HOME> ゲーム> よりハイエンドに進化した初音ミク『Project DIVA Arcade』!!
●AOU2010出展バージョンを堪能してきました!
アナタはボーカロイド 初音ミクというアイドルをご存知だろうか? 『初音ミク』とは、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社が発売するPC用の音声合成ソフト。メロディと歌詞を入力すると、合成音声が歌を歌ってくれるという超々々々々革新的なソフトウェアなのだ。このソフトを使って楽曲を作成し、動画投稿サイト"ニコニコ動画"に音楽を投稿するユーザーが続出し、瞬く間に大ヒット。いまなお高い人気を集めている一大コンテンツなのだ。
……と、まあ前置きが長くなったが、この『初音ミク』を題材にした音楽リズムアクションゲームが、今回インプレッション記事をお届けする『Project DIVA Arcade』なのだ。
本作は、2009年7月にプレイステーション・ポータブルで発売された『初音ミク -Project DIVA-』をベースに、さまざまな部分をパワーアップさせたアーケードゲーム。アーケードゲームならではのダイナミックな音や映像が楽しめるようになっているのが特徴だ。今回は、まだアーケードで稼動していない本作を先行体験したリポート記事をお届けするぞ。体験を行ってきたのは、週刊ファミ通編集部いちのニコ厨(ニコニコ動画の利用率が高い人の総称。もちろんほめ言葉)であるリプ斉トン。幸運にも、2010年2月20日に開催されるAOU2010アミューズメント・エキスポ用の特別バージョンをじっくりとプレイすることができた担当者が、本作のプレイ方法、操作感などをトコトンリポートしちゃいます!
※ゲームは、AOU2010アミューズメント・エキスポ用の特別バージョンをプレイしています。製品版稼動時には、内容が変更になる場合があります。
●操作も楽しめる! 音楽も楽しめる!
さきほどもお伝えしたが、本作は初音ミクが歌う楽曲に合わせてタイミングよくボタンを叩くリズムアクションゲーム。○×□△の4つを、演奏中に叩くメインボタンとして使用。そのほか、楽曲などを選択するL、Rボタン。ゲームを開始するスタートボタンが配置されている。
プレイステーション・ポータブル版はおもに右手での操作が基本だったが、本作は大きな4つのボタンが筐体に配置されているので、両手を使って操作が可能。ボタンの大きさや距離もほどよく、女性や子供でもプレイしやすいだろう。
ちなみに、筐体の画面は、タッチパネルを搭載。楽曲の演奏中はメインボタンを使用するが、曲の選択などは直接画面をタッチしても行える。
筐体には左右に専用のスピーカーを搭載。リズムアクションゲームは音楽が命! ということで、迫力あるサウンドが楽しめる。また、筐体にはヘッドフォンを取りつけることも可能なので、周囲の音が気になるゲームセンターでも集中して楽曲を楽しめるのだ。なんという親切設計!!
●ミクの歌をボタンでサポート!
さて、筐体の説明が終わったところで、ゲーム内容を解説しよう。プレイヤーは楽曲を選択後、画面に現れるターゲットに対応したボタンを叩いてスコアを稼いでいく。"ターゲット"と呼ばれるアイコンが現れたらすぐにボタンを叩くのではなく、画面に現れたターゲットと、画面外から流れてくる"メロディアイコン"がピッタリ重なった瞬間に叩くと高得点が稼げる。タイミングよく連続で叩けるとコンボがつながりより高得点につながる寸法だ。
本作には、複数のボタンを同時押しする"同時押しマーカー"や、ボタンを押しつづけると得点が加算され続ける“ホールドマーカー”という、PSP版にはなかったアイコンが登場するぞ。ハイスコアを狙うなら、片手でボタンを押し続けてホールドボーナスを稼ぎつつ、もう片方の手で楽曲を演奏していくという高度テクニックが要求される。リズムアクションゲーマーの実力が試される!
画面上部に見えるライフがゼロになるとその場でゲームは終了。このゲージは、流れてくるメロディアイコンに合わせてタイミングよく叩ければ少しずつ増え、逆にタイミングよく押せないと減少する。また、画面下のゲージは、タイミングよくボタンを押し、“Cool”など高い評価を得るほどゲージが大きく増加する。画面上部のゲージは達成度を表すゲージで、このゲージが設定されたノルマに到達していないとゲームオーバーになるので注意が必要だ。このあたりはリズムアクションゲームではおなじみのシステムなので、初回のプレイでもすぐに慣れるだろう。
ゲームは1クレジットにつき、最大で2曲まで遊ぶことができるようだが、このバージョンでは1曲で終了となっていた。1プレイ目でゲームオーバーになってしまった場合は、その場でゲーム終了のようだ。
ICカードを使ってゲームをプレイすると、“VOCALOIDポイント”が獲得できる。このポイントを使うと、画面で踊る初音ミクのコスチュームである"モジュール"を購入できる(ICカード登録者に限る)。このポイントは、楽曲をクリアーしてもクリアーできなくても入手できるが、難しい楽曲をクリアーできればより多くのポイントが入手できるようだ。
ゲームのプレイデータは、筐体上部のカードリーダー部分に専用のICカードをかざして記録する。ICカードだけでなく、電子マネー対応携帯電話でもデータは保存できるシステムを搭載するとのこと。ICカードを持つのが煩わしいという人は携帯電話での記録の保存を考えてはいかがだろうか?
