HOME> ゲーム> 3Dゲームが注目を集めるソニーブース、対するマイクロソフトブースは?
●ひときわ注目を集めるプレイステーション3の3D対応ゲーム
世界最大の家電見本市、2010
International CESが2010年1月7日〜10日のあいだ、アメリカ・ラスベガスにて開催。ゲーム関連の出展も充実していたこのイベントの模様をお届けする。
2010年のCESは、主催団体であるCEA(Consumer
Electronics Association)より、ゲーム関連の出展数が前年(2009年)よりも50パーセント以上増える見込みであるとアナウンスされていた。実際に会場に足を運んでみるとそのアナウンスに偽りはなく、イベントでは周辺機器を中心に、多数のゲーム関連商品が会場を賑わせていた。とはいえ、ゲーム関連で話題の中心となったのは、やはりソニーとマイクロソフトという構図はここ数年来変わっていない。それぞれブースの一角でかなりのスペースを割いてゲームの試遊台を出展し、多くの来場者を集めていた。
ソニーブースとしては過去にない規模では? と思わせたのがゲームゾーンで、プレイステーション3とPSP(プレイステーション・ポータブル)の新作が多数お披露目された。中でももっとも注目を集めていたのが、3Dゲームのデモンストレーションだろう。2010年のCESにおける大きなトレンドのひとつが3D
TVにあることは関係者の一致した見解だが、当然のことソニー陣営も3Dに対応したブラビアを全面に押し出してブースを展開。その有力なコンテンツとして、映画などと並んで3Dに対応したプレイステーション3ソフトのデモンストレーションが行なわれていたのだ。会場で試遊できたのは、ソニー・コンピュータエンタテインメントの『グランツーリスモ5』とダウンロード専用タイトルの『SUPER
STARDUST HD』、そしてユービーアイソフトの『アバター THE GAME』の3作だ。『アバター
THE GAME』はもともと3D対応だが、『グランツーリスモ5』と『SUPER STARDUST HD』は技術検証のために3D化が行なわれたもので、必ずしも発売が決定しているわけではないとのこと。とはいえ、実際に専用グラスをつけて3D版『グランツーリスモ5』を体験してみると、まさに迫力の内容。手前にハンドルが浮き上がっていて、コクピットの向こうにコースが見えるという奥行きのある作りになっており(3Dだから当たり前ですが)、より臨場感の増したゲームプレイが堪能できたのだ。
そして、3Dの迫力をよりダイレクトに体験できたのが『SUPER
STARDUST HD』。もともとのゲーム自体はプレイヤーが宇宙船を操作して、惑星に落ちてくる隕石などの障害物を破壊していくというシューティングなのだが、3D化されたことで、まずは惑星の丸みを帯びた立体感が見事に表現されていることが目を惹く。さらに、同作では自機が障害物にぶつかると爆破されるのだが、その爆破の飛沫がこちらに向かって飛んでくるさまが本当に美しいのだ。「この爆破を見るために、ほとんどのお客さんが自分から障害物に飛び込んでいくんですよ」とスタッフの方が半ば苦笑しながら教えてくれたほどだ。3Dに対応したブラビアが発売されるのは北米ではこの夏。プレイステーション3の3D対応もすでに発表されており、2010年はいよいよ本格的にゲームの3D化が加速しそうだ。
プレイステーション3で圧巻だったのが、『グランツーリスモ5』で、ステアリングコントローラーにシートという本格的な環境での試遊が可能に。6台の試遊台がずらりと並べられ圧巻の存在感を放っていた。そのほか、『ゴッド・オブ・ウォーIII』や『HEAVY
RAIN(ベビーレイン)‐心の軋むとき‐』など、最新作が遊べたソニーブースだが、ひときわ異彩を放っていたのが『EYE
PET』。プレイステーション3向けカメラ“PLAYSTATION Eye”に対応した同作は、カメラで映し出した専用パットから出現するバーチャルペットとコミュニケーションを図るという内容。デモでは、記者が書いた下手くそな飛行機の絵をカメラの前にかざすと、バーチャルペットがその絵をゲーム内でしっかりと(下手くそなままに)再現。立体化させたその飛行機を自由に動かすことができる……といったものだったのだが、「技術はここまで進歩しているのか!」と実感しないわけにはいかなかった。この手のテクノロジーはCESの来場者の関心も高いようで、デモのまえにはけっこうな人だかりができていた。『EYE
PET』は欧米では2010年発売予定。日本での発売は未定だ。
3Dゲームといった最新テクノロジーのお披露目から大作『グランツーリスモ5』の試遊まで、バラエティーに富んだ出展内容は、いまのプレイステーション3の勢いを感じさせるものとなった。
一方のマイクロソフトブースでは、前日のスティーブ・バルマー氏のキーノートの熱気のままに、ユービーアイソフトの『スプリンターセル
コンヴィクション』やエレクトロニック・アーツの『マスエフェクト2』などが試遊できた。さらに、キーノートで詳細が発表された“Game
Room”も試遊可能だった。往年のアーケードの名作をXbox LIVEで遊べる“Game Room”だが、実際に触ってみると、プレイヤーの分身であるアバターキャラが、アクティビジョンやアタリ、KONAMIなどの各メーカーごとに区切られた部屋を訪れ、その中に設置されている筐体で遊べるという、まさにバーチャルゲームセンターのような趣き。実際のゲーム内容も当時のテイストをしっかり再現しているといった、古くからのファンにはたまらないものになっている。“Game
Room”はXbox 360とWindows PC向けに提供されるが、気になる価格はXbox 360とWindows
PCとの両方で利用する場合は400マイクロソフトポイント、どちらかのプラットフォームだけで遊ぶ場合は240マイクロソフトポイントとなっている。また、プレイヤーは友だちの“Game
Room”に行って無料でゲームを遊ぶこともできる。今春のサービス開始とともに30タイトルが提供される“Game
Room”は、以降毎週新規に7タイトルずつ追加され、今後3年間で1000タイトルがラインアップされる予定だというから相当遊び応えがありそうだ。
また、会場では“Games
on Demand for Windows”のデモも行なわれていた。ご存じのとおり“ゲーム オン デマンド”は、初代XboxやXbox
360のパッケージソフトをダウンロード販売するサービスだが、“Games on Demand for
Windows”はPC版の“ゲーム オン デマンド”。Xbox 360版とPC版の同一ソフトをどちらかでダウンロードした場合、もう一方のプラットフォームで無料ダウンロードできるかどうかはタイトルごとに異なるとのこと。ただし、実績は共有される模様だ。海外では2009年12月にスタートした“Games
on Demand for Windows”だが、国内におけるサービス開始は未定。現時点でも『バイオハザード5』や『ストリートファイターIV』、『フォールアウト3』といった人気作がラインアップされている。
なお、“Game Room”や“Games
on Demand for Windows”の現時点での国内における展開は未定。どちらのサービスとも日本でも相当なニーズがあると思われるのだが……。正式なアナウンスに期待したい。
※ 2010 International
CESの日本語サイトはこちら
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