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携帯電話が誘う戦慄のジャパニーズホラー『CALLING(コーリング)〜黒き着信〜』

2009/11/12

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●噂のサイト“黒のページ”にアクセスしてはならない……

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 『CALLING(コーリング)〜黒き着信〜』は、ハドソンから2009年11月19日に発売予定のWii用ソフトだ。“ジャパニーズホラーアドベンチャー”と銘打たれた本作は、Wiiリモコンを携帯電話に見立てるなど、斬新な要素を盛り込んだ意欲作になっている。まずは、そのプロモーションムービーをご覧いただきつつ、その世界観を掴んでいただくことにしよう。

 



  『CALLING(コーリング)〜黒き着信〜』の導入部となるのは、謎のサイト“黒のページ”だ。ふだん真っ黒な背景にカウンターしかない黒のページは、まれにチャットルームにつながることがあるという。そのチャットルームに入った者は、“深淵からの着信”を受け、生と死の狭間にある“境界”に取り込まれることになる。境界に誘われたものは、永遠にさまよい続けることになるという。そして、今日もまた、噂に招き寄せられた“闇に魅入られし者”たちがチャットルームに集う――。

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 と、いかにもドキドキさせる導入部だが、本作で描かれるのは、この境界に取り込まれた4人の運命だ。物語は全部で10章から構成されており、それぞれの章ごとにメインとなるキャラクターが異なる。複数のキャラの視点から描かれることで、物語が重層的に紡がれることになる。主人公キャラは以下の4人。まずは神楽凛、涼谷しんいち、岸辺千代の3人を主人公に据えた5つの章のあとで白江真を主人公にした4つの章が展開。さらに2周目に突入すると新たに“絆の章”が出現するという重層的な構成になっている。

神楽凛(かぐら・りん)

涼谷しんいち(すずたに・しんいち)

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6年まえ、チャットで知り合った少女と会う約束をしていたが、ある事情により果たせなくなってしまう。その少女をネットで捜し続けているうちに、情報を求めて黒のページにアクセスする。 

アニメとオカルトが趣味の高校生で、フィギュアやTシャツ集めが大好き。愛読書であるオカルト雑誌“サムサラ”を見て、黒のページにアクセスするが……。 

 

岸辺千代(きしべ・ちよ)

白江真(しらえ・まこと)

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5年まえに夫が他界。気晴らしにと孫からもらったノートパソコンがきっかけでネットサーフィンを始める。「死者と会える場所があるらしい」というネットの噂を聞きつけ黒のページに辿りつく。

ちなみ出版の編集者。ある事件を取材していた同僚の不審な死に疑問を感じ、単独で調査を開始。謎のサイト黒のページに行きあたることになる。危険をものともしない熱血漢の34歳。 

 
●恐怖におののく、臨場感のあるゲームプレイを実現


 Wiiリモコンとヌンチャクコントローラを駆使して境界内を探索していくことになる『CALLING(コーリング)〜黒き着信〜』。移動はもちろん“調べる”や“注視”など、さまざまなアクションで境界内をじっくりと探索できるようになっている。慣れるまでは若干操作性に戸惑うかもしれないが、実際にプレイをしてみると、一人称視点で展開されるゲームプレイは臨場感満点。ゲームがスタートすると主人公(プレイヤー)は暗闇の学校を探索することになるのだが、校舎の中には随所に霊が徘徊しており、恐怖心を煽る。「あの角に霊でもいるんじゃないか?」と思うだけでびくびくしてしまう。懐中電灯で照らしたさきに霊を見かけたりすると、つい呻いてしまうこともざらだ。本作においては、人間は霊に対してはまったくの無力で、取れる行動は逃げるだけ。掴まってしまった場合はWiiリモコンを左右に振って霊を振りほどくことになる。霊は“回避”することも可能で、画面の表示に従ってタイミングよくAボタンを押すとす速く振りほどくことができる。ただし、恐怖におののいているうちに押すタイミングを失する……なんてこともあるのでご注意を。霊に襲われて恐怖を感じる状態になると主人公の“恐怖値”が上昇し、限界を超えるとゲームオーバーとなってしまう。

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 操作という点で特徴的なのが、本作ではWiiリモコンを携帯電話に見立ててゲームを進める場面があるところ。たとえばWiiリモコンに着信音が鳴り、スピーカーから声が聞こえてくる……といったことも。実際、耳にあてたWiiリモコンのスピーカーから聞こえてくる霊の声は、相当におどろおどろしい。また、携帯電話はゲーム内でも重要な役割を果たしており、数多くの機能を搭載している。携帯電話のカメラで撮影した写真を送信すると、Wii伝言板で見られたり、耳障りな音が聞こえてくる場所で録音機能を使えば、霊たちのささやき声を聞けるといった具合だ。また、携帯電話には特殊な機能もある。“転移”だ。“転移”は電話番号を携帯電話に入力すると、着信先の携帯電話に移動できるという機能だ。この“転移”は、ある条件を満たすことで使えるようになる。


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 謎解き要素も本作の楽しさのひとつ。ストーリーを進める過程では、鍵のかかった引き出しやロッカーを開けたり、PCを閲覧するためにパスワードを入力する必要があったり……といった場面に出くわすことがある。手をこまねいているだけでは何も進展がないので、主人公はヒントを求めて境界内を探索することに。たとえば、壁に貼ってあるカレンダーへの書き込みを手掛かりにパスワードの数字を導き出すといった具合に。恐怖におののいているだけでは、物語を進めることはできない!


