HOME> ゲーム> 3Dアクション感覚、『鉄拳6』の“シナリオキャンペーン”モードを遊んできました
バンダイナムコゲームスのブースでもっとも目を惹く展示と言えば、メインステージのそばに置かれた等身大『ガンダム』の頭部だろう。スモークが出るわ、目が光るわで、とにかくもう大変だ。しかし、それにばかり目を奪われていると大事なものを見落としてしまう。『ガンダム』の頭部からステージを挟んで反対方向に視線を移すと、そこには拳を突き出し合う『鉄拳』シリーズの“三島一八”、“風間仁”親子が! そう、こちらのエリアではプレイステーション3、Xbox 360用ソフト『鉄拳6』(2009年10月29日発売予定)が出展されているのだ。男子心を刺激するオブジェを横目に、さっそくプレイしてきました。
と、言ってみたものの、『鉄拳6』は現在アーケードで稼動中のタイトルを移植した作品。プレイしたところで「アーケードと同じ興奮が家庭でも味わえます!」という、あまり意味のないリポートになるのでは? と思ったりも。どうにかもっと有意義なリポートにできないものかとキョロキョロしてみると、見慣れないゲーム画面が流れている体験台を発見! ……非常にわざとらしい前振りになってしまったが、今回『鉄拳6』はふつうに対戦が楽しめる台に加えて、家庭用版オリジナルとなる“シナリオキャンペーン”モードが遊べる台も用意されていたのだ。このモードは、つぎつぎと現れる敵と戦いながら物語を進めていくという構成で、プレイ感覚は3Dアクションゲームに近い感じ。しかし、出せる技などはそのままで、もちろん空中コンボを決めることも可能だ。
記者が選んだキャラクターは“マーシャル・ロウ”。シリーズ1作目から登場し続けており(一部作品では息子の“フォレスト・ロウ”が登場)、初心者でもとりあえずガチャガチャ操作すれば技がつながるという印象のキャラだ。なお、シナリオキャンペーンはほかのキャラクターとタッグを組んでプレイすることになる。今回はひとりで遊んだため、もうひとりはコンピュータが操作することになったが、ネットワークを介せばほかの人といっしょにプレイすることも可能だ。
移動は行きたい方向にスティックを倒せばオーケーで、倒し続けるとダッシュ、チョンチョンと2回スティックを倒せばステップといった具合で、奥と手前への移動があることを除けば対戦格闘の『鉄拳』とまったく同じになっている。違うところは、ロックオンがある点。このモードでは攻撃する方向にある程度自動で補正がかかるのだが、複数の敵に囲まれた際にはこれがアダとなり、狙ったところに攻撃をくり出せないことがある。そういった状況のときにロックオンを使うことで、対象となる敵を捕捉し続けて効果的にダメージを与えることができるというわけだ。基本的な操作はだいたいこんな感じ。では、今回プレイできたステージの様子などをお届けしよう。
今回のバージョンでは3つのステージをプレイすることができた。最初に訪れたのは港らしきエリア。スタート地点から少し進むとさっそく敵からの襲撃を受けることになる。とは言ってもまだまだ序盤ということでとくに苦戦するようなことはなく、適当に攻撃を出していればバンバン倒せてしまう。囲まれたときは回し蹴りや足払いなど回転系の攻撃が効果的。一気に敵を蹴散らす爽快感は、『鉄拳』というよりも『無○』シリーズに近いものがあるかも。そんな具合にサクサク進んでいくと、前方にガトリング砲が落ちているではないか。『鉄拳6』には武器などを使用して攻撃する“アイテム技”というものが用意されているが、そのシステムはシナリオキャンペーンにも一部流用されているいうわけだ。さっそく拾い上げて、向かってくる敵に向けて発射。これがまた、なかなかに強力で、おもしろいように敵を倒すことができて、思わず「武器サイコー!」と叫びたくなるほど。しかし、本作はあくまで『鉄拳』。“鉄”の“拳”で戦う作品に武器など邪道……というわけではないだろうが、とりあえず武器はある程度使用すると消えてしまう。
ステージのラストにはボスが待ち受けている。登場するのは、プレイヤーキャラクターの誰か(今回確認した限り)で、これまでの雑魚敵と比べて強さは段違い。気を抜くとコンボを決められてしまったりするので、ここは気持ちを切り替えて対戦格闘の『鉄拳』をプレイするつもりで臨みたいところ。ステージクリアー後には報酬を受け取ることができ、キャラクターを強化するアイテムが登場することもあるようだ。
つぎにプレイしたステージは路地裏といった雰囲気で、いちばん奥まで進むとそこには道場があり、中に入ると“キング”、“マードック”という危険すぎるタッグがいるではないか。このようにボスもプレイヤー同様タッグで登場することがある。また、ボス戦では雑魚敵もいっしょにワラワラと出てくることがあるので、場合によっては数的にかなり不利な状況で戦うこともあるだろう。
3つ目のステージは、動物がいっぱいでとても牧歌的。しかし「かわいいー」などと呑気なことを言っていると一瞬でタコ殴りにされてしまう。説明の必要もないと思うが、『鉄拳』シリーズは、すべての作品にクマだったりカンガルーだったりといった動物キャラが登場している。なので、この作品では動物を見たら“撫でる”よりもさきに“殴る”。それが生き残るためのルールだ。
こんな具合にシナリオキャンペーンで3つのステージを体験してみたが、最初は対戦格闘の『鉄拳』をやり込んでいる人ほど最初は戸惑うかもしれないと感じた。実際記者がそうだったので。しかし、ロックオンを意識して操作するようになると、いつもどおりのプレイを再現することができるようになり、最後のほうは貧弱な敵に強烈な空中コンボをお見舞いするという間違った楽しみを見つけてしまうほど違和感なく遊ぶことができた。シリーズが初めての人なら、とりあえず3Dアクションゲームを遊ぶ感覚でプレイすれば問題なし。システムはあくまで『鉄拳』なので、そうやって遊んでいるうちに自然と対戦格闘の腕前も上がっていく……かもしれない。
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▲一般公開日には、これだけの行列が! |
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