HOME> ゲーム> “EA SHOWCASE TOKYO”で『Left 4 Dead2』、『ダンテズ・インフェルノ』などの最新情報が公開
●東京ゲームショウ2009に1日先駆けて最新作をプレゼンテーション
東京ゲームショウ2009の開幕より1日早い2009年9月23日、エレクトロニック・アーツがプレス向け発表会“EA SHOWCASE TOKYO 2009”を開催。東京ゲームショウ2009のために世界中から集まったプレスに向けて、『Left 4 Dead2』などの最新作を披露した。
発表会は、各タイトルのプレゼンテーションと試遊がメイン。まずステージで、今回披露される全タイトルの試遊内容が説明されたのち、各タイトルのコーナーでプレゼンテーションと試遊プレイが同時に行われるというスタイルで行われた。世界から集まったプレスを意識してか、発表も基本的に英語。ワールドワイドにタイトルを展開するエレクトロニック・アーツらしく、海外の発表会のような雰囲気で行われた。
出展されたタイトルは、『Left 4 Dead2』、『FIFA10 ワールドクラスサッカー』、『デッドスペース エクストラクション』、『Army of Two:The 40th Day』、『Battlefield: Bad Company 2』、『ダンテズ・インフェルノ』など。以下に各タイトルのプレゼン内容をお届けする。
その革新的な協力プレイ体験により、ここ日本でも話題を呼んだ『レフト 4 デッド』。その続編となるXbox 360用ソフト『Left 4 Dead2』は世界のゲーマーがリリースを待ち望むタイトルのひとつだ。開発を行なうValveからレベルデザイナーのキム・スウィフト氏が登場し、プレゼンテーションを行った。基本的に前作のよい部分を踏襲して、本作ではより大きく進化。ゾンビたちの出現をコントロールするAIシステムが改良されているのはもちろんのこと、今作では天候の変化やプレイ中に地形が変化し、進路を変えて迂回しなくてはいけなくなることもあるという。4人のプレイヤーが協力して生還を目指すキャンペーンモードは5種類収録され、生存者側とゾンビ側に分かれて戦うバーサスモードも用意。まったく新たなマルチプレイモードもあるとのこと。特殊能力を持ったゾンビも、プレイヤーの体を乗っ取って仲間たちから引き離す“Jockey”や、Tankほどではないが強大な体躯でプレイヤーを弾き飛ばす“Charger”、そして酸性のつばを吐く“Spitter”など、新たな恐怖がプレイヤーを待ち構えている。
会場では4台の試遊台が設置されていたが、つねに人が途切れず人気のブースのひとつだった。本作の新要素である打撃武器では、ゾンビを一刀両断するチェーンソーがやはり強烈。余裕でゾンビをぶった斬れるが、あくまでも油断は禁物だ。いつのまにか特殊なゾンビの接近を許してしまい、悲鳴をあげることになるのが『レフト4 デッド』の世界なのだから……。打撃武器はこのほかにもギターやフライパンなど、“わかっている”セレクションが用意されている。なお本作は東京ゲームショウ会場でもプレイできるとのことなので、チェックしてみてほしい。
●毎週データが更新される『FIFA10 ワールドクラスサッカー』
『FIFA10 ワールドクラスサッカー』(Wii、プレイステーション3、Xbox
360、プレイステーション2、PSP用)は、サッカーゲームの定番『FIFA』シリーズ10作目のタイトルとしてエレクトロニック・アーツがとくに力を入れているタイトル。EAカナダの牧田和也氏(エグゼクティブ・プロデューサー)がプレゼンテーションを行った。オリジナル選手を作成する新モード“バーチャルプロ”のほか、現実のサッカーの結果が毎週行われるアップデートにより反映される“マイ・ライブ・プレミアムサービス”、スティック操作で選手を全方位に動かせる360゜(スリーシックスティ)ドリブルと体を使った守備との攻防といった、『FIFA10』でしか体験できない魅力がアピールされた。
その牧田氏へのショートインタビューをお届けする。
−−体験版が配信されましたが、反応はどうですか?