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●何度でもくり返し楽しめる、充実のやり込み要素

 境界内を探索することで物語を進めていく『CALLING(コーリング)〜黒き着信〜』。その“探索”をより充実したものにしてくれるのがやり込み要素だ。本作はやり込み要素が充実しており、何度でも楽しむための仕掛けが随所に施されている。開発者によるコンプリード難易度(全10段階)も掲載しているので、攻略の参考にしてみてください。

(その1)特典画像を閲覧しよう
 

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“ギャラリー”では特典画像やキャラクターの3Dモデルなどを楽しめるが、じつは初期状態ではほとんどの項目が隠されたまま。これらの項目をアンロックするには“パスワード“とパスワードを入力するための“携帯のキー”が必要になる。パスワードと携帯のキーは境界内で見つけることができる。特典画像は全部で60種類用意されている。ちなみに特典映像は物語を進めることで見られるようになるものもある。

コンプリートの難易度……★★★★★★★★


(その2)決定的瞬間の写真を集めろ

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霊に倒されてしまうのはとても悔しいが、たまにはいいことも。特定の霊に倒されたときは、その決定的瞬間がWii伝言板に転送されるのだ。画像は全部で13種類。どの霊に倒されれば画像が入手できるのか、倒される楽しみも増える?

コンプリートの難易度……★★★★★


(その3)赤いドレスのストーカー……


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あなたの雄姿に感銘を受けたのか、ゲームが2周目に突入すると境界内でチラホラ見かける赤いドレスの姿がある。折に触れて主人公にまとわりついてくる彼女は、出会う度にWii伝言板に手紙を送ってくるようになる。まさに、ストーカー!? そんな彼女とすべての場所で遭遇すると、超レアな映像を見ることができるようになる! ゲーム画面に変化が生じるというのだが……。この恐怖体験はご自身の目でとくとご覧あれ。

コンプリート難易度……★★★★★★★★★★

 

怖がり編集者Fのプレイ・インプレッション

 ハドソンというと、やっぱり『ボンバーマン』や『桃太郎電鉄』シリーズがおなじみ。そんなわけで、ハドソンからホラーアドベンチャーがリリースされると聞いたときは少し意外だった。しかもWiiで。その内容も、昨今ハリウッドなどでも人気の"ジャパニーズホラー"のテイストを入れつつ、Wiiリモコンの操作性を活かしたものになるという。

 気になるストーリーは謎のサイト"黒のページ"をモチーフに、生と死の狭間にある"境界"に取り込まれた人々の運命を描くというもの。ホラー色を全面に押し出しつつも、境界に潜む秘密を探っていくという謎含みの展開で、物語にぐいぐいと引き込ませる。そして何よりも特筆すべきは臨場感の高さ。ゲームは一人称視点で進行するのだが、まるで自分がその場にいるかのような没入感があり、「ドアを出ると霊がいるのでは?」とか疑心暗鬼になり出すと、ついつい前へ出る足もすくみがちになる。もし、プレイヤーの心がゲーム中のキャラクターの動きに反映されるとしたら、相当腰が引けているのでは……と思われるほどだ。霊に出くわして、思わず「ううっ!」と呻いたことも1度や2度ではない。

 さらに、Wiiリモコンを携帯電話に見立てての仕掛けも恐怖心を煽る。耳にあてたWiiリモコンのスピーカーから霊の声が聞こえてくると、ゲームだとわかってはいても、つい背筋がぞぞーっとしてしまう。そのほか、境界内には恐怖心を盛り上げる演出が随所に用意されており、"ジャパニーズホラー"との看板に偽りはない。部屋を暗くして、友だちといっしょに遊んだりしても、相当怖がれる(盛り上がれる)のでは……。

 ジャパニーズホラーというジャンルに取り組んだ『CALLING(コーリング)〜黒き着信〜』は、まさにハドソンにとっての意欲作であり、ゲームファン注目の1作だ。


CALLING(コーリング)〜黒き着信〜
■機種:Wii
■メーカー:ハドソン
■発売日:2009年11月19日発売予定
■価格:6090円[税込]
■テイスト/ジャンル:ジャパニーズホラー/アドベンチャー
■プレイ人数/1人
■CERO:12歳以上対象
■備考:プロデューサー/中田伸一

※『CALLING(コーリング)〜黒き着信〜』の公式サイトはこちら

 

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