシリ。

 続いてGREEの田中良和社長が登壇。GREEは2010年6月にオープンプラットフォーム化(GREE Platform)する予定。すでに『クリノッペ』や『釣りスタ』といったゲームを展開して1600万人以上の会員を抱えており、今回のプロジェクトのプラットフォームのひとつとして挙げられている。田中社長は「GREEにあったソーシャルアプリを展開したい」と冒頭に述べ、ゲームに限らずライフスタイルやエンターテインメントといったさまざまなソーシャルアプリを展開していきたいと方向性を語った。田中氏によるとGREEを利用している40パーセント以上が30代で、SNSなどでお金を遣うことに抵抗を持たない世代が多いことを強調。30代の割合は現在も増加しており、「ソーシャルアプリにとって最高のプラットフォーム」(田中)と未来の開発者たちにアピールした。また、田中氏は“アプリやろうぜ!by GMO プロジェクト”に似た形で、ソーシャルアプリを開発するデベロッパーを支援する“GREE Fund”を展開し、GREE自体もソーシャルアプリ開発支援を独自に行うこともつけ加えた。「パートナー様を増やしていきながら、GREE自体も、市場自体も大きくしていきたい」(同)と、集まった開発者たちのソーシャルアプリの可能性に大きく期待しているとエールを贈った。

 

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▲2010年6月にオープンソーシャル化を始めるGREEの田中社長の講演はひときわ注目を集めた。GREE自体もデベロッパーを支援するシステムを展開する。

 

 現在テレビCMなどでよく見かけるソーシャルアプリ『快盗ロワイヤル』などを展開している“モバゲータウン”。同サイトを運営するディー・エヌ・エーからは取締役ポータル事業本部長兼COOの守安功氏が代表者として登壇。すでにオープンソーシャル展開をしているモバゲータウンでは、サービス開始から「月間83万人の会員増加という過去最大の伸び」(守安)を見せたという。当初守安氏は、ソーシャルアプリ市場は1000億円規模程度と予想していたが、こういった会員の伸びを見ると「2000億、3000億の市場になりえる」とソーシャルアプリ市場がまだまだ発展途上であるという見解を述べた。また、守安氏はソーシャルアプリ成功の鍵として「課金効率と課金単価」が重要になると分析。現在展開しているソーシャルアプリはそれぞれバラつきがあるが、そういったバラつきを分析することで課金効率がよく課金単価が高いアプリの傾向などを知り、これまで以上に良質な“儲かる”アプリが出現するはずだとまとめた。すでにモバゲータウンではデベロッパー開発のゲームで月商1億円に届きそうなアプリもあるとのことで、今回集まった応募者からそういったタイトルが出てくるという大きな期待を寄せた。

 

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▲すでにソーシャルアプリを展開しているモバゲーでは、サービススタート後から会員数は右肩上がりだという。「モバゲー自体が無料でゲームを遊ぶというイメージが定着しているので、プラットフォームとして皆さんのご期待に添えるはず」と力説した。


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▲mixiの笠原社長はビデオメッセージで登場。

 続いてmixiの笠原健治社長のビデオメッセージ。笠原社長は「SNSは大きなポテンシャルをまだまだ秘めていて毎日ワクワクしています。ソーシャルアプリという新しい市場は早く始めたところ、つまり先行有利な市場です」とぜひmixiに向けたアプリを開発してほしいとアピールしたうえで、「ユーザーとしてアプリをやり込んでいただき、ぜひユーザー目線のソーシャルアプリを開発して欲しい」とした。笠原社長も前出のふたりと同様、「ソーシャルアプリ業界はまだまだこれから伸びる」と見ているようで、4〜5年かけてより大きな市場を作っていきたいとまとめた。
 

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 大手SNS代表者の基調講演ののち、すでにソーシャルアプリを展開し、成功を収めているデベロッパー3社が登壇。成功体験だけでなく、運営していくなかでのサーバーの管理や開発規模、サービス開始後の運営ノウハウなど、リアルな発言が飛び交い、集まった人たちも食い入るように聞き入っていた。少人数で開発費をかけずに短期間でサービスを開始し、サービス開始後に改善、改良を加えて会員数を伸ばすという、いままでの家庭用ゲーム機業界とはまったく異なるビジネスモデルで、注目を集めるソーシャルアプリ。今回のキックオフカンファレンスを機に、その機運はますます高まりそうだ。ちなみに、“”アプリやろうぜ!by GMO プロジェクト”は現在エントリー受付中。2010年3月31日正午まで受け付けているので、「我こそは!」という人は公式サイトをチェックしてぜひ応募してみよう。

 

※“アプリやろうぜ!by GMO プロジェクト”の公式サイト

 

 

 

 

 

 

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