●ゲームは骨太。もちろんミクもかわいいんです!
と、ここまで、ゲームの概要を説明させてもらったが、ここからは担当編集者のプレイインプレッションをお届けする。筆者は週刊ファミ通でもアーケードゲームの記事を担当しているため、リズムアクションゲームは大得意である。リズムアクションゲームの経験者なら難易度"NORMAL"をプレイすると、楽曲のメロディーや歌詞を楽しみながらプレイができるだろう。ただ、NORMALの上のHARD、EXTREMEの難易度の楽曲ではことごとく撃沈! 使用するボタンは4つだけだが、先述した同時押しマーカーとホールドマーカーの同時操作などが登場するため、シビアなボタン操作が要求されるのだ。楽曲内のターゲットとメロディアイコンの出現パターンなどを覚えていかないとクリアーは難しそう。リズムアクションゲームを極めたコアゲーマーでも楽しめる内容になっていると断言しよう! もちろん、EASYの難易度も用意されている。EASYは使用するボタンの数も少なく、出現するターゲットとメロディアイコンの数も少ないので、初心者でもクリアーはラクラク。かわいらしく踊るミクの姿をじっくりと見ながらでもプレイができるぞ。筐体は横幅も広いので、ふたりでプレイすることもできそう。本作にはふたり用のモードは存在しないが、4つのボタンをふたりで分担してプレイすれば、難易度が高い曲でも楽しくプレイできると思う。
また、ゲームに登場するミクのキャラクターモデルにも注目したい。本作の彼女は、プレイステーション・ポータブル版と同じキャラクターモデルではなく、本作用に新規のモデルを作り直している。HD画質で動く美しくもキュートなミクの姿見られるのは、本作だけなのだ。聞くところによると、ミクのキャラクターモデルを作成したのは、セガが誇る人気対戦格闘ゲーム『バーチャファイター』シリーズを開発するスタッフが手掛けているというから驚きだ。キャラクターのアニメーションもウニウニ動く。ミクが例の"ネギを振る姿"なんかも堪能できるぞ。
気になる収録楽曲だが、AOU2010アミューズメント・エキスポバージョンでは約29曲がプレイできた。製品版の稼動時には40から50曲もの楽曲がプレイ可能になる様子。また、本作は動画投稿サイト、ニコニコ動画で収録楽曲を募集し、その中から選ばれた数曲を収録する、ユーザー参加型の企画も行っている。アマチュア(と言っては失礼かもしれないが)の作曲家であるはずだが、ニコニコ動画から採用された楽曲はどれもプロが手掛けたものに負けぬクオリティー。また、中にはニコニコ動画を利用したことがある人なら、一度は聞いたことがあるであろう楽曲も数多く収録されているのが特徴だ。
今回は利用できなかったが、VOCALOIDポイントを溜めると購入できるミクのモジュールにも注目したい。プレイステーション・ポータブル版にあったモジュールはすべて登場するらしく。購入すればゲームプレイ時にいつでも変更ができる。新規のモジュールが登場するのかは未定だが、モジュールを変更したミクはどの姿もかわいい! のひと言。くり返しプレイしてすべてのモジュールを集めたくなる衝動に、初音ミクファンなら必ず駆られるだろう。
と、作り手側とユーザー側の、これ以上ないほどの愛によって作られている『Project DIVA Arcade』。ゲームとしてももちろんだが、その映像はゲームをプレイしていない人でも見ているだけでも楽しくなるものばかり。「リズムアクションゲームは難しいからプレイできない」という人用に簡単な楽曲も多く用意されているので、まずは1回プレイしてみてほしい。それが難しいようなら、ぜひ1度、本作をプレイしている人の映像をチラリとのぞき見てほしい。イキイキと動くミクの姿に必ず魅了されるハズだ!!
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著者紹介 |
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週刊ファミ通編集部所属。ファミ通本誌の記事では、アーケードゲームの記事を連載するコーナー、アーケードゲームチャンネルの担当者でもある。初音ミクの楽曲の中では、定番だが『メルト』がいちばんのお気に入り。鏡音リンの『炉心融解』も好きなんだけどね。ミクだけでなく、リンの楽曲も遊べるようにならないかなぁ。 |
※初音ミク -Project DIVA- 公式サイトはこちら
『Project DIVA Arcade』
■発売元:セガ
■ジャンル:リズムアクション
■基盤:RINGEDGE
■稼動時期:2010年初夏
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