HOME> ゲーム> お父さんの街“新橋”に響くコール&レスポンス、Zeebraが『龍が如く4』発売記念ゲリラライブ
●「新橋の皆さん、お勤めご苦労さーん!」
セガのプレイステーション3用ソフト『龍が如く4 伝説を継ぐもの』が2010年3月18日に発売を迎えた。発売直前に豪華キャスト陣が一堂に会する完成披露会が行われた本作だが、当日にもビッグなイベントが。帰路に就く、またはこれから夜の街へくり出そうというサラリーマンたちでごった返す新橋。大人の男が多い、という点でゲームの舞台である“神室町”とも共通するところがあるような、ないようなこの街で、なんと『龍が如く4』の主題歌『Butterfly City Feat. RYO the SKYWALKER & Mummy-D』を歌うZeebraのゲリラライブが開催されたのだ。
開始時刻の午後7時に、新橋駅SL広場近くの道路に登場したのは、こちらの記事でも紹介している超ドハデな『龍が如く4』仕様のリムジンハマー。中に座っているのはZeebraと、彼の呼びかけに応じて今回楽曲に参加した“ライムスター”のMummy-D、RYO the SKYWALKER、DJ Hasebe a.k.a Old Nickたち。そして後部座席から姿を見せた4人は、報道陣からのフラッシュを浴びながらステージへ。「新橋の皆さん、お勤めご苦労さーん!!」というZeebraの声とともに、1曲だけのプレミアムなライブはスタートした。
ちなみにこちらのライブ、ゲリラと謳ってはいるが、事前にビルのスクリーンでZeebraのメッセージなどが流されていたこともあって、開始まえからすでに人だかりが発生。そして歌が始まった時点でその数はピークに達し、広場を埋め尽くさん限りの規模に。そしてその光景は、Zeebraのコールに、スーツ姿のサラリーマンたちがレスポンスするという、なんとも言えぬアツさを持ったものとなっていた。
ライブの前後には『龍が如く4』のプロモーション映像も大量投下し、集まった人たちに向けてゲームの存在をアピール。話題性抜群な、非常に『龍が如く』シリーズらしいプロモーション展開となった。
ライブ終了後、会場を訪れていたプロデューサーの菊池正義氏、脚本・演出を担当した横山昌義氏に話を聞くことができた。
――ライブを観た感想はいかがでしょうか?
菊池 非常に盛り上がってよかったですね。新橋は大人の街でもあるので、盛り上がるのかなあ? と少し不安だったのですが、ファンの方にも集まっていただけて非常にうれしくおもっています。
横山 新橋でラップっていうのもなかなか合うなと思いました。『5』の舞台は新橋でいいんじゃないかと思うくらい(笑)
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▲菊池氏(右)と横山氏(左)。 |
――なぜ新橋でライブをやったのでしょうか?
菊池 『龍が如く』っていうのはやはり20代、30代の方に支えられていますから、ミスマッチなようで意外と合うんじゃないかと。実際、仕事帰りにソフトを買われたかたも多いようですし。
横山 さっき電話で「人がいっぱいで歩けないんだよ」と言っていた、お年を召したサラリーマンの方が、そのあと電話口で「『龍が如く』、『龍が如く』だよ!」と言ってたんですよ。これって、スゴイことだなと思って! そんな方たちにも『龍が如く』という単語が通じることに感動しましたね。
――ソフト発売を迎えた感想はいかがでしょうか?
菊池 今年もなんとか辿り着けたな、というのが素直な感想ですね。毎年限られた時間で、ファンの人に楽しんでもらえるものをお届けしようとがんばっていますから。今年もどうにか胸を張って出せるものができたので、感無量といったところです。
横山 正直実感がまだないです。お店に行って買われている方の姿をこれから見に行こうと思っているのですが、やっぱり作り手自身が売ることはできませんから……レジでバイトしたいくらいですよ(笑)。実感はこれから徐々に高まってくると思うのですが、いまはまだ「ああ出たんだ」と夢の中にいるような感じです。
菊池 あと、私はさっきハマーにちょっと乗せてもらえたので、それもよかったなと(笑)。
――『龍が如く』シリーズは毎年出ていますが、今回は過去の開発と比べて大変さなどは違いましたか?
横山 そこはもう毎回大変ですから、とくにいつもと違うというのはありませんでした。一方で、じつは今回開発の初動が遅くて『3』のときと比べて実質的な期間が短かったんですね。だから作っている人間からすると、ものすごく短い1年ではありました。
――主人公が4人になりましたが、シナリオ制作の部分で苦労などはありましたか?
横山 ぜんぜん苦労はなかったですね。むしろ神室町という街を多角的に見せられるという意味で世界が広がって、桐生一馬以外の視点からもアプローチできたので、書くうえでは楽でした。
――制作中、印象に残ったエピソードなどはありますか?
菊池 やったことないことをやるときって不安じゃないですか。そのためにいろいろな準備をするわけですけど、個人的に今回いちばん気を揉んだのがキャバ嬢オーディションでした。応募が集まらなかったらどうしよう、盛り上がらなかったらどうしよう、受かった娘がいなくなったらどうしようとか……いろいろなことを考えましたね。それが、とくに大きな問題も起きずにここまでこられて、しかも盛り上がったわけで、とてもうれしく思っています。
横山 多くは語れませんが、北大路欣也さんの出演交渉がいちばん印象に残っています。僕は脚本を書いているだけではなくて開発チームの一員としていろいろやっていて、出演交渉もやるんですけど、今回のキャスティングを揃えるのは本当に大変でした。大物の方が相手だと「じゃあ出ますよ」というわけには行かないですからね。
菊池 北大路さんは役作りに対してこだわりが強い方なので、そこはもう脚本を書いている横山とガチンコで話し合いを行って……。キャラの設定などについていちばん詰めたのは北大路さんでしたね。
横山 ただ録るというわけではなくて、ひとことひとことの意味にこだわられる。そこを納得していただかないと出てもらえませんから。そのこだわりがすごい印象に残りましたね。
――ファンやこれから購入を考えている人などに向けてメッセージをお願いします。
菊池 毎回『龍が如く』チームにとって何が大変かと言うと、前作を越えることなんです。『見参!』も入れると今回で5作目になるわけですが、マンネリズムとの戦いであったり、新しいチャレンジを少しでも楽しんでもらうことを目標に作りました。今回もそれをいい形で成し遂げることができたと思っています。
横山 個人的にはシリーズの集大成だと思っています。脚本としてこれ以上のものは、いまは考えられない。なので、買ってほしいとも思うんですけど、ぜひ感想を教えてほしいです。いま僕の中で出せるものはすべて出した気がしているので。自分の中で『龍が如く』という作品にひとつの区切りを決めるつもりで書きましたから、ぜひ楽しんでほしいですね。
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