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レベルファイブブースと二ノ国に行ってきました
【TGS2009】

2009/9/26

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●いつまでも浸っていたい『二ノ国』ワールド!

 東京ゲームショウ2009レベルファイブブースでは、ニンテンドーDS用ソフト『レイトン教授と魔神の笛』、『イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ファイア/ブリザード』、『二ノ国』のいずれかをプレイすることができ、試遊した人には必ず“レベルファイブ プラチナ 福袋”がプレゼントされる。超豪華な福袋が目当てか、ビジネスデイの2009年9月24日、25日ともに大盛況だったレベルファイブブースを体験してきました。

 

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 “レベルファイブ プラチナ”と言えば、一昨年、レベルファイブがパブリッシャーとなって初出展した東京ゲームショウ2007でブースのシアターを視聴した人全員に“レベルファイブ プレミアム シルバー”という限定ニンテンドー用ソフトを配布。一般公開日には大勢のファンが詰め掛けて、一時ブースがダウンする事態にもなっていた。2009年8月25日に行われたレベルファイブの新作発表会“LEVEL5 VISION 2009”で、日野晃博社長は「2年まえとは違い、今回は万全の体制を整えます」と明言していたのだが……?

 

 今回の東京ゲームショウ2009では、行列必至のコンテンツについては各ブースではなく会場内の別の場所で整理券を配布している。が、レベルファイブは自社ブースにてファンをお出迎え。ブースの周囲にあらかじめぐるりと待機スペースが設けられており、大人数にきちんと対応できるよう考えられているようだ。まずは、この列に並んで順番を待つことに。じつはレベルファイブブースには全出展社の中でも最大規模のニンテンドーDS試遊台250台が用意されており、かなり回転は速い。ブース内に案内されると、正面のシアターでレベルファイブの新作ソフト『二ノ国』や『レイトン教授と魔神の笛』に始まり、PSP(プレイステーション・ポータブル)用ソフト『ダンボール戦機』や『アタマニア』シリーズに至るまで多数の最新映像を観ることができた。
 
 シアターの視聴時間は20分ほどで、その後はブースの奥に設置された体験コーナーへと一斉に移動。ここで体験できるのは、プレミアム 福袋に入っている限定体験版と同内容のもので、『レイトン教授と魔神の笛』、『イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ファイア/ブリザード』、『二ノ国』を選んでプレイできた。周りを見渡すと、やはり完全新作となる『二ノ国』を選択した人が多かった様子。体験時間は10分間で、終了3分まえには体験コーナーに赤いランプが点灯して知らせてくれる。正直、10分はあっとういう間なのだが、ここからがある意味でレベルファイブブースの最大のお楽しみとなるレベルファイブ プラチナ 福袋の配布となる。


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 ブースの出口では、コンパニオンのお姉さんがひとりひとりに赤い袋を手渡してくれる。中身は当然ながら見えず、開けてからのお楽しみ。福袋には、ニンテンドーDS用体験版ソフト『レベルファイブ プレミアム プラチナ』か、プレミアム映像ディスク(DVD)『レベルファイブ プレミアム ダイヤモンド』のどちらかが封入されている。もちろん、中を確認して交換を申し出ることは不可。

 

 『プラチナ』のほうは、『レイトン教授と魔神の笛』と『イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ファイア/ブリザード』、『二ノ国』の体験版が収録された製品版にも劣らないほどの大ボリュームソフト。しかも、この3つの体験版をクリアーすると、『レイトン教授と魔神の笛』に収録されるおまけモード『レイトン教授のロンドンライフ』をプレイできてしまうというのだから驚き! 『ロンドンライフ』はレベルファイブの異色RPG『ファンタジーライフ』を『レイトン教授』の世界観で再現したもので、ゲーム中の世界、タイニーロンドンで自由気ままにスローライフを送ることができる。体験版ソフトとは言いながらも、がっつり遊べる超プレミアムなソフトなのだ。

 映像ディスク『ダイヤモンド』には、『レイトン教授と魔神の笛』や、『イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ファイア/ブリザード』、『二ノ国』を始め新作ソフトの最新映像が収録。こちらも大ボリュームで、ソフト発売を待ちわびるファンにはたまらない映像の数々をじっくりと楽しめる。
 