牧田和也氏(以下、牧田) 日本からもたくさんのかたにダウンロードしていただいて、5万人ぐらいですかね。ワールドワイドで言いますと、もうここ1週間ぐらいで前作の体験版のダウンロード数を超えることができました。
−−もうフィードバックは来てるんですか?
牧田 プレイヤーのみなさんからフォーラムの書き込みなどをいただいていますので、「リリースまでには直るよね」なんてものについては対応していこうといま頑張っています(笑)。
−−オランダ代表が実名で登場することも発表されました。
牧田 時間がかかりましたが、やっと契約することができました! これで登場する主要な代表チームについては実名でプレイすることができます。来年はワールドカップもありますので、それはまた別ですが。
−−そのときは日本代表も?
牧田 はい、いまのところ入る予定です。もし今年『FIFA10』を買われなかったとしても(体験版を試して)来年、またはその次につながるような楽しみかたをしていただければなと。まだまだオンラインモードなどもありますので、そちらも楽しんでいただきたいです。
−−自分の顔を取り込んだ選手を成長させていくバーチャルプロモードも発表されましたね。チャレンジをクリアーしていくことで超ロングスローなどのスキルや新しいキットなどをアンロックできるということですが、チャレンジが受けられるのはプラクティスアリーナだけですか?
牧田 いえ、試合中などいろんなモードでスキルアップしていきます。
−−たとえば何ゴール決めたとか、そういった条件も?
牧田 そうです。プレイしていると能力があがって、それをステータスに割り振ったり、ユニフォームをアンロックするといったことができるようになります。かなりいろんんなことがバーチャルプロを通してできますね。
−−それに加えてライブシーズンも発表されています。実際の試合結果がどういう形でゲームに反映されるんですか? ある一試合だけを考えるなら、先週末の何リーグ第何節のどこ対どこの試合と同じ状況でプレイする・・・・・・というのはわかりやすいのですが、マネージャーモードなどではちょっと想像がつきにくいです。
牧田 ライブシーズンはそれ専用のモードになっています。ダウンロードしたデータを元に、その前の週末に行われた試合の状況をそのままプレイできるんです。グラフで自分がライブシーズンでプレイしたチームと、実際のそのチームの結果の比較を見ることができますよ。
−−それで毎週データが更新されて、プレイして実際の試合結果に挑戦していくと。
牧田 そうです。更新するデータの量が重要で、選手の能力値はもちろん、イエローカードの累積やケガなども含まれていますので、自分のチーム運営にも影響してくるんです。
−−週末にサッカーの試合を見て、翌週データが更新されたら「先週の試合、絶対俺が逆転させてやる!」と燃えそうですね!
牧田 はい、ゲームで現実のサッカーのフラストレーションを発散していただこうかと思います(笑)
●戦車、装甲車、ヘリなどの乗り物が強化された『Battlefield: Bad Company 2』
『バトルフィールド・バッドカンパニー』の続編『Battlefield: Bad Company 2』(Xbox 360用)のプレゼンテーションには、プロデューサーのカール・マグナス・トレードソン氏とパトリック・バッハ氏が登場。プレゼンテーションでまず強調されたのは、ビークル(乗り物)の強化。本作では15種類以上の乗り物が用意されており、おなじみの装甲車や戦車、ヘリなどに加えて、ひとり乗りのバギーなども見ることができた。そして前作でも強烈な印象を残した、建物などのオブジェクトの破壊も“デストラクション2.0”としてさらに進化する。建物の一部を崩して銃撃するための射線を作ったり、邪魔なビルを完全に破壊するなど、相変わらずド派手。マルチプレイでのカスタマイズ要素も強化されており、4つのクラス(職業)、40以上の武器、15以上のガジェット、同じく15以上の特殊能力を組み合わせて行くと、すべての装備の組み合わせは1万5000種類以上にも上る。
会場では実際に砂漠のステージをプレイすることができたのだが、戦闘ヘリのミニガンが唸りをあげ、戦車が目標へと次々に突撃。爆発音が絶え間なく聞こえ、煙があがらぬときはない。『バトルフィールド:バッドカンパニー』、『バトルフィールド1943』と続いてきたシリーズの正統進化と言えるだろう。
プロデューサーのカール・マグナス・トレードソン氏に話をうかがった。
−−GDC09で初公開された映像を見て以来、ずっと遊べる日を期待してきたんですが、マルチプレイはやっぱり本作でもド派手でおもしろいですね!