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 さて、『レベルファイブ プレミアム プラチナ』を入手できたので、さっそく『二ノ国』を体験してみた。タイトル画面で早くも最初の感動。『二ノ国』はスタジオジブリ、久石譲氏との豪華コラボレーションが話題となっているが、この体験版にも久石譲氏の楽曲がフルオーケストラ音源で収録されているのだ。その音を最大限に楽しむため、ヘッドフォン着用が推奨されているほど。タイトル画面でさっそくその音を聴くことができ、自分のニンテンドーDSから流れてくる壮大な曲に鳥肌が立ってしまった。

 

 体験版は、オリバーが二ノ国のゲートを開くところから始まる。製品版では、ソフトに『マジックマスター』というゲーム中のアイテムと同じ本が付属され、ここに書かれた魔法の文字、ルーンを調べてタッチペンで描くことで魔法が発動するのだが、体験版は画面上にルーンが表示。指示に従ってタッチペンを使い、ルーンを描くと……スタジオジブリが手がける独特な温かみのあるムービーに。現実の世界では何もなかったところに二ノ国への扉が出現し、涙の妖精シズクに従って異世界へと旅立つことになった。

 

 シズクの説明によるとオリバーは透き通った心の持ち主で、二ノ国に現れた闇の魔導士ジャボーを倒すことができるかもしれないのだとか。そのためには、魔法を学ばなくてはならない。魔法を使うには魔法の杖がいる、ということで、杖を求めてゴロネール王国を目指すことに。その道中で長老“古の木”と出会い、旅の準備を整えながらチュートリアル的な部分をプレイできた。

 

 モンスターとの戦闘は、ランダムエンカウントのコマンドバトル。戦闘中に使う魔法は、ルーンを描くのではなく、コマンドを選択するだけで発動する。RPGのオーソドックスなバトルシステムなので、誰でも迷うことなくさくさくとプレイを進められそうだ。特徴的なのは、オリバーの仲間となるルッチという名のキャラクター。このキャラは、オリバーの心の戦士“イマージェン”で、ふだんはかごに入れて育てるそう。自分好みのキャラクターへと成長させる育成要素があるようだ。

 

 古の木のもとでさまざまなレクチャーを受けたあと、古の木にふたたび話しかけると頼みごとをしてきた。これはクエストで、受けるかどうかは任意で決められる。古の木のお願いは、モンスターが落とす“ようじゅつきのこ”を持ってきてほしいということだったのでクエストを受けることにし、アイテムを持ち帰ると“えいゆうポイント”をもらうことができた。困っている人を助けることでえいゆうポイントを獲得でき、これによってそれまで話を聞けなかった人と話せるようになったり、行けなかった場所に行けるようになるらしい。ゴロネール王国への道すがら、道を通せんぼするように生えていた毒の草を抜いたときも「ほかの人もここを通れるようになった」ということでえいゆうポイントが加算された。ちなみに、毒の草は“どくそう”という名のアイテムとして手元に残り、これは合成アイテムとして使えるようになるそう。レベルファイブの作品ではお馴染みのやり込み要素である合成システムは『二ノ国』でも健在だ。

 

 古の木と出会った“北の森”を抜ける際には、ボス的なキャラクター“北の森をおさめる聖獣ヌシ”とのバトルが勃発。ヌシのくり出す衝撃波はかなり強力で、オリバーとシズクには大ダメージだったのだが、ルッチはこれをやり過ごすことができる。そこでシズクに提案されたのが、バトル中の“はいち”を変えること。戦闘画面は上画面に敵キャラクター、下画面に仲間たちが表示されるのだが、タッチペンを使って仲間キャラクターの配置を自由に組みなおすことができるのだ。ここでは、ルッチの真後ろにオリバーとシズクを配置して、衝撃波を食らわないようにする。タッチペンでスライドさせるだけで自由な陣形を組むことができ、何度でもやり直すことが可能だ。このはいちシステムはじつに直感的で心地よく、今後のバトルでもさまざまな“遊び”が用意されていそうな予感。

 

 このあと、体験版ではゴロネール王国へとたどり着くところまで物語が進むのだが、それは運よく『レベルファイブ プレミアム プラチナ』を入手できた人のお楽しみということで……。『二ノ国』を実際にプレイしてみた感想としては、スタジオジブリのアニメーションや久石譲氏の楽曲、豪華声優陣によるボイスが非常に効果的で、二ノ国の世界にずっと浸っていたいと思わせてくれる。加えて、とっつきやすいシステムながら奥の深い要素が満載で、どんどんプレイにハマっていきそう。ほんの触りの部分だけながら、ここから始まる二ノ国での冒険に思いを馳せ、ますます製品版が楽しみになった。


 

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