カール・マグナス・トレードソン(以下、カール) サンキュー、ドモアリガト(笑)
−−ちょっと気になっていることがあって、前作『バトルフィールド:バッドカンパニー』では、伝統ある『バトルフィールド』にひと筋縄ではいかないワルたちのストーリー性が入ったシングルプレイモードが盛り込まれたのが個人的には画期的でした。これまで発表されてきた内容はおもにマルチプレイ対戦についての内容となっていますが、本作のシングルプレイはどうなんでしょう?
カール シングルプレイについては、まだ意図的に発表していないんだ。でも年内にはシングルプレイの話も出していくよ。前作のキャラクターたちが好きなら今度の『バッドカンパニー』もヤバいよ!
−−マルチプレイを遊んでいて気づいたのですが、本作ではヘリコプターがこれまでよりずっと最新の戦闘ヘリっぽくなっていますね。これまでとは違った攻撃とか高速な移動が可能になっているんですか?
カール 本作では乗り物を全般的に強化したんだけど、そのなかでも戦闘ヘリはとくに調整した部分だ。スピードや攻撃力も調整したし、操作も簡単になってホバリングもできるようになっているよ。銃撃も前作ではずっと撃ちっぱなしだったけど、今回はガンシップのように“ダダダッ、ダダダッ”とバーストして撃つようにした。ガンナー用のシートもあるから、脇からの攻撃も可能になっている。そして、ミニガンを装備した輸送ヘリも用意している。スピードはちょっと遅いけど小隊4人が搭乗できるようになっていて、パイロットシート以外にもガンナーシートがふたつあるんだ。
−−マップがすごく大きいというのが『バトルフィールド』シリーズの特徴ですが、本作ではどうですか?
カール 1平方キロメートルから4平方キロメートルぐらいまであるかな。前作同様、ゴールドラッシュモードなんかだと縦長のマップになるので、長さはまちまちだけどね。
−−新しいマルチプレイモードはありますか?
カール もちろん! 前作同様のコンクエストモード、ゴールドラッシュ以外にもふたつの新しいモードが発売時にはプレイできるよ。もっと小隊のチーム重視になっているんだ。
−−では日本のファンもずっと待っていると思うので、メッセージを。
カール 作っていて僕たちもすごく楽しくて、一日でも早く出したくて出したくてたまらないんだ。前作はXbox 360版とプレイステーション3版とで発売が少しあいてしまったけど、今年はPCともども同時の発売を目指しているんで、発売されたら戦場で会いましょう!
−−いまのところ体験版の配信の予定はありますか?
カール βテストとするか体験版の配信をするかはまだ決めてないけど、発売前には必ず触れる機会を設けるつもりだよ。
●『ダンテズ・インフェルノ』“愛欲の地獄”のボスは危険な表現のクレオパトラ
2010年発売予定のプレイステーション3、Xbox 360、PSP(プレイステーション・ポータブル)用ソフト『ダンテズ・インフェルノ』は、ダンテの『神曲』(地獄編)を題材にしたアクション。巨大な鎌状の武器を持った主人公ダンテが現れる敵を引き裂く表現は海外ゲームならでは。アクションだけでなく、パズル的な要素もふんだんに盛り込まれており、歯ごたえがある。ゲームは『神曲』の世界観を忠実に再現し、9つの罪に対応した9つの圏(世界)により構成されるが、今回は初披露となる“愛欲の地獄”の一部が体験できた。なお、最後に登場するボスのクレオパトラがかなり危険な表現になっている。性的描写に嫌悪感を感じる人は読み飛ばしたほうがいいかもしれない。
プレイステーション3用のデモ版は中央に巨大な蛇の頭の像が置かれたステージからスタートする。体をクネクネさせながら襲いかかってくる女性タイプの敵(テンプテス)を倒しているうちに、ステージ左にレバーがあるのに気がついた。このレバーに近寄ると、“R1”と表示された。表示のとおりにR1を長押しすると、蛇の像が口を開いた。当然、口の中に入ろうと試みるわけだが、すぐに閉じてしまってなかなかうまくいかない。何か発想の転換が必要であるようだ。いろいろと試すうちに、蛇の口が開いたときに、牙を攻撃して破壊できることに気がついた。蛇の口をくぐると、天蓋つきのベッドに座った女性が姿を現す。主人公ダンテが追い求める永遠の女性、ベアトリーチェだ。しかし彼女は登場するや否や、上昇していくリフトに乗って姿を消してしまう。このリフトに乗ってベアトリーチェを追わなければならないわけだが、ここにもパズル要素が盛り込まれてる。ネタバレは避けるが、先ほどの蛇の口と同様に、単純にワンステップの行為で解けるパズルではない。このように、『ダンテズ・インフェルノ』のパズル要素はひと捻りされたものが多い模様。巨大な鎌で敵をぶった斬っていく荒々しい戦闘や、この“愛欲の地獄”での官能的な描写とは裏腹に、トライ・アンド・エラーをくり返してギミックを解いていく、パズル的な要素が重要な役割を演じている。リフトの謎を解くと“愛欲の地獄”のボス、クレオパトラが登場するが、このクレオパトラの描かれかたがすさまじい。完全に露出させた胸がゆさゆさと揺れるのだが、その突起部分から赤ん坊のような小さな敵を数体、粘っこい液体とともに排出するのだ。その小さな敵がダンテめがけて襲いかかってくる。とにかく近寄るまえに倒したいという嫌悪感を感じる。こうした描写は、海外ゲームならではの表現なのかもしれない。
●“全米が吐いた”部位破壊の『デッドスペース』
2009年10月1日発売予定のWii用ソフト『デッドスペース エクストラクション(仮題)』は、日本未発売のプレイステーション3、Xbox 360、Windows用ソフト『Dead Space』の続編となるWii用ソフト。マルチプラットフォームではなく、Wii専用ソフトとして開発されているTPS(3人称視点シューティング)だ。前作は残酷描写が話題になったが、Wii用ソフトとして発売される本作でも、グロテスクとも言える表現は健在だ。日本では家庭的な印象があるWiiで残酷描写が話題になるタイトルをリリースすることは不思議に思われるが、エグゼクティブ・プロデューサーのスティーブ・パプティス氏はWiiで部位破壊をでやることに意義があることを強調し、「これこそWiiオーナーが求めているものだ!」と語った。国内でヒットすれば、Wiiの新たなユーザーを開拓したタイトルとなるはずだ。なお、CEROのレーティングは“D”(17歳以上推奨)となる。
会場で体験できたのは、ストーリーモードのチャプター3の一部。謎の奇病に冒されたクリーチャー(ゾンビのようなもの)が発生したスペースコロニー“イージスVII”から脱出しようとしているグループが主人公となるが、チャプター3では地下から別グループが待つスペースシップに向かう場面が描かれる。操作はWiiリモコンで動く方向を示して、Aボタンで決定。クリーチャーが襲いかかってきたらトリガーを引いて撃って倒すというスタイルだ。場合によってはヌンチャクを振ってオブジェクトを斬ったり、クリチャーに取りつかれた際にWiiリモコンをシェイクしてクリーチャーを振り切るといった操作も行う。もっとも特徴的なのはやはり部位破壊で、このゲームではクリーチャーの胴体を狙うよりも、手足を破壊して無力化したほうが効率がいい。胴体に当てて倒すには3発以上当てても倒れないが、手足は1、2発で破壊することができる。自ずとほとんどのプレイヤーはクリーチャーの部位破壊を狙うことになるが、手足を破壊されてのたうち回るクリーチャーの姿はやはりグロテスクだ。公式サイトの“全米が吐いた!最恐ゲーム 遂に日本上陸”というキャッチコピーもうなずける。